見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
中村優一プロデュースによる短編3作品のオムニバス。
テーマは「狂想」。
正直言うとそこまで期待値高くはなかったんだけど、3作品とも面白かった。
めちゃくちゃサイコパスみたいな話でもなくて、メッセージ性を前面に押し出した感じでもなくて、でも観た人には何かしら残るような、そんな感想。
「狂想」ってピンとこない言葉だったけど、なんとなく腑に落ちた感じある。
「贋作」
何のどれが贋作なんだ…?って思ったけど、カマキリ踏み潰す前後で温度差すごくてゾッとしました。
何もしないなんて優しいね、なんて言われてたけど実は未遂だったし。
ノボルが明美に見せていた姿も本物じゃなかったりするのかな。
最後に、サエコの彼氏が1人で乗っていた車とすれ違ったのは…。
『失って初めて大切なものに気付いた』的に真実を知るハッピーエンドかと思いきや、色々だまされちゃった。
かまきりは幸運がやってくる象徴()
「横濱の仮族」
冒頭で「ワンショット撮影」のお知らせ。
狭い家の中で8人数が動き回ってたと思うとすごいな。
全員オカッパヘアの横濱家。いきなり家が火事で父親の権蔵が生き残り、家族に似た人を連れてきてはオカッパウィッグと着替えを渡し、家族として私を殺したものに遺産を渡す、という。
どういうことー?!
序盤から探偵SのNPCばりの定型句がナイス。
とにかく権蔵の癖強な振る舞いは個人的にはツボで、胸元で両手をふわふわさせてるの好き。
ほんとに何考えてるかわからないの怖すぎるけど。
最後ネタバラシされたけど、あれは一体どういうことだってばよ?
妻に殺されるのは二度目!妻だけ本物!実はみんな本物!妻は家族より遺産を取った!家爆破!復讐!
ってことだった…?
どこからどこまで本当の話…?
なんか俺見逃してた…?
中村優一さんの声がひたすら良かったんだが…?
「死仮面」
怖かった〜かっこよかった〜。
ピエロメイクのとこはいかにも「ジョーカー」な感じだったけど、理性のある狂人感がどんどん増していって、話の内容的にもこっちもハラハラしながら見てました。
響鬼視聴中なので渋江譲二さんが当時よりかなりイケオジなのかっこいい。
最後は「あぁ〜見えちゃったか〜」て気分。
でも割と、CGの進化や昨今の生成AIとか、身近に迫っているテーマでもあるよね。
トークショーでの鶴嶋さんの綺麗さすごくてびっくりしたわ。ありゃイズ人気でるよ。ゼロツーもよかったもの。
あと「死仮面」の米村役の秋沢さん、トークが上手で面白い人だった。
サインもらったとき、やっぱ遠目で見るのとは違って、目の前だとすごい緊張しちゃった。
向こうからしたら何人もいるうちの一人だし、やぼったい眼鏡男だから何とも思わないだろうけど。
秋沢さんと中村優一さんにはちょろっと話せたけど、賀集さん目の前にして話しかけるタイミング逃してしまったのを今更悔やむ。かまきり踏むとこでゾクッとしました。面白かったです!緊張して何も言えずごめんなさい!アギト見てました!かっこいいです!
あれもこれも話したいけど、後ろも詰まるし、俺にそんな時間は割けないから、一瞬しかないタイミングで感想とか言えないよ。無理だよ。
こんど直接感想言える機会あったら、ちゃんと伝えようと思いました。
横浜にはそんなに行ったことないんですが、行ったらこの映画のこと思い出しそうです。
おもしろかったです。