ゆらゆらと、揺蕩う感覚。
ネタバレ注意です。
ネタバレ注意です。
「彼」とイライザが心通わせるシーンは、まさに水のなかにいるような感覚。
不自由ではないけど、自由ではない。
自由ではないけど、不自由ではない。
聞こえるけど、聞こえない。
聞こえないけど、聞こえる。
抗うこともできるし、全てを委ねることもできる。
言葉を持たない(あるいは使えない)二人は、食べること・動くこと・触れること、生き物としての本能的なところで繋がっていくような感じでした。
一転して、勝手な都合で「彼」を連行し、閉じ込め、暴行し、挙げ句殺そうとまでするところの、メリハリというか、上記のシーンとの対比というか。それが突然に切り替わるもんだから油断できないですよ。
奪還作戦にはハラハラさせられました。
ちなみにこれってR指定ありましたっけ?
と思ったら、オリジナルはR18で、公開は一部モザイク処理されてR15まみたいですね。
個人的に見落としていたので初っ端から「!?」ってなりました。
なんとなくだけど、『スリービルボード』のような「視点の違いによる理解の相違」的なニュアンスも含まれてるのかな、なんて思ったり。
ヘルボーイ見たくなりました。