日々の移ろい

山崎豊子さんの 絶筆作品




大好きな 山崎豊子さん が亡くなられ、
未完の最後の作品を手に取り、一字一句噛み締めながら読んだ。

命を懸けて 作り続けられている大作は 
最後のこの作品も 尊い言葉や 訴えが 読み手に染み渡る。

丹念な 取材、作り上げようとされた気概が 溢れている。

社会の目を 大学病院に焦点を当て 問題を問うた 「白い巨塔」
「華麗なる一族」 「不毛地帯」 「二つの祖国」
テレビ化され 幼い子供たちと観た
「大地の子」、
日航機墜落事件を題材にした「沈まぬ太陽」 「運命の人」
そしてこの「約束の海」。


さてこの「約束の海」
主人公が高校時代までを過した 豊田市、
そして主人公が通った 高校は、娘たち3人の母校!

読みながら、別な思いも頂いた。

自衛隊、基地、戦争・・
このキーワードが紙面に見ない日がないほど、
論議されている現在。

この作品を通して 訴えられたかったであろう この国の有り様。

山崎さんも 天国から この国の行く末を案じておられるであろう。
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