「獅子座流星群何処で見る?」
「霧島連山は快晴だよ、雲海もみれるかも」
「韓国岳山頂で流星を観察して、そのまま朝日だね」
18日6時の雲画像予測は快晴、湿度予測も都城盆地に雲海の可能性大!と判断!
夜半出発、霧島に近づくにつれ・・・
「星も霧島も見えないよ・・」「雲海の雲じゃない?」
えびの高原に2時に到着「え~~~」
山頂での流星観察どころか駐車場での観察も強風と霧であきらめ、
車の中でシートを倒し毛布をかぶって待機?仮眠?
3時半.寒さで目覚め・・「どうする?」「行くだけ行こう!!!」
仮眠で身体が冷え切り、しかも強風、気温2℃なのに寒くて!!!重ね着をして・・。
まだ身体が寒さに慣れてなく、真冬の格好をして行きます。
気合いが入らず予定の4時より20分遅れの出発、いつものようにパンをかじりながら・・頭と身体を起こします。
4合目付近からすでに霧氷が成長しています。
5合目付近では数m先しか見えず、感で左折!それでも少し突っ込みすぎ!
「初めての人、絶対曲がれないね~」「これだけ来ててもちょっと違ったしね~」
風を避け5合目広場の先で小休止!「山頂もこんなんやろうか?」「・たぶん・・」
いつもこの時間帯の登山者は多くても数人なのですが、今日はなぜかすでに3グループ、十人が先行しています。
「とにかく行くだけ行く?」「山頂がガスと強風ならタッチアンドゴウで帰ろう」
7合目を過ぎた頃から・・・
「あら星が見える・・・」「雲の上に出た!!たぶん雲海がすごいはず!」
「夜景が見える、飛行場が見えるよ」「え・・うそ」雲があるのは北西側だけ南側は・・・快晴・・です。
急いで山頂に向かいます。「白けてきた」「予定より30分以上遅れてるから」
しかし風は更に強くなり9合目の木陰で完全防備に変身!!
「急いで」「始まった」
山頂に着くとまさに東雲
「間に合ったね」「来るだけ来てみるもんだね」「今日も東の水平線に雲が有るね!」
「雲海は・・・全く無いよ」「・・・・???」
振り向くと山の北西側にたっぷりの雲!冷たい北西の風で雲が引っかかっていたのでした。
強風でミニ三脚が2度倒れ3度目で・・・身体が傾いているのは風のせい。
夜明けのショーはどんどん進み明るくなってきて、
快晴で赤く焼ける雲が無いので真っ青な空が更に青く感じ・・・・。
周りの木々も岩も霧氷でいっぱいです。
岩陰に避難し、カップスープを・・・お湯が沸くまでの時間の長いこと。「バナーをηに変えたからそれでも早くなったんだよ」
20分遅れで日の出です。岩陰からとりあえず覗くだけ!
雲海は全く有りません、薄い靄程度です。霧氷を溶かす様な暖かな光の日の出です
霧氷越しに・・朝日を・・・。日中には溶けるでしょうね~。
温かいスープもおにぎりも食べたし、期待していなかった日の出も見られたし。「雲海も流星も見られなかったし」
お決まりの構図、高千穂峰と朝日と霧氷を一緒に。
霧島と太陽に「ありがとうございました~~~」と言って帰ります。今日も○と言うことで・・。
風も収まり、北西側の雲も無くなり・・・
早朝の様子が嘘のよう晴れ渡っています。
「風が止んで暑くなってきた・・・」
「霧氷はどんな味やろう~」「霧の氷やから、霧の味やない・・」
「冷たくて美味しい~~」「ムヒョーって・・・」「・・・・」
快晴で遠く市房など九州脊梁の山並みまで望めます。
穏やかな快晴です。5合目で通常の服装になって・・・「来るときが嘘みたい!!!!」
駐車場もどんどん車が増えています。
「今日何か有るのかな?」「知らないけど、今日は良い登山日になるやろうね^^」
予測が完全にはずれ、流星も雲海も全く見られませんでした。「北西の風の読みが甘かった」
しかしゴウゴウと唸る山と穏やかな小春日和の様な山の両面を見ることができ、自然の表と裏を感じました。
霧島連山も冬到来ですね~。
今年は2011年1月の様にお尻で滑って下りられるほど雪が降るのでしょうか?
今週は京都で今年も紅葉鑑賞会です。