~すてっぷ ばい すてっぷ~

川の流れに、雲のながれに身を任せるように

JUNK HEAD

2021年03月29日 08時19分28秒 | 映画

みてきました。

 
 
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
 
 
情熱の塊でした。
 
ストップモーションアニメといえば、極個人的には、「ミッシングリンク」のスタジオライカが記憶に新しいです。
あちらはあちらで膨大な量のセットや人形やコマ数でやってたと思いますが、こちらも相当狂ってますね(誉め言葉)。
 
なんといっても、スタッフクレジットの圧倒的「堀 貴秀」率。
 
監督、原案、脚本、絵コンテ、編集、撮影、演出、照明、アニーメーター、デザイン、人形原型、人形、セット、衣装、人形関節、映像効果、音楽、音響効果、声優
 
これらすべてをほぼ一人でやりきったという。
異常ですよ。ほんとお疲れさまでした。
 
 
物語もキャラクターも世界観も結構好きでした。
劇場ロビーに実際に撮影に使われた人形が並んでいましたが、それを見た時点で期待値爆上がりでした。
映像も、最初こそ「おお、ストップモーション」って思いましたが、やっぱり目が慣れてくるのか、普通に実写っぽいというか、コマ撮りっぽさみたいなのを感じなくなっていくんですよね。
で最後のちょっとしたメイキングで「これを…ほぼ一人で…」ってなりました。
 
主人公の見た目がどんどん変わっていくのも結構面白かったけど、やっぱり博士製or3バカ製の真っ白いツルンとしたボディにつぶらな瞳のが一番好きですね。かわいい。
最後の「生きてるって感じがするんだ」的な台詞がよかった。
 
キャラでいえば、3バカめちゃくちゃ好きです。
3バカのときのわちゃわちゃしてるの好き。ドロップキックとか毎回綺麗にきまってて面白すぎる。なんとなく「バグズ・ライフ」の双子のダンゴムシを思い出しました。
そして、まさかの地獄の3鬼神。明かされた名前が三人とも「アレクサンドル」「ジュリアン」「フランシス」と3バカからは想像できなかったかっこよさ。
この3名の名前は何か元ネタあるのかな?
鬼神化してからのアクションシーンは普通に映像として面白かったし、その裏側を考えるとほんとにすごいと思いました。
 
そのほかのキャラクターや生物も特徴的でよかったです。
クノコの気持ち悪さとか、トロちゃんかわいいとか、食い物くれないと「ケチケチ」いうのとか、異形の脱糞シーンとか、バルブ村の子供たちのクソガキっぷりとか、最後の歌とか、女衆の威勢のよさとか、エレベータの人の寡黙イケメンとか。
 
 
設定を見ると、本作の約1040年前、マリガンの変異体が生まれたときの作品(?)の「JUNK WORLD」とか、本作の約60年後を描いた「JUNK END」という作品も、あるとかないとか。
 
 
でも、純粋にパートンとニコの冒険の続きも気になる。
いつか絶対続編作ってほしい。
絶対見に行く。
 
♪ビンビンパンパン♪ビンビンパンパン
 

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