明治から昭和への時代、世界中に商売を拡げた神戸の巨大商社・鈴木商店。
その頂点にいたのはひとりの女性を描いた作品。
商家の女主人にのみ許された「お家さん」と呼ばれた鈴木よね
母として、大企業のトップとして生きた女が、その手で育て、守り抜く日々、もの、人。
一気に読んだ。
三井三菱を抜くこんな商社が存在していた事さえ知らなかった私。
人は繋ぐだけではいけない。
結び・愛し・育て・吹き込み・絶やさず・見逃さず・見守る
こんな 当たり前であっても、続けていく事の大切さを、「お家さん」から教示された。
良い作品に出会えた
この作者、私と同じ年。
呑気に日々を送らず、もっともっと と
背中を押してもらって 少し目が覚めたかな・・・
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