生まれ変わった実家

半年ほどかけて、本当に断捨離頑張ったと思います。

DIYも頑張った。電気もスマートホームにして、とても快適に暮らしていました。

モラの引退までに引っ越せばいいやとおもっていたので、週末は彼の家で過ごしつつ、家探しを始めました。

何軒マンション見に行ったかわからない、、、方位にもこだわるのでなかなか良い物件が見つからず、賃貸も視野に入れて不動産屋さんにリクエストをいれたりもしておきました。

マンションの内見をしつつも、能天気なわたしは頭のどこかに、結婚するって言ったらマンション買ってくれるんじゃないかなー？だって弟は一軒家買ってもらったし。

とか、実家をリフォームして二人で住んだら？と言われるんじゃないか？なんて思ったりもしていました。

こんなにきれいになった家をみたら、かんどうするだろうなとも。

だって、古いお風呂の床のタイルはヒビが入ってそれを、無理やり修復した（モラが）きたない状態、冬なんぞ、ヒートショックでお年寄りはあぶないくらいの寒いお風呂。

お風呂の壁はこれまたモラが昔貼ったボコボコのタイルが湿気で膨れ上がり、いつ崩れてもおかしくない状態。

極め付けは40年以上交換していないお風呂のドア。

下半分が腐食して危険な状態。

それらをひとつひとつコツコツと直していきました。

リフォームをする予定だという頭があるから、DIYでなるべくお金をかけずに頑張った。

家の玄関と廊下の壁は壁紙が剥がれたり、チビたちが無理やり剥がした跡がそのままで、ボロボロ。

もちろん黄ばみと褪色もひどく、見窄らしい状態でした。

床は絨毯じきのマンションなんだけど、もともと何色だったかわからないほど家具やらカーペットの跡がくっきりつくほど色褪せて、うすくなり、下地がみえているところも。

それらは、タイルカーペットを買ってきて、ダニ対策を取った上でひとつひとつ丁寧に敷き詰めました。

ちょっと驚くくらいきれいになった実家。

モラからは、毎月5万円が住宅維持費として振り込まれていました。

（このお金で私を、支配しているつもりなんだと思う）

実際、電話代やインターネット代金、NHKの代金やWOWOWの代金など、なぜか銀行引き落としにしていないものが多数あり、月に数万円は住宅の維持にかかるので、

その余りを使って、もちろん私も多く自腹を切って

ずっと気になっていたお家のぐちゃぐちゃをひとつひとつ整えていきました。

ここに写真が貼れないのが本当に残念なくらい見違えるように生まれ変わった実家。

断捨離といっても、捨てたのは明らかながらくただけ（賞味期限の切れた缶詰大量、変色した贈り物のタオルやシーツ、母が若い頃に着ていたテニスの洋服や、長年の保管でシミになってしまっている父のスポーツウェアなど）で、人の思い出（弟の卒業アルバムなど）はもちろん、捨てずに箱詰めして保管です。

デブだのブスだのバカだの

モラって、言い返す言葉につまると

ほぼ100%、ぶす！とか、でぶ！とか、ばか！とか子供みたいなこと言ってくるんですよね。

小さい頃、太っていたポチ（弟）は、母が、そのことをモラに責め立てられているのをみて育ったため、太ることに異様な恐怖を感じているらしく、

自分の子供たちにも、太るからとご飯をあまりたべないように言ったり（白米は太る、、サラダだけなど）

とんでも馬鹿野郎です。

そんな弟の影響なのか、あるとき、チビを連れて公園に行くと

「この公園デブばっかり」とちびが言いました。

滅多に私に怒られてこなかったチビは多分生まれて初めて私に本気で怒られて、二度とそんな考え方をしないと約束してくれましたが、身近にいる大人があれなので、期待はできません、、、、、

