日々の移ろい

険悪な父母を

実家へ、庭の薔薇と 食材の入った袋を手に 向かった。

家に入るなり、いつもと違う空気を感じ、父の顔を見た。

父は、母さんの頭に角が生えている!
と、目で訴えた。

険悪な空気が 漂っている。

敢て そこは触れずに、持参した花を活け、明るく振る舞った。

昼食の準備、
庭の水菜の胡麻和え、昨夜作った魚の揚げ煮、ポテトサラダ、山口産おきゅうと、を並べた。

それまで二人は無言だったが、
昼食を終える頃には、笑顔になった。

母も、ストレスが溜まっているだろう。一つ一つの動作も 父を介助してあげなくてはならない。

着替え、食事、
ティッシュをとってと言えば動く…など 逃げ出したもなるだろう。

よくみると、家でテレビ三昧の姑より
母は、年下なのに 随分おばあさんになっていた。

老老介護、相当負荷がかかっている。

と言っても、部外者のヘルパーさんを頼みたくない母。

均衡が保たれていると見えていても、
紙一重。

何かアクシデントがあれば、母の精神状態は 爆発するか、または、母が参ってしまったり、病気になる事もあり得る。

これから、どんな日々が待っているか?出来るなら静かに 父の再期を辿っていけるように、願っている。

父を入浴させ、

カボチャの煮付け、ヒジキの煮物、
烏賊と大根と里芋の煮物、ピーマンの鰹和え、明日の朝の味噌汁などを作り置き、実家を後にした。
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