諏訪寺神社の境内に大きな石が祀られています。境内の案内版には多田廃寺の塔の基礎石であると記されています。諏訪神社から200メートルほど西には南北にまっすぐ走る車道ができています。このあたりで最も高い位置を通る新たに整備された道です。その脇に多田廃寺跡の記念碑があります。近年の調査で古代の寺院跡であることが確認され、発掘物の一部は博物館に保存されているようです。その発掘以前から寺院の礎石のような大きな石は特別なものと理解されていたのでしょうか、神社の境内まで運ばれてきているのです。ここは古墳と古代寺院が同居する田園地帯なのです。その地名は多田です。多くの田んぼができる良い土地だったことを示しています。このあたりの広い地名も山田です。古くから農業には良い土地だったのでしょう。古墳と古代寺院はそのことを証明しています。
30秒の心象風景24092・塔の基礎石~諏訪の岩穴~
https://youtu.be/6OcmFuU3DvA
30秒の心象風景24092・塔の基礎石~諏訪の岩穴~
https://youtu.be/6OcmFuU3DvA