言葉喫茶【Only Once】

旅の途中で休憩中。

声無き会話

2020-07-31 20:19:35 | 言葉






身近な街の光よりも
気が遠くなるほど彼方から届く
星のささやきにふれたい
その他 何も要らない

このからだも星のかけら
いつ光るのか
いつ燃え尽きるか
誰も だれも 知らない 

流れ星にも似た一秒先の未来
後悔するのかしないのか
笑うのか悲しむのか
時の行く先は 予測もつかない

今はただ

ようやく雲がほどけた夜空を
あおぎ見て耳を澄ませる
この身ひとつにおさまらないほどの
言葉を交わしあうため

誰にも だれにも 聴かれないように