とにかく、何百回言われたかわかりません。

ブス！

デブ！

バカ！

ひどい時は、放送禁止用語○ン○ン野郎とまで言われました。

言った方は大した意味もないと思いますが、言われた方は一生忘れません。

スルーすればいいってよく言われたんですけど、スルーしたとて心の傷は付くよね。

離れるのが一番。

心からそう思います。

どんなに優しいところ、紳士的なところがあったとしても、あたりまえに暴言を吐き、人の心を何度も傷つける人は悪い人です。

悪い人です。

そうそう、こんなこともありましてん

断捨離を始めた頃に、友人が車を譲ってくれて、駐車場を私の名前で契約して車を所有しました^_^

でも、、、、、

モラには決して言えません。

なぜなら、昔こんなことがあったからなんです。

祖母が亡くなり、弟と二人で父の田舎に行くことになりました。

平日だったため、お通夜、葬儀が終わったら最短で戻らなくてはならず、飛行機を選択しました。

空港から田舎までは電車とバスを使っても車でも1時間ほど。

帰りの電車に合わせると、バタバタすることになるし、父はなにかと準備などが忙しいと思ったので

行動に余裕ができるよう、レンタカーを手配しておきました。

当時、弟もわたしも30代、立派な大人です。

前日、父から電話がかかってきて

「空港まで迎えに行く」というので、「レンタカーを手配してるから大丈夫」と断ると

なんと！烈火のごとく怒り出して

「あーそう。事故って死んでも知らないから。大変な道なんだよ。もう知らないから」

なぜ？？？苦笑

比較的ずっとまっすぐな国道ですが？

これから車運転する人に事故って死んでも知らないとか言うかな？

心底クズです。

何か言われても嫌なので内緒です。

ポチ（弟）には、彼氏の車借りてることにしました。

高級車なので、何も突っ込んできませんでした。

ああ、ほんとめんどくさい。

酒乱でもあるクソモラ

モラは酒乱です。

酔って電話をかけてくる時など、出るまで何十回も着信を残し、家電もしつこくならします。

なるべく出ないようにしていますが、大事な用事かな？と思って出てしまうこともありました。

ある時は、「○○にある介護付きマンションに入居しようと思う」などと、今思えばテキトーなことを言い、

また、ある時は、突然逆上して

「電気代が高すぎるんだよ！このばかやろー」などと叫んで電話をガチャ切りしたりします。

ひどい時は、電話を切っても怒りがおさまらないのか、

「明日、行くから待ってろこの野郎」などと恫喝のメッセージを送ってきます。

実の娘にここまで言えるって本当にすごい。

それでもわたしは、長年、自分が悪いのではないか？と、怯えて罪悪感いっぱいに生きてきたのです。

自分は役立たずのどうしようもない人間なのだと思い込んでいました。

この時も、怒りというより、悲しい気持ちでいっぱいになったことを覚えています。

幸い、世の中的に出張や旅行の自粛が当たり前になっていた時だったので、わたしが脱出の準備を始めてから2年近くは、モラがこちらに来ることはありませんでした。

そして、わたしは電話に出ることを一切やめました。

あの舞台役者のような大きな声を聞きたくないと思いました。

願わくば、もう、この先一生聞きたくないです。

たまに、着信がありますが無視です。

それは大抵、モラが酒に酔う頃の時間帯だからです。

昔から酒に酔うとあたりかまわず電話する癖があるらしく、よく、帰宅してから部下の方からコールバックがあり、謝っている姿を見ていました。

母が亡くなった後、何度もお嫁さんにもそれをしつこくやったらしく

お嫁さんはブチギレ（爆笑）

ポチ（弟）に、

『冠婚葬祭は仕方がないから出るけど、この先お宅の家族とは関わらない』と、宣言したそうです。

素晴らしい！正解！

断捨離の日々

脱出するとなったら、さっと荷造りして出られるように断捨離の日々が始まりました。

昼間は働いていたので、コツコツと。

リフォームするなら、このままでは無理なので徹底的に実家の断捨離も併せて行いました。

古い家具を壊して捨て、クローゼットを新設したり、壁紙を張り替えたり。

なぜボロボロに壊れたソファを捨てないのか？？？

思い切ってソファも買い替えました。

とにかくガラクタばかりの実家を整理するのは、本当に大変だったけど、何かに取り憑かれたようにわたしは断捨離を行いました。

うちの母は、たぶん発達障害で、ぱっとみきれいに整頓されて見える我が家も引き出しの中は、ぐっちゃぐちゃでしたので、本当に大変だった。

友達たちが手伝ってくれて、ゴミを運んでくれたり、、家具を運び込んでくれたりしました。本当にもつべきものは良き友達です。

弟のところの子供が遊びにきたりもしました。

「おうち、おしゃれになったねー」と喜んでいたチビたち。

その情報が弟に入ったのでしょうか？

おそらく、モラの耳にわたしが部屋を改造していることが伝わったようです。

土日に、「何してんの？」と弟から連絡がくることが増えました。

最初は、チビたちの面倒を見て欲しくて頼んでいるのだと思っていました。

が、あるとき、「横浜にいる」と答えると、

「わかった」とだけ返事が。

嫌な予感がしたのですぐに戻ると、マンションの下に弟が着いたところでした。

「近くの公園に来たんだけど駐車場がないからここに停めようと思った」

わたしはピンと来ました。

モラは弟に家の偵察を命じたのではないか？

たとえ、実家であっても、住んでいるのは私なので、モラの命令であっても私のいない間に私の許可なく部屋に侵入するのは不法侵入です。

ポチ（弟）も、よくないことをしているとわかっているから誤魔化したのでしょう？

我が家の鍵はナンバーキーで、ナンバーを知っていればだれでも開けることができます。

その夜、わたしはナンバーキーの番号を変更しました。

これで不法侵入はされずにすみます。

父が来る時は番号を戻せば良いだけなので。

とはいっても、全く、休まる時がありませんでした。

いつ連絡がくるか、いつ勝手にやってくるか？ビクビク過ごすのは本当にストレスでしたから。

その後も弟はたびたび侵入を試みていたと思います。鍵に細工しておき、鍵をいじったかどうかわかるようにしておいたのです。

でも、

父から、番号を変えたのか？と聞かれることもありませんでした。

侵入させようとしてたことがばれちゃうからね。