_代理人を通じた支配が、アマチュアにまで及んでいる事が明らかになりました。
クラブユース出身選手が、代理人の意図で出身クラブを離れるケース。
これも、珍しくなくなりました。
_職場選択の自由というよりは、選択権を代理人に奪われっぱなしの気もします。
結局はセルフプロデュース出来ない事が、足枷となっています。
_結局は日本のサッカー界に、目利きが居ない事が問題なのです。
ブラジルではどこの町にも、無報酬でスカウトを引き受けている様な人物がゴロゴロ居るそうです。
この国で選手の保有権が複雑なのも、こういったプロの目利きの存在を大切にしている所以であろう。
_選手を評価する目を持った人間が居ないとは言いませんが、気になった情報をクラブに上げたところで……。
日本のクラブやサッカー協会がアマチュア体質である以上、その情報が生かされるとも言い切れないでしょう。
_個人的には高校サッカーで、あるGKについて複数のクラブへ情報を送った事があります。
その選手は、大学サッカーを選んでいました。
_クラブや協会もGKの育成については、既存の選手をLvアップさせるプログラムすら持っていません。
選手や指導者任せであり、一時期はキーパーチャージを取らないジャッジが目に付いた事もありました。
これは世界的には逆行する判断であり、怪我を招きやすい危険な状況を増やしてしまいます。
_一頃に比べればどこのポジションもスケールアップしたのかもしれませんが、GKに関しては……。
平均値だけしか、向上出来ていない様に感じられます。
代表Lvのキーパーで、切磋琢磨している存在が無いのです。
_FWの育成にしても、ブラジル人や韓国人の獲得が難しくなった事で生まれたチャンス。
これを既存の選手達が、十二分に生かした結果に過ぎません。
新しく出てきた選手は、どちらかと言えばチャンスメーカーばかりとなってしまってます。
_ナショナルチームの強化となると、クラブと協会との協力は不可欠です。
その横の繋がりが、アマチュア体質である故に……。
他の関係無い組織に、利用されてしまっています。
その結果、南米選手権を辞退させられたり……。 (興味がある方は、当ブログ記事「南米選手権はこうして闇に葬られた」も御参照下さい )
競争力の無い代表選考が、まかりとおってしまう様な現状を生んでしまってます。
これは厳密には監督よりも、強化部の責任が強いと私は考えています。
監督選びに難航した理由の一つとして、推測するに……。
強化部が代表選出に口出しする事を、契約書に盛り込んであった可能性すら疑われます。
_ある引退した選手は、ソシオ制による改革を提案していました。
1万円を支払って、代表監督を投票で決めるという案です。
給与に充てる事も出来るでしょうし、次の年にも同様の投票を行えば……。
毎年、監督の給与をソシオメンバーから補填して貰える事になります。
_有名な監督であればある程に、代表で長い間拘束されるのを嫌う傾向にあります。
日本サッカー界も、トーナメントが始まる期間だけでも……。
育成タイプではなく、勝負師タイプの監督に任せる判断も必要な筈です。
_しかし、契約金すらケチらねばならない財務体質となったサッカー協会。
監督選びに、資金的ネックがある事自体が信じられない話です。
御金が無いのなら、別の方法を模索すべきであり……。
その為のソシオ制度は、アマチュア体質を払しょくする機会としても最適な手法です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます