信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

初霜

2019年11月06日 | 信州の暮らし



昨日の朝は、やけに寒いと思いつつ家を出ましたが、畦の草が真っ白に…
ついに初霜が信州にも来ましたね。

天気が良い日は健康のために自転車通勤を心掛けております。
同時に車通勤では気付かない季節の移ろいも感じられるので、毎日の通勤が楽しいです。

” 面白き こともなき世を 面白く すみなすものは 心なりけり ”

「面白いとは言えない世の中を面白いと思えるか否かは、自分の心持ち次第だ」といった意味になるこの歌を詠んだのは、幕末の尊王攘夷の志士、高杉晋作であります。(一説によると下の句は野村望東尼が詠んだらしい)
自分が好きな歌の一つです。

疲れていたり悪い事が起きたりして、心に余裕が無くなってくると、つい悲観的になったり周囲の人達を恨めしく思ってしまったり、マイナスの感情が働くものですが、悪い状況下でネガティブ思考になると、さらに負のスパイラルに陥って余計悪い方へと事が運んでしまいますよね。
一難去ってまた一難と…
だから悪い事は続くというのでしょう。

一陽来復とは言うものの、悪い事象が身の上に起きて、毎回「これはとても良い事が起こる兆候だ!」と喜べるか…?
そこまで人間は強くないと思いますし、恥ずかしながら自分も然りであります。

そんな時にはこの高杉晋作が詠んだ歌を思い出して、自身を奮い立たせるよう努めております。

大変な時であっても、なるべく悲観的になったりせず、常に自然が見せてくれる表情に喜びを感じていられるような人間になりたい。
そのように思うものです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