本来なら、3月に東京の日本青年館ホールで、4月にドラマシティで上演されるはずで劇場で観劇していたはず。
新型コロナウイルス拡大の影響で、青年館公演の直前に中止の発表。ドラマシティ公演もその後中止のお知らせが。
仕方ないとはいえ、残念でした。
今回、ドラマシティでの公演が実現して、こうしてライブ配信で観ることができて、本当に嬉しかったです。
桜木みなとさん演じるオスマン帝国皇帝スレイマンの生き様と、皇帝を取り巻く家臣や後宮を描いた宝塚のオリジナル作品とのことで、同じ題材のドラマやコミックもあり、今回はどうなるのかなーと思っていました。ドラマ寄りだったらやだなー、でもビジュアルはどう見てもドラマ寄り、予習のために見たトルコのドラマが若干不安材料になってしまって。ドラマは面白いんだけど、ドロドロしすぎて6話くらいでリタイアしてしまいました。これは舞台にも少し出てきたけど、後宮の権力争いとか、後継者争いとか、漫画の方もびっくりするくらい簡単に人が殺されてたもんなー、こわーい。
感想だけでも残しておきたいと思いつつ、家のことで(チビの尿結石で)落ち着かない日々を過ごしているうちに記憶がどんどん薄れています。
タカラヅカニュースで放送された初日、千秋楽、お稽古場、ナウオンステージの映像、あとは舞台写真を見ながら、やっぱり劇場で観劇したかったなーとちょっとさびしい思いもしました。
リアルタイムでの放送のみだったので、一瞬も見逃さないように!と集中してても、夕方、お腹すいたぁーと家族が帰ってきたり、猫が画面を遮ったり、、、はっ、またチビがトイレに籠ってる!などなど自宅にいるとどうしても日常が邪魔しちゃうもんね。
細かい感想は忘れてしまったので、思ったことだけ、今思うことを残しておこうかな。
皇帝の孤独というか、国を治めるって大変ね、って小学生みたいな感想に尽きます。他国との関係や、国民の生活とか、純粋に国を良くしようと思ってても、やっぱり権力争いは身内の中でも出てくるものなんだな。
国と時代は違うけど、キングダムの嬴政も王宮の紛争で命を狙われたりしたもんね、成蟜の反乱に始まって、呂不韋側にも狙われたし、実の母の太后さまにも攻め込まれて。他の国との戦いよりも大変かもしれないなーと思ったものでした。誰のことも信じられなくなりそうだけど、政は強いです、かっこいい。
合従軍に攻め込まれて亡国の危機にあるとき、戦って我らの国を守りきるぞと政に言われ、命をかけて戦おうとする蕞の住民の気持ちがわかる気がします。降参しようと決めていた蕞の人々に政が語りかける場面は鳥肌がたったし、何度読んでも泣きそうになります。大王さまという存在は今の日本にはないし、戦争は絶対にしてはいけないと思うので、戦いを美化したくないけど、キングダムの中ではとても好きな場面です。
桜木さんも自粛期間中にキングダムを読まれていたようなので、ぜひとも感想とか聞いてみたいです。好きなキャラは誰ですか?演じるなら誰がいいですか?私は嬴政か蒙恬が見たいです
もしずんちゃんスレイマンに国を守れと言われたら、命をかけて頑張らなくちゃ!と思うだろうな、と考えたりしていましたよ。
そして、王さまといえば、この期間ずっと読み返していた十二国記シリーズ。
家にずっと居たので読書が楽しくて楽しくて。これも何度も読み返したくなるし、むしろ何度も読んで気づくこともあって、読むたびに新鮮に楽しんでいます。色んな国の王が出てくるんだけど、日本の普通の女子高生だった陽子が、戸惑いながらも景王として国のこと民のことを想い王として自覚していく様子や、大人はあてにならないから私が恭王になると旅に出る12歳の珠晶ちゃんの物語、延王尚隆も戴王驍宗さまも国と国の民を救いたいと純粋に思っているのに、なかなか国を治めるのは大変そう。十二国記には麒麟の存在があるからまた違った世界観なんだけど。
でももしオスマン帝国に麒麟がいたら、間違いなくずんちゃんスレイマンの元に駆けつけて誓約すると思うわ。麒麟じゃなくても跪拝したくなるようなスレイマン様でした。
桜木さんは十二国記シリーズで好きなキャラは誰かなー、陽子かな、泰麒かな。演じるなら誰だろうな、景麒の雰囲気はあるかもしれないけど、絶対楽俊が見たいです。楽俊には陽子だけじゃなくて読んでる方も救われたので。ずんちゃん楽俊にみんな救われるといいと思う。
壮麗帝の感想を書くはずが、王さま繋がりで違う話になってしまった。壮麗帝の記憶が薄れてしまってるからね、
早くもう一度見たいのでスカイステージで放送してもらえることと、楽曲の配信を楽しみにしています。そしたら改めて感想書けるかな。
とにかく5日間の公演が無事で良かったです。