見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
俺みたいな人には向いてない作品だった、と思った。
MOROHAとか竹原ピストルとかが好きな人にぶっ刺さるタイプのやつかと。
そもそも、「不可思議/WonderBoy」というアーティストの存在や、ポエトリーラップというものを知らなかったし、自分の好みのジャンルではなかった、っていうのもある。
個人的には、あの話の流れだったら、「俺の世界は俺のもんだ。他の誰でもない。だから周りの目なんて気にしねぇ。誰が何といおうと俺は俺を生きる。俺の世界は、俺が支配してやる。」ってなると思った。
でも、「世界征服やめた」なんだよねぇ。
漫然と過ぎゆく社会で、あの頃のキラキラした未来は何処へいった、なんて思いながら変わり映えのしない今をただ生きている人。そんな人生にはもう飽きた、なんてことを思うことにすら蓋をして、無意味に、ただ時間が過ぎていくのを待つ人。そんな自分は、こんな世界では1人では生きていけない、誰かと手を取らなきゃ生きていけない。
って色々吐露した結果、「世界征服やめた」は、「この世から1抜けた」ってことかと思っちゃった。
正直、1抜けるほうが何かと楽だとは思うけどね。
俺は、色んなものに折り合いをつけたふりをしながら、自分が辛い思いしないように、自分を甘やかして生きているつもりでいるので、もっと若くて色々悩んでいるときだったら、受け取り方も違ってたのかなぁ。