日々の移ろい

94歳の叔母

30年程前から、
達筆で毎年同じ文面の年賀状が届いている。

父の姉である、私にとっては叔母。

旦那様とは、早くに死に別れ、一人で二人の娘さん(私にとり従姉妹)を育てあげた方である。

お花の先生として、名古屋の中日ビル等で教えていた。

従姉妹が結婚して家を出てからも、
自宅のお教室で教えながら、
一人暮らしを貫いて来られた。

その叔母に、毎年年賀状を送り 頂いていた。

今年も元旦に叔母からいつもの文面で、少し力がなくなった毛筆の年賀状が届いていた。

処が、昨日郵便受けには、従姉妹から
「母は、夏に大腿骨骨折し施設に入りました。長い間一人でよく頑張ってくれ、感謝です。」と、
書かれた年賀状があった。

私には叔母は、施設から出してくれていたのだ。

敬愛する叔母の衰えを知り淋しくなった、従姉妹からの知らせだった。
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