各駅停車といっても電化している上に駅と駅の間が離れていて、その間を電車は結構な速度で進むから、快適である。でも残念ながら外は雨で、それも豪雨に近い。従って車内は窓ガラスが曇りがちで、外の景色が見えずらいのが残念である。
初めて乗車する区間だが、2両編成の電車は満席状態で、さすがはローカルながら本線の貫禄はある。
秋田山形の県境の山間部あたりではさすがに県境を越えての人の移動が少ないと見えて、乗客の姿は減ったが、それでも座席の半分ぐらいは残っていた。
乗客の年恰好はといえば、高校生をはじめ若い人やせいぜい中年過ぎくらいまでがほとんどである。それなりの距離の移動となると、さすがの“老人大国”も影が薄いようである。
新庄では東京勤務時代の友人たち7組の夫婦と合流する。
俳句は詠まないが最上川の船遊びを楽しんで、標高414mの出羽山山頂にある出羽三山神社に詣でる。松尾芭蕉が山形県内を旅したのはちょうど同じ時期の新暦でいえば7月のこと。
前日に梅雨入りしたばかりだが、山形県内に降った雨を集める最上川は濁り、水かさを増していた。まさに「五月雨を集めて速し最上川」である。
川幅は広いし、圧倒的な水量は怖いくらいだ。
三山神社は名前の通り月山、湯殿、出羽の各神様を一緒に祀った神社である。
山伏の案内で社殿に上りお祓いを受け、お札をいただく。
さすがに山岳信仰で名高いところだけのことはある。茅葺の見上げるほどの堂々たる社は霊気と共に力強ささえ感じさせる。
予定ではここから2446段の石段を下るはずだったが、篠突く雨に断念を余儀なくされたのが残念である。
秋田から新庄までの奥羽本線普通電車
最上川を行く
出羽三山合同神社
社内部
久しぶりの再会に地酒9本はあっという間に空になった
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