OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

大張

2019年05月09日 | 日記
チャン姉さん
ちゃん姉
と愛されていた彼女。

留学生に頼りにされ、チャーミングだった外国教員・留学生楼の事務局長(といっても、小さな宿舎だった)だった北京女性は、この30年の間に、北京の昔の筆作りの職人を再生させ、筆作り工房を作った。いい筆だったので私も未だ愛用している。
その職人が亡くなり、筆工房は閉じたらしいが、その後、マラソン関連の仕事を夫婦ではじめたとか。

今回、富士山のまわりを170キロ走る大会に出るため、日本に来たということで、
未だ連絡をつけている関西の留学仲間から四半世紀ぶりに連絡あり、成田から帰る前に会うことにしてもらった。

日本最終の一泊は、GW中、留学仲間の家に泊まることになったというので、そこで再会。
チャーミングで髪の長かった彼女は、ショートで年相応に老けた。あ、自分もそうだった、と。

でも、あの30年前の記憶が、フラッシュバックのようによみがえってくる。
そこで頂いたお土産はお茶2種。

緑茶の「黄山毛峰」を今日はゆっくり頂いている。
中国の緑茶でやはり有名な龍井茶の杭州は西湖を思い出す。

兜太先生冬男先生李芒先生や、一番若く素敵な道浦母都子さんもいたな、とか。

はじめて中国にいったのは冬男先生と。
西安は華清池の句に、

池へ芽吹く柳に風の長恨歌  冬男

話がとんだ。

大張とご主人の小王とえりちゃん一家のバーベキューにまざり、一夜、不義理を心で詫びながら、えりちゃんのご主人が焼いてくれた肉をほうばった。
夜ながら、青葉若葉のみずみずしさが印象にのこる。

取りあえず、GW中どこへも行かず、いま、お茶をのみながら脳裏は中国全土を旅している。



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