岩座神の棚田は石垣に特徴がある。日本棚田百選にも選ばれた美しい石積みの棚田の小さな集落、戸数わずか20にも満たない村で、高齢化も進み、いわゆる限界集落なのだそうだ。岩座神は(いさりがみ)と読む難読地名だが、千ヶ峰の南麓、杉原川の支流多田川の最上流域で、千ヶ峰が「神おわす」との山岳信仰から「岩座神(いわすわりかみ)山」と呼ばれ、後に「いさりがみ」に変化したとされている。岩座神の棚田の保存は昭和60年に始まり、平成7年に「棚田を守ろう」全国組織設立のため、高知県檮原町で開催された棚田サミットに参加し、平成8年に岩座神棚田保存会が設立された。平成9年に棚田オーナー制度を導入し、平成11年には「日本の棚田100選」に選定され、兵庫県の景観形成地区にも指定されている。
30秒の心象風景9727・飛び出した石垣~岩座神棚田~
https://youtu.be/WIkemKELahE
30秒の心象風景9727・飛び出した石垣~岩座神棚田~
https://youtu.be/WIkemKELahE