個人的には秋などという字は見たくもない。常夏であっても良いと思っているくらいなのだ。
世間は「やれ猛暑日だ」「35度以上の暑さだ」「8日連続の猛暑だ」などとテレビやラジオのトップニュースになっているが、馬っ鹿じゃなかろうか。
夏に雪が降るんだったらトップニュースになるのも納得するが、夏って~のは元々暑いんだろ~に。もともと暑い夏が暑いからって大騒ぎするのかい?
特に“国営放送”にその傾向が強い。ボケちゃってるんじゃね~の? 否、そうじゃないね。
「昨日は暑かったですね~、今日も暑いんですよぉ~。嫌になっちゃいますヨォ~ねぇ~」って、人びとに嫌気を誘って他のことに気が回らないように、無気力、怠惰にさせる、そういう意図ありあり、と見たね。クーデター政権とグルだね。
もっと大事なことが起きてるだろうに。そこから目をそらさせよ~ってぇ魂胆だな。くわばらくわばら。
戦後70年談話。未来志向の談話にするんだとか、村山・小泉政権と同じ談話を出すんだったら、わざわざ出す意味は無いなんぞと、何とか謝罪も反省も口にしないような方向に持っていこうとしていたが、結局お得意の「閣議決定」することにしたらしい。
単なる“首相の談話”じゃ格が落ちるって、プライドが許さないようである。
どっちだっていいけど、侵略のきちんとした歴史認識を持った談話を出せるのかね。
どうにも分の悪くなってきている戦争法案から目をそらさせて、下がった支持率を上げたい一心で白紙撤回した新国立競技場は狙い通りいっていないが、懲りずにまた人気取りをやろうってぇ魂胆かもしれない。
すなわち、へっぴり腰で侵略の反省と謝罪を盛り込むつもりなのかもしれない。
ま、どのみち14日になれば分かることだが…
さて、口直し。
「秋風引」 中唐 劉禹錫
何処秋風至 いずこよりか秋風至る
蕭蕭送雁群 しょうしょうとして雁群を送る
朝来入庭樹 朝来 庭樹に入り
孤客最先聞 孤客 最も先んじて聞く
どこからか秋風が吹き始めた
寂しげな風が雁の群れを送ってきた
朝方の庭の木々の間をわたって枝々をざわつかせるその音を
耳ざとく いち早く聞きつけたのは孤独な旅人の私である
(訳・石川忠久)
ところで、世に炯眼と言うのは存在するもんですな。
作家の故井上やすし。
2006年の憲法記念日に永六輔と小沢昭一との対談の中での日米関係を巡る発言。
「憲法の9条に逆らうよりも、アメリカに吸収されてアメリカ軍の一翼を担う形にすれば核兵器でも何でも持てるわけですから、そういう方向へ誰かがシナリオを変えていると思います」と。
う~む、鋭い! 2006年当時にして既に喝破していたのである。まさに孤客その人だったんである。
しかし、感心ばかりしている場合ではない。なんとかせねば。
近所の田んぼの脇に咲いているヒマワリ
同じくヒョウタンの棚があって、まさに垂れ落ちんとする雫のような珍しい形のヒョウタン?まで…
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