弟が到着すると、件のへらへらしたブスな医者が、ヘラヘラ笑いながらやってきて、
死亡宣告をした。
本当にへらへら笑っていて、ぶっとばひてやりたくなった。
「○月○日、、あれ?△日か、、あはははは」
看護師は気まずそうに愛想笑いを浮かべて医者に合わせていた。
こんな、こんな人の命の重さを、かけらも大事に思えないような医者、、、、、、
かろうじて、「お世話になりました」とご挨拶したけど、言いたくなかった。
いつも、酷かった。
その人には子供がいると聞いていて、こんな人に育てられる子供ってどんなふうにそだつんだろう?ってかなしくなったりもした。
死亡宣告をされると、「さぁ出て行って」モードがすごい。
病院の葬儀屋はマージンとられて癪だから、自分達で手配をする。
っていっても電話一本かけるだけだから。
ありがたいことに、葬儀屋さんっていうのは、24時間対応していただける。
そして、大切な方々には電話で手短にお知らせを。
なんて、辛い役目なんだ、、、、😭
母の着替えを取りに帰り、きれいにメイクをして葬儀屋さんの到着を待つ。
随分急かされたような気もするけど、着替えを取りに行って、着替えさせてもらってめいくまでしているのだから、それなりにゆっくりお支度させてもらったんだよなぁ、、、、、
葬儀屋さんが迎えにきてくれて、打ち合わせのために母と共に葬儀屋さんに向かう。
午前3:00、、、、、、
暗い霊安室からこんな道あったのね、、、って裏道を通って大学病院を出る。
わたしは決してこの病院にはお世話になるまいと心に誓う。
こんなにわかりやすく論文だけ書いて患者の命なんてどうでもいいであろう医者は初めてだった。
セカンドオピニオン、明日だったのに、、、
もっと早く別のお医者様にみせていたら、、、
救急車に遭遇するたびに、助かりますように、間に合いますようにと願っていたのに、、、、
「たられば」があふれてくるけど、これが母の寿命。
へとへとになって明け方帰宅し、仮眠をとる。母は葬儀屋で預かってもらった。
なんとなく、その方が良い気がした。出棺で誰かに出くわしたりするのも嫌だろうなと思ったから。
そして、、、、
程なくしてモンスター帰京である。