あまつさえ、国会に提案されている関連法案も、当初は与党を構成する公明党が抵抗しそうなファイティングポーズを見せたが、これはポーズだけの腰砕けのようで、呆れてものが言えない。
既に20日には採決したいなどと自民党にタカをくくられる始末である。
こういう憲法違反が白昼堂々と、しかも立法府の場で行われているのだから、“選良”が聞いてあきれる。
これが民主主義国家の姿なんだろうか。
集団的自衛権の行使はそもそも憲法違反である。
首相をはじめとする選良たちは立憲主義のなんたるか、民主主義のなんたるかがまったく理解出来ていないと思わざるを得ない。
暴挙である。
それにしたって野党はもっと攻め口はないのかよ。
労働者諸君だって、賃上げに浮かれてばかりいられるのか。恩恵にあずかれるのは一部の大企業だけだろう。
軍事予算に今より金を使われ始めたら、賃上げどころの話じゃあなくなるぜ。
18歳以上の学生諸君はちゃんと勉強しているのかい。自分たちの直近の将来のことだぜ。まかり間違えば鉄砲かついで戦場をはいつくばらされるぜ。
テレビゲームじゃないから、形勢不利でもリセットはできないんだぜ。玉に当たればアウトなんだぜ。
学校の先生は何やってんだ。何を教えているんだ。教科書に直接の記述がなくたって、憲法違反の実態なんてそうざらにはお目にかかれないぜ。
格好の教材じゃぁないか。きちんと教えてもらいたいもんだ。
マスコミはなにやってんだ。
新聞も、テレビも、雑誌も。
白昼堂々の憲法違反を見逃すつもりかよ。
マスコミの名前が聞いてあきれるぜ。情けない。
記者さんたちよ、お願いだから目をかっと見開いてちょうだいよ。
何を怖がってるんだ。ペンが一番強いんでしょう。そのペンを持っているんでしょう?
NHKでやっている朝の連続テレビ小説「マッサン」はニッカウヰスキーの創業者のスコットランド出身の妻の物語だが、朝食の時間とかちあっているので見てしまっているが、先週あたりは大いに考えさせられた。
創業者の片腕とも頼む青年が出征して行く場面を描き、好意を寄せている創業者の娘が取り乱し、寄せられている青年も心を残したまま出征して行くのである。
そして、名前の書かれた紙切れ1枚が入っているだけの、遺骨のかけらも入っていない骨壷になって帰ってくる。
戦争中は日本国中に見られた光景のはずである。
ドラマのこうした場面に涙した人は多いと思う。
当然である。こんな理不尽な話はない。
ただ、多く流れたであろう特に紅涙は、憲法9条を無視した集団的自衛権の行使が、場合によってはこうした理不尽な涙に変わることになりかねないんだ、と云う事にまで思いが至っているのかどうか。
おそらく、「否」だろうね。そこが問題なんだよな。
ベトナム戦争さえ知らない世代以降の若い人には、それも無理からぬ話である。それは責められない。
ペンがあれば、今起きている問題が国民一人ひとりに直結して行く問題なのだということを気付かせてあげられるのに。
おねげ―でごぜ―やすだ。記者さま方。子ヒツジどもを哀れと思し召して、お力添えをくだせ―やし。おねげーもうしますだ。
おら、選良なんて信じね。ペンを持つおめさまたちだけが頼りでごんす。おねげーもうしますだ。
庭のボケの花が開き始めた。
今朝の南東の空に糸のような下弦の三日月がかかっていた
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