映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

2590-おかげ燈籠

2020年03月14日 | 30秒の心象風景
加西市谷口町の八幡神社の境内におかげ燈籠がある。境内の中央の拝殿から離れた境内の東の隅に置かれている。玉垣の直ぐ傍で、境内に入る東の入り口に近いところである。「おかげ」と書かれた燈籠の正面は、玉垣を背に拝殿の方を向いている。「おかげ」の文字は江戸時代の崩し字で、ぱっと見ただけではよくわからないが、「お」はひらがなの「お」に似ているのでわかりやすい。そして「か」は「可」の崩し字と理解できるが、「げ」は普通では判読できない文字である。辞典によると「希」の崩し字に濁点をつけているらしい。しかし、濁点がよくわからない場合もある。また、「か」は「加」の崩し字に見える場合もある。また、ここの燈籠には神明社という文字も見える。神明社とは伊勢の内・外宮の神を祀った全国各地にある神社ことらしいが、ここは八幡神社である。奉納された年号を探してみると、かなりの崩し字で「安政」と読めそうな文字があった。おかげ参りがはやった天保時代よりかなり後の年号になるがなぜだろうか。

30秒の心象風景15840・おかげ燈籠~谷口町八幡神社~
https://youtu.be/DBN3KYGGfz8
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