今回
山頂から北沢峠に下山し、長衛小屋テント場まで
「雲がどんどん湧いてきた・・」
「天気予報では晴れはお昼まで、夕方から雨だよ」
男の子はやっと登りました。こんなに辛いお山歩は・・・記憶に無いほど!
女の子は昨日まで咳と鼻水を出していたのに...今日はすこぶる元気!
「楽しまないと・・どんどん辛くなるよ~~」「だね~~」気を取り直して・・
雲がどんどん湧いてきて・・仙丈ヶ岳方面も・・・全く雲のなか・・・
八ヶ岳や黒戸尾根や小淵沢方面も・・
ロングライフブレッドが・・元々密閉度が高く膨らんでいるのですが・・もう破れんばかり・・
パン2個とサラミソーセイジを食べて下山です。
ザラザラの風化した岩の斜面・・・滑ります。滑ったら何処までも行きそう・・。
けっこう急斜面!です・・先はもっと急で見えません。
赤い鉄製のマーカーが頼りです、しかし必要最小限しか有りません。
ガイドブックに【砂礫の急斜面、濃霧時注意】・・意味良くわかります。
トラバース道も後半、平坦では無く小刻みに斜面を下ったり登ったりが続きます。
六方石と呼ばれる所まで戻って来ました。駒津峰に向かって狭い尾根を登ります。
「六面の岩って事?」「立方体って事じゃない・・」「さいころ石だ」
駒津峰分岐を双児山に向けて・・下って・・・登って・・
「下りなのに・・双児山がけっこう登りじゃない・・・」「ちょっとやが・・」「辛い・・」
正面の上半分が隠れているのが仙丈ヶ岳、その間が北沢峠、スパー林道が少し見えます。
双児山と駒津峰の鞍部に向かってハイ松帯をガンガン下ります。
ハイ松帯も終わり、シラビソの森を・・緩やかに登ります。
双児山に・・・到着・・・「休憩しようか?」「早く下って寝たい」
ここからは北沢峠に向けて、標高差550mを水平距離900mでジグザクに下ります。
突然、長衛荘、北沢峠バス停の横に出ました。後ろに見えるのが長衛荘(予約宿泊のみ)、売店も有りました。
そして、朝と同じように南アルプス市長衛小屋テント場に向けて・・トボトボとさすがにお疲れで・・・。
GPS計測で下り距離4.89km、時間4時間、標高差936mでした。
往復では距離9.7km、時間8時間39分、登り累計標高差1193m、下り1153mでした。
約標高差900mの登り下りに、休憩を含んで8時間はまあまあと・・・。
テント場に帰ると、テントは半分以下に減っていましたが・・・場所を変える元気が無く・・、
「もうここで良いが~~」「明日の雨大丈夫?」「水はけも良さそうだから・・」
すぐに夕食・・豪華です。価格も3000円弱・・と超リッチ山食。
極食の『牛肉すき焼き』『鳥肉のダッカルビ』、乾燥キャベツと乾燥ニンジン入りチャンポン1食とα米1食です。
(画像はチャンポンを半分食べたところです・・)
極食は戻し方にコツが有り、後半やっと美味しく戻す事ができるようになりましたが、1食980円は..どうでしょうか?。
男の子は、頭痛がひどくまだ明るいうちに就寝しました。
夜半には喉も痛くなり・・・
・・・実は・・風邪だったのです・・・。
夜半は星も見えていましたが、早朝から予報どおり雨・・・。