吉村昭の歴史小説「白い航跡」によると、日清・日露戦争の折、戦死者より脚気による病人病死者のほうが多く その病気の原因治療法が分からず
日本中を恐怖のどん底に陥れた。しかし、海軍軍医総監である高木兼寛(カネヒロ)はイギリスの留学で学んだ実践主義の医学医療を目指し、食べ物が
原因ではないかと思い当たり、試行錯誤を続けた後 これを確信し天皇に上奏し賛同を得て 海軍にのみ自分の考え、即ち 兵士の食事は白米にせず、
雑穀入りか麦飯やパンにし、副菜も増やした。その結果、白米のみの食事にこだわった陸軍では半数近くの兵士は脚気で倒れ、死に至る者も多かったの
にもかかわらず、海軍では脚気による病人は一人も出ず 日露戦争の海上での戦いを大勝利に導いた。この大きな功績にもかかわらず 高木兼寛の
説「食の大切さ」を認めようとはしなかった。その後明治44年に鈴木梅太郎によるオリザニン(ビタミン)の発見と 白米は脚気を発症させるが、玄米・分
づき米は発症させないとの大森憲太教授による学術発表で やっと白米の欠点と玄米の大切さに医学会は誤りを認めた。
昨今栄養学がもっとも進歩し 人間の生命活動には酵素と補酵素が 欠かせないコンビである事が分かっているので、
5/27は日本海開戦の日 百人一首の日 小松菜5(こ)2(ツー)7(な)の日 27日仏壇・交番・ツナの日
おかずに小松菜とツナをあわせてみてはいかがですか? 戦没者の方々にお線香を。
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