映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

1054-ジャケツイバラ

2015年08月21日 | 30秒の心象風景
1053-ジャケツイバラ
 「ジャケツイバラ」とは面白い名前である。「ジャケツ」と「イバラ」の二語からできている。イバラのほうは「イバラの道」のように慣用句でも使われるなじみの言葉である。ノイバラなどイバラと名のつく植物は多い。その共通点は茎にトゲがあることだろう。ジャケツイバラの茎にもトゲが多数ついていて、不注意に触れると痛い目に遭う。ではジャケツとは何だろう。ジャケツイバラの漢字表記は「蛇結茨」である。「蛇結」とは何をあらわす言葉なのだろうか。wikipediaでは「枝がもつれ合うさまからヘビ同士が絡み合っているように見えることから命名された。」と紹介されている。しかし、枝がもつれ合ってヘビのように見えるだろうか。筑波実験植物園のwebページでの紹介文には「茎がもつれながら伸びる姿をヘビがからみ合っているようすに見立てたもの」「茎が曲がりくねり、蛇がとぐろを巻いているように見えるため」とあった。 ネットで蛇結を検索すると「蛇結び」なるものが存在することを知った。装飾的な紐の結び方の一種として結び方を紹介していた。蛇は多くの人に好かれる生きものではないと思うが、なぜか蛇に例えられるものは多いように思う。ジャケツイバラもユニークな名前をもらった一群である。

30秒の心象風景7668・大きな果実~ジャケツイバラ~
https://youtu.be/j-XhGlxv2t8
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