モラは、いつでも一番でいたい人種。
モラと、モラに洗脳されてしまった母親から何事も一番でなければいけないと育てられたわたしは、
小さい頃から、何をしても一番を取らなきゃ親に捨てられる、、、、
と、本気で思って、もがき続けてきた気がする。
小学校高学年くらいになって、うちの親って嘘つき?
人を蹴落として一番になって嬉しい?
って部分がちらほら見えてきて、すごく居心地が悪かった。
わたしは、人を蹴落としてまで一番になりたいなんて全く思わないし、嘘をついて自分を大きく見せたり、偉く見せたりすることは滑稽だと思うようになっていった。
モラが、何かを偉そうに言う。
「○○は××なんだぞ!」と。
わたしが
「それは違うよ。文献によると、そうじゃなくてこうだよ」と、訂正する。
そうすると、モラは
「バカ、デブ、ブス」と、始まる。
親に言われると、わたしはバカなんじゃないか?親があっているのか?わたしが調べた本が間違っているのか?
とにかく、何事も多方向から真実をつきとめる努力を惜しまなくなった。
親は信用できない。
芸能人の噂話から、流行りの病に関する噂まで、とにかく、もっともらしく偉そうに言うから信じてしまいそうになるけれど、それを鵜呑みにして学校で話そうものなら、大恥をかくようなひどい嘘ばかりだった。
そんな嘘ついてまで、物知りと思われたいのか?バカな人しか尊敬してくれないよ?
現に、何の疑問も持たずに嘘を都合よく信じて、モラそっくりに育ったポチ(弟)は、
「お前嘘つくなよ!」と正しいことを教えてくれる友達ではなく、「それは違うよ」と言われたら、「そうなんだよ!」とゴリ押しできるタイプの友達ばかりを、選んで大人になった。
彼は、今まで一度も結婚式に参列したことがない、、、、、
本人全く気にしてないみたいだけど。
モラの成れの果ては孤独しかないと思う。
あんた歳をとって、あの性格のままでは、だれも近寄らないな決まってる。
昔、介護の仕事をしているお友達が、家族が一人も面会に来ない人がいるけど、家族にそれだけのことをしたんだろうなっていう人格の人だと言っていた。
自業自得だよね、、、、、
人を蹴落として自分を正しく(大きく)見せるより、やっぱり、自分を磨いて知識を高めたり、人間性を高める努力をする方が絶対に幸せだと思う。
とんでもない両親のおかげで、そう言う方向に進むことができたから、なんだかんだで、この家に生まれたことはこの世でいちばんの不幸だとも見ることができるけれど、大切なことに気づかせてくれたと思えば、大変有難いことなのだと思う。