松村桂月という画家は明治の人らしく書もシャープで上手い。漢詩も得意な時代であるので、解読にこっちが苦労する。
ただ、すぐ読みこなせないから、発見も多い。
丹青 赤と青の顔料、とはわかっても、丹冊青史の略で、歴史の書物のことをいったり、疑う余地のないことをいうたとえの意味もあるという。
詩のなかの一節、
丹青は作意を嫌う、とは何か…。
作意と作為も気になる言葉である。
純粋に物事と対峙することは難しい。
一生をどう生きたらいいか、ひとつの答えを導き出したようにして、先週、千葉さんは逝ってしまった。
88歳というと、それなりとおもうかもしれないが、知っている人にとってみたら、信じられないことだった。
驚異ともいえる肉体を持っていたがゆえ、ちょっとした油断が命取りになったが、それでも、「ま、しょうがない」とさっぱり、割りきるだろう。
みんなもよく知る音楽評論家の方が目標にするほどの方だった。
「卒寿あたりには個展でも考えようか。白寿でもいいけど…」なんていうほど、老後はあと10年後あたりからはじまるもんだと思っていた私である。
きれいで品のある方だった。
藤岡保子さんや熊谷恒子さんという皇室の方に教えていた昭和の著名な書家につかれていて、書道再開が、私と縁を持ってしまったのは、なんとも人生は面白い。
書道を教えるなどと考えていなかった私が、初めて教えた方で、そのまま長い年月となった。
段級取得どころか、展覧会もしない。そして、書のさまざまを、そして、書からさまざまをつなげるという何とも私の気の長いやりかた…。
という中でも、「書いている時が楽しいの…」と。
そうして、私を育ててくれたのだと思う。
洗礼名は、マリア・マグダレナ。
そこから、フランス語になって、マドレーヌという言葉に変わり、フランスの教会にもマドレーヌを冠した有名な寺院が現れ、そこからさらにお菓子の名前となったようなことを神父さんがおっしゃった。
私の人生の中でいちばん一緒にお茶した方だった。
ただ、すぐ読みこなせないから、発見も多い。
丹青 赤と青の顔料、とはわかっても、丹冊青史の略で、歴史の書物のことをいったり、疑う余地のないことをいうたとえの意味もあるという。
詩のなかの一節、
丹青は作意を嫌う、とは何か…。
作意と作為も気になる言葉である。
純粋に物事と対峙することは難しい。
一生をどう生きたらいいか、ひとつの答えを導き出したようにして、先週、千葉さんは逝ってしまった。
88歳というと、それなりとおもうかもしれないが、知っている人にとってみたら、信じられないことだった。
驚異ともいえる肉体を持っていたがゆえ、ちょっとした油断が命取りになったが、それでも、「ま、しょうがない」とさっぱり、割りきるだろう。
みんなもよく知る音楽評論家の方が目標にするほどの方だった。
「卒寿あたりには個展でも考えようか。白寿でもいいけど…」なんていうほど、老後はあと10年後あたりからはじまるもんだと思っていた私である。
きれいで品のある方だった。
藤岡保子さんや熊谷恒子さんという皇室の方に教えていた昭和の著名な書家につかれていて、書道再開が、私と縁を持ってしまったのは、なんとも人生は面白い。
書道を教えるなどと考えていなかった私が、初めて教えた方で、そのまま長い年月となった。
段級取得どころか、展覧会もしない。そして、書のさまざまを、そして、書からさまざまをつなげるという何とも私の気の長いやりかた…。
という中でも、「書いている時が楽しいの…」と。
そうして、私を育ててくれたのだと思う。
洗礼名は、マリア・マグダレナ。
そこから、フランス語になって、マドレーヌという言葉に変わり、フランスの教会にもマドレーヌを冠した有名な寺院が現れ、そこからさらにお菓子の名前となったようなことを神父さんがおっしゃった。
私の人生の中でいちばん一緒にお茶した方だった。
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