昨日、横浜イングリッシュガーデンのガーデナーが集まる会議があったので出かけた。
そこで話題になったのが「白絹病」。
根と茎が腐って植物が枯れてしまう病気だ。
調べてみると梅雨時から夏の終わりの高温多湿の時期に発生するという。
菌が繁殖することで植物を枯らすが、地表と浅い地中に生息するので、根の浅い植物が被害に遭いやすい。
横浜イングリッシュガーデンでも根の浅いツユクサなどが主にやられていたが、一緒に植わっているバラは根を地中深く張り巡らせるため被害がないのがせめてもの救いだ。
被害に遭っている個所を見て回ったが、園内の4、5か所で顕著だった。枯れた植物の周りが白っぽいもので覆われ、一部は茶褐色の粒上になっている。なんとなく薄気味悪い。よくも「白絹」などと優雅な名前をつけたものだ。
病気になった植物は抜いてしまうので、被害が出たところだけ地面が見えてしまっていて景観的にも具合が悪い。
昨年も見たような気がするが、ほんの一部だったので気に留めなかったのかもしれない。珍しい病気ではないようだ。
で、対策。土壌に薬剤を注入して消毒するという手がある。しかし、これは抗生物質を使うようなもので、土中にいる善玉の菌も殺してしまう。ちょっと考えものである。
これからの季節、温度が下がっていくにつれて被害は収っていくはずなので、来年の梅雨時前に病原菌の繁殖を防いでくれそうな菌を撒いて様子を見ることにした。
バラの大敵の黒点病やうどんこ病は防いでいるのに、とんだ伏兵の出現である。
それにしても、まだ8月だというのに何という天候だ。
今朝の室温は昨日より下がって20.5度! 外は20度を割っているだろう。
昨晩は掛け布団を引っ張り出して寝た。
北東から冷たい風が吹いていて雨が降っている…
枯れた植物の周りの土の表面が白くなっている
近寄って見てみると茶褐色の粒上のものもあるのがわかる。「菌核」だという。薄気味悪い
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