つい最近、新幹線が開通し、四季を通じて水揚げされる魚介の豊かさで知られた街からである。
朝9時半頃から午後の4時まで、つるバラのせん定作業をしていたのだが、はっきり言って大苦戦だった。
アーチにかかったバラのつるを1本1本丁寧にほぐし、古いつると新しいつるを選り分け、古いつるは切り捨てるのだが、自由気ままに伸びたつるは複雑に絡み合って遅々として作業ははかどらない。
おまけに、ほどき終わって残すつると切り捨てるつるの選択に取りかかると、その株は成長が旺盛なためか、新しいつるが多くて、選択に苦慮するほどである。
すべてを残す選択肢もないことは無いのだが、それでは茂りすぎてしまう。
ほどほどの茂り具合の方が花の付き具合が良く、咲いたときの見た目も美しく見えるのである。
茂り具合と花の付き具合。その辺りは微妙なところなのである。
瑞々しく成長したつるを選択して、残したり切り捨てたりする作業に手こずってしまったのだ。
古いつるをバッサバサと切り捨てるのは、それほど迷わないのだが、新しいつるの場合はどうしたって逡巡してしまうのだ。
友人に会うのは半年ぶりである。
仲の良い奥さんと一緒だったらもっと良かったのだが、相変わらず贅肉のない筋肉質の体型を保ち、若々しいのである。
こちらも若いつもりだが、人が見れば軍配は友人に上がるだろう。
お嬢さんの結婚式に出掛けたバリ島に1週間も滞在して、読書と泳ぎ三昧ののんびりした日を送ってきたとかで、すっかり垢が抜けた様子だったのも羨ましい限りである。
他人の芝生はきれいに見える類と言えばそれまでかもしれないが、読書に飽きれば水に入り、泳ぎに飽きれば読書にふける。
何と言う贅沢!
行きつけの店の味は相変わらず絶品で、しかも友人は「わが街でこのように美味しい紹興酒を飲んだことがない。何と言う銘柄か」と聞くほど酒も進み、あっという間に夜は更けてゆく。
名残は尽きず、ではもう一軒と、秘密にしているバーに案内したところ、ミナトの水面に周りのビルの明かりが反射する意外な場所の怪しげな雰囲気と意外性を気に入ってくれて、大いに盛り上がったのである。
有朋自遠方来 不亦楽乎
バラの功徳なんだろうか。今年は賑やかな師走である。千客万来。何とも楽しい師走である。
♪ 街の明かりが とてもきれいね ヨコハマァ~ ブル~ライトォ~ ヨコォ~ハァマァ~
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