かくれんぼの雑記帳

前向きに生きるためのエンディングノートとして、日々の喜怒哀楽や驚き、感動、考えたことを記録します。

弟の死は自殺だった

2021-07-31 19:00:39 | 終活

実家の遺品整理をしていて、亡くなった父が、最近まで自分の出した手紙のコピーを
ほとんど取っておいてあることが判明。何でそんなことするのだろう。

その手紙の中で、去年の春の連休に亡くなった私の弟のことに触れられている文章がある。

弟が亡くなった後、昔の友人という人たちが数名、遺骨に手を合わせに来たそうだ。

それを受けて、手紙には「なぜ誰にも相談しないで死んだのか」、というような
ことが書かれていた。そして、弟の配偶者を罵る言葉も。
少し前から別居しているという状況にあったらしい。

この父の言い方から、彼の死は事故や病気ではなく、ほぼ自殺だと判明した。

入手した除籍謄本にも亡くなった日がxx日「頃」と書かれていて、
非常に不自然だったのだが、その理由が分かった。

その2週間くらい前に、弟から父に出した手紙も、スクラップされていた。
コロナ禍の父を気遣うような文面だった。配偶者がいて、小学生の子どもが二人いて、
自殺を選択するのはなぜか。
別居していたのは自殺と関係があるのか。何かに追い込まれていたのか。

今思うと葬儀で、弟の配偶者はあまり取り乱してはいなかった。
それもなぜだろうか。亡くなった後、実家の佐渡に帰ったらしい。

そして「父の妹」も、弟の死に一枚「かんで」いるのだろうか。

結局いろいろなことがわからないままだ。

この良くわからない中、その配偶者といずれは遺産相続について
会話しなければならないのは、非常に精神的な負担感がある。


みな身近な人ではなかったが、血縁関係の人が急速に自分から離れていく。
次にこの世から消えるのは誰だろう。

不当利得返還請求

2021-07-31 18:25:34 | 終活
さて、、7/17にかなり前倒しで四十九日法要を終えることができた。

亡くなった父の、きょうだいを呼ばずに済ませるというのが第一の目的だったので、
こちらは一安心。これで実家に近づく理由も消すことができた。

しかし、次がある。

その亡くなった父の、きょうだいの一人である「妹」という相続権のない人物が、
父の口座から父が亡くなって以降、150万円ほど引き出していたことが判明。

まずは弁護士に相談して不当利得返還請求というものをやってみようと思う。
銀行口座の取引明細は手続き済なので、準備ができ次第、第二ラウンドの開始だ。
通帳口座と実家(父の家)の鍵は持ち逃げされたままだ。

鍵は追加でつけているので、実家に無断で入られて、何かを持っていかれるという
ことはないが、もしつけていなければホントにいろいろ持っていきそうだ。
そうなるともはや民事の範囲かどうかも怪しいだろう。

仮に父の入院時の対応に関して、父が存命中に父の口座から引き出さず、
全て自ら支払っていて、かつ、葬儀費用(直葬なので30万円ほど)も払っていたとしても、
総額150万円というのは、用途のわからない金額。
戒名や埋葬、法要など、死んでからの費用はすべて私が払っているのだから。

父の遺書はなさそうだが、口頭や手紙などで、何かあった時のために口座を預けるという
約束がなされている可能性がある。ここが最大の関門かと思われる。
明らかな黒であっても、その黒をこちら側から証明するのは難しい。

裁判までもつれる可能性は結構あると思うが、本件は亡くなった弟の未成年の子どもにも
相続権があるので、150万円の使い込みに対する裁判所の心象は良くはないだろう。

さぁ、やってみよう。

この年で、初めて裁判というものを経験することになるかもしれない。
長く生きていると、いろいろなことが起こるものだ。

2021/8/1 注:銀行から取引明細が来た。私の想定よりはるかに多く、290万の引き出し。
生前が90万、亡くなってからが200万。

ひとり四十九日法要の「施主」

2021-07-17 15:53:04 | 終活

ひとりで四十九日法要をとりおこなった。
出席者は私だけ。父のきょうだいは呼ばなかった。

納骨され、墓石に母の名と、父の名が並んで彫られて、
いるのを見て、失感情の私ですらよかったなと。

家族にマイナスを与え続けた親戚を、完全に排除して
自分の意志で全てを決めてやれたのでほっとしている。

そしてこの世に一人残された。

交流のない未成年者の代襲相続者との遺産分割。
それに伴って実家を売却するという難しい対応が
残されていて、今日からは別のステージになる。