ギリシャ劇場とディオニュシオスの耳～シチリア旅行3日目Vol.1

3日目の朝は前回のシチリア旅行で行かなかった
ネアポリ考古学公園内のギリシャ劇場からスタート。
この劇場の階級別座席は、古代ギリシア時代に
建造されたものとしては最大規模だそうです。

シラクーサ出身で最も有名な人の一人が、自然哲学者の
アルキメデスでこの地でアルキメデスの原理を発見したのだとか。
日本人にもっとも馴染みが深い話といえば、太宰治氏の
「走れメロス」だろう。メロスが目指した地が現在の
シラクーサだったそうです。
最近では、モニカ・ベルッチ主演の映画「マレーナ」の
ロケ地にもなった古都シラクーサはギリシャ時代は
アテネと同じくらい栄えていたとか。







ギリシャ劇場から眺めるイオニア海がまた最高なんです。
早起きして、人の少ない朝一に来るのがお勧めです。




そしてディオニュシオスの耳も必見です。
メロスに走るよう命じた王はディオニュシオスが
モデルとされています。高さ36mの洞窟の中はかつて
牢獄として使用されていて、また音響効果が優れている
ことでも有名。この時、観光客のひとりが突然
アヴェマリアを歌いだし、神聖な空気に包まれた
現場はとても神秘的で不思議な気持ちになりました。


天使の石切り場


植えられたオレンジの爽やかな香りが
私たちを優しく包んでくれました。


ヒエロン2世の祭壇


古代ローマの円形闘技場

古代遺跡をはじめ、見所満載のシラクーサはイタリア本土より
物価が安く食事もホテルも手頃な価格。そして陽気で自ら観光客に
歩み寄り親切にしてくれる人が多かった。いつも癒してくれる
シラクーサはシチリアの中でも特に好きな街です。

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