西国三十三所観音霊場。天台宗寺院の境内で、その石仏群を見ることが多いです。八徳山八葉寺は播磨天台六山の一つとして知られる古刹です。この境内にも、西国三十三所の観音石仏があります。最初の石碑に記された内容を見ると、既存の古い石仏が新たに配置し直されたように思えます。開山堂に向かう参道脇に、一直線に並んでいて、その背後は山裾が崩れないように新しく整備工事を終えた場所なのです。一番から順に三十三番まで観音石仏が並ぶのですが、15番の次は番外になっていて、それが讃岐善通寺なのです。弘法大師の生誕の地です。石仏も弘法大師の行脚姿です。修行大師と呼ばれるものです。そして、その次も番外で、高野山金剛峯寺になっています。これは、真言宗の本山です。善通寺も高野山もともに真言宗の重要な信仰の地です。天台宗の八徳山に、なぜと感じる存在です。
30秒の心象風景27693・番外・讃岐善通寺~八徳山石仏~
https://youtu.be/Ci_azKHBYQE