OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

失敗続き

2022年03月21日 | 日記

実は、コロナ禍に、興味を持ったものに、果樹栽培。

まず初めに、レモン。

一昨年の10月、11月だ。通販でレモン中心に苗木を買う。

通販サイトの写真でみるとなかなかの苗木。着いたら、「ちっちゃ!」。

騙された気分の3本。鉢植え用だと! リスボン、アレンユーレカ、ライムの3本。

それから寒さに強い新種だという1年生璃の香はまあまあ。

それから四季橘とか四季柑といわれる実つきカラマンシー2年生2本。これはいい苗木だった。1本は地植え、1本は鉢植えで、様子見。

レモン系は、スイートレモネードも。レモンレモネードともいうらしい。

花粉症に効くとかのじゃばら2年生も。

近所のホームセンターで、不知火も。

柑橘系はそんなところ。そして2021年の1月、大寒波。

育てているところが埼玉県の川越と熊谷の間で、基本はレモン栽培には向いていないのは知っていたが、寒波は風がびゅうびゅうと予想以上だった。

わたしは冬季になっても、植えたばかりだから、と思って気にしながらも、水をわりとあげた一年目。不要というか、幼子に冷たい思いをさせっちゃたわけである。

このレモンに合わない土地でレモンを育てるには!?

知人に先達がいた。都下でふんだんに柑橘の実をならせているという。

みかんは、現在、埼玉のなかでは秩父ではあまり見ないが、その手前の寄居の風布がみかんの北限だといわれてから早数十年、温暖化である。

それにしても、レモンは大苗から育てるべき。そして植えるのに、秋から冬にかけてがいいのはもっと冬あったかいところ。埼玉中部は、3月4月植えがいい。

と、リスボン4年生、璃の香3年生、そして、みかんに近い中間母本農八号2年生を昨年春に植えた。

前の年の秋植えの璃の香、スイートレモネード、不知火は上部枯れ、半分になった。

大苗のリスボン、璃の香は、花をつけ、実もつき始めた。無農薬でエカキムシにやられ、アゲハの卵は何百と捕ったか。摘花、摘果の年だとしたが、璃の香は小さい実で落ちた。リスボンは4つ成った。

問題は冬である。二年目の冬はそんな思いをさせてはいけないと思い、11月半ばに、藁で編んだコモを掛けた。さらに、すっぽり頭からかぶせる防寒保護カバーもかけた。

一番寒い時で、-7度くらいの時間があるとお天気アプリで確認。風が1m吹けば体感は1度下がる。植物もそうだと思ったので、レモンはリスボンで-5度が限界とよく説明されるのをみていたので、1年目の轍は踏まない、と大事にあったかく、ぬくぬくしてほしいとおもったのである。

取り扱いにも、11月頃から防寒を、と書いてあるし。

途中、12月保護カバーに疑念が生じ、蒸れて昼と夜の温度差がはげしいと感じ、カバーに空気穴を空ける。

それでも感じがよくない。米つくりをやっている幼馴染から藁をもらい、カバーのかわりにそれを巻く。

コモもはずしてみた。すると、蒸れて枯れたとわかったのがスイートレモネード。中間母本農八号も。

だが、1月から2月の寒の内である。外すのはやめて、全体にゆるくした。

そう、きつく細く、コンパクトスリムにしていたのである。

結果、3月21日現在、葉はほぼ全滅。枝は小枝で枯れあり。

スイートスプリングス1年生は、寒さに強いというのに、過保護に育て、枝まで群れて不健康な枝になって枯れてきた。

総括すると、まわりの家のミカンなどは何もしていないが、葉は多少枯れるもののそのままがいい。それでもレモンなどの寒さに弱いものは、寒の内だけ、ゆるく防寒をするかと、来年の予定。尚、根本5㎝はもみ殻と藁を巻いて正解かと。

あ、無理と思いながらのシークワーサーもあった。これは特別仕様だったが、尚の過保護だった。

概ね、鉢植え栽培なら、いける。

カラマンシーは、地植えは実をつけなかったが、鉢植えは、多くの実をつけ、1年で2回目の実もつけた。

柑橘は、というか、葉のあるものは、かな? 冬でも葉から水分を蒸発させている、という指摘あり。なるほど。

葉が落ちるとでんぷんを蓄えられない、というが、きれいな葉がでるから気にしない、ともいう。

後者でいくしかない。

人生とおんなじ、選択肢は多い方がいいのだが。

 

 

 

 

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