関連ホームページ記事を保存しリンクしておく。まだまだ研究中ですね。
「脳脊髄液減少症」について
【研究について】
脳脊髄液減少症の研究については、平成19年度から厚生労働科学研究費補助金において、研究を実施しております。
同研究の内容及び臨床研究参加施設等については、下記のサイトをご参照ください。
http://www.id.yamagata-u.ac.jp/NeuroSurge/nosekizui/index.html研究目的
本研究では、基本診療科である日本脳神経外科学会、日本整形外科学会、日本神経学会、本症に関連のある日本頭痛学会、日本神経外傷学会、日本脊髄外科学会、日本脊椎脊髄病学会、日本脊髄障害医学会からの代表、診断に関連のある放射線医学、疫学・統計学の専門家から構成された研究組織により、これまで髄液漏の根拠とされていた画像診断所見の疾患特異性、髄液漏と症状の因果関係を検討する。
その結果から、脳脊髄液減少症の科学的根拠に基づく診断基準を作成、本症の原因疾患、特に問題となっている「むち打ち症との関連」の疫学的解析や有効な治療法の検索を行い、最終的には「学会間の垣根を取り払い、誰がみても納得できる診療指針(ガイドライン)」を作成する事が本研究班の目的である。
平成28年度から、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から新たな研究費を受け、「非典型例の診断・治療法の開拓」と「小児の脳脊髄液減少症の病態解明、診断治療法の開発」に関する研究が新たに開始された。
【患者支援について】
※1「本事業の概要」
第一期(2015年)
https://nippon.zaidan.info/jigyo/2015/0000086726/jigyo_info.htm
第二期(2016年)
https://nippon.zaidan.info/jigyo/2016/0000089516/jigyo_info.html
第三期(2017年 実施中)
https://nippon.zaidan.info/jigyo/2017/0000091647/jigyo_info.html
9年間続きました嘉山厚生労働省研究班の脳脊髄液減少症の治験は、本年(2016年3月31日)をもって一旦終了します、その研究の成果は世界で初の公的機関による脳脊髄液の漏出の診断基準となり、権威あるものとなりました。 しかし、今回の治験で作成されました診断基準では脳脊髄液減少症のすべての患者救済を可能とする診断基準は難しいものとなりました。
※現時点の医学では脳脊髄液量を直接評価するのは困難であるためです。