「今日は最初からヘルメットかぶるよ」
「楽しみ~~~」
満員の五竜山荘で熟睡はできませんでしたが、昨日の疲労はありません。
朝食はご飯もお味噌汁もおかわりで・・・絶好調です。
暑そうなので飲料水2人で3L+コーヒーポット0.75Lを持って、
まず五竜岳へ・・・宮崎を出たとき満月だった月もだいぶ欠けました。
中腹から結構な岩登りです。
五竜山頂・・・剣岳や立山連峰が昨日から比べると格段に大きく近づきました。渓谷を飛び越せばすぐそこに・・。
昨日登山道で、ちょっとしたきっかけでお話をした埼玉からのIご夫婦と一緒に・・・
ヘルメットをかぶり、簡易ハーネスを付け!気合いを入れて行きます。
今日の行程が全部見え~~~双耳峰の鹿島槍ヶ岳手前の鞍部のキレット小屋まで・・五竜岳から続く稜線を歩きます。
「そこじゃん!」「でも5時間以上かかるから・・・」
五竜岳山頂で休憩中の東京医科歯科大学ワンダーホーゲル部の皆さんに、
女の子が「お・はよ~~~」と声をかけると全員で「おはようございます!」と挨拶で仲良くなり。
可愛いお姉さんになってしまいました。(年齢は後日バラして・・親より年上じゃん~~!)
先行するワンゲル部の後部集団が真下に、先頭集団は左に見えます。落石のラインから外れているので下ります。
急な岩の斜面ですが・・結構いろんな花が咲いていて・・よそ見をしながら急降下。
人工物の堤防の様な上を・・・結構高度感有るシビアなところでした。
小さなピークを数知れず越えて・・・。
これがG5と呼ばれるピーク?ワンゲル部のお兄さん達がピークを登って居るのが見えます。
楽しくて笑顔なのか・・あまりに激しいアップダウンで笑ってしまってるのか・・高度感を笑いでごまかしてるのか
とにかく・・「立山連峰をバックに格好いいよ~可愛いお姉さん」「」
信州側に回り込む所も有り岩尾根を右に左にと・・・。
今度はめちゃくちゃ下りますが、下方の落石ラインにまだワンゲル部が居るので待機です。
振り返ると・・・五竜岳とG5のピーク(たぶん)下りて来た道のりです。
今度はG?・・・1/25000地図を見ていましたが・・・ピークだらけで・・もう判らない・・。
近づくとハシゴが有り・・・その上でワンゲル部面々が休憩中の様で・・・まあ賑やかな事・・ここまで笑い声が聞こえてきます。
「若いって良いね~」「年取っても良いよ~~~」
(赤い土にハシゴ・・「赤抜」って場所、ここか!今編集していて気づきました)
彼らより先行します。
越えてきた五竜とG5と・・ちょこちょこピーク、
まだ9時過ぎなのに・・信州側から濃い雲が出始めました・・・
「今日は昼前にガスるかも・・」「それまでに着こうや~~」
着いて判った、北尾根の頭。
立って居るのは常駐パトロール隊員、
30代(たぶん)の好青年で、威圧感が有り、挨拶もそこそこに・・その後もじーっと登山道の尾根を監視しされて居ました。
パトロール隊員は各所に配属されて居て毎日どこかですれ違ったり追い越されたりしていました。本当にご苦労樣です。
ますます近くなった鹿島槍ヶ岳です・・後1/3?てところでしょうか・・・。
トラバース道でやれやれと思いきや・・突然、岩登り・・・それも結構な・・。
「急だったね」「まあ・・結構ヤバイかったね」
また下って・・ピークを登る。登れば当然その後は・・・・かなり下に下るはずの登山道が見えます。
ピークを越えると「めっちゃ下るよ・・・」「さっき見えてた!」
「何でここにハシゴ?・・要らんやろう」「花がいっぱい有るから踏まない様にじゃない~~」
この一帯はいろんな花が咲いてました
山荘はもうそろそろかな?・・と岩を回り込むと「やった~~着いた」キレット小屋です。
まだ11時ですがすっかりガスの中になってしまいました・・。
お昼にカップラーメンを食べていると、すぐにIご夫婦、ワンゲル部の面々が到着・・
その後みんなで楽しくお話タイムでした。
緊張がほぐれてホット!。
GPS計測で距離4.6km、時間5時間34分、累計標高さ登り589m下り579mのお山歩でした。
白馬岳から2日目3日目4日目と軌跡が伸びてきました。
岩歩きの1日が終わり・・ここからは何が有っても鹿島槍ヶ岳を越えなければ帰れません・・。
今後の予定が見えて来きて、今後の山小屋の予約をどこかでしなければ・・docomoは届いてもauは電波が届かない・・。
キレット小屋は小さな山小屋で、受付も厨房も怖そうな一癖も二癖もありそうな男所帯でしたが、
夕食の料理にビックリ、
レタスやキュウリの生野菜に、明らかに手作りで有ろうハンバーグ、お味噌汁も具だくさんの豚汁でした。
「あの怖そうなお兄さんが作ったやろうか・・」「いやいや、一癖有りそうな年配の方じゃない・・」
な~~んて、I夫婦と・・・。
山小屋の食事や待遇もそれぞれで面白いので後日、私なりの山小屋の比較も書きたいと思います。
夕方雷も聞こえましたが・・夜には晴れて・・明日も晴れで鹿島槍ヶ岳に登れそう・・・と休みました。
次は鹿島槍ヶ岳を越えて冷池山荘まで。(次5日目はこちらから)
後立山縦走7泊8日準備と移動と前泊と待機
後立山縦走7泊8日1日目 白馬大雪渓を登る
後立山縦走7泊8日2日目 白馬岳より天狗山荘
後立山縦走7泊8日3日目 天狗山荘より五竜山荘