『エゴグラム ~個人とチームの交流分析~』
(0)エゴグラムとは
1)交流分析は精神分析の簡易版、交流分析で使われるのがエゴグラム。
2)1人の中に、5つの自我状態(自我機能)を想定する。
3)どの自我状態が望ましいということではなく、すべての自我状態に、プラスの面とマイナスの面が含まれている。
4)5つの自我状態のバランスで、プラス面とマイナス面のどちらかが現れる。
5)個人とチームのパフォーマンスの問題は、個人の自我状態のバランスの悪さと、チーム内での悪循環。
(1)Critical Parent(CP)批判的な親
1)プラス面:ルール・規律、責任感、要求水準・成果、真偽の検証
2)マイナス面:糾弾・犯人探し、融通が利かない、否定的・ダメ出し、権力的・支配的
(2)Nurturing Parent(NP)養育的な親
1)プラス面:受容・共感・温情、保護・養育、面倒見・気遣い、リレーション
2)マイナス面:甘やかし・大目に見る、過保護、溺愛・盲目的、寂しがり
(3)Adult(A)合理的な大人
1)プラス面:論理的・合理的、計画的、冷静・現実的、情に流されない
2)マイナス面:損得勘定・計算高い、冷淡・情が薄い、形式的・事務的、割り切った
(4)Free Child(FC)自由な子ども
1)プラス面:自由・囚われのない、アイデア・発想力、創造力・エネルギー、内発的・喜び
2)マイナス面:奔放・わがまま、無責任・ルール無視、気まぐれ・根気がない、嫌いなことはしない
(5)Adapted Child(AC)順応した子ども
1)プラス面:協調性、ルールの遵守・忠実、模範的・優等生、我慢・努力
2)マイナス面:自分を抑圧する、言いなり・指示待ち、恨み・僻み、ストレスが溜まる