播磨灘のメモ帳。

時空を超えて、播磨灘の周辺を徘徊する
姫路の市川のほとりに住む
豆石煌、豆石光と、市川のカッパのメモ帳です。火山豆・

さまよえる北極星(その2)~現在の『真北』を求めて~

2011年07月15日 | 北天の星
真北の求め方。

1、おことわり。
◎この記事は、まったくの素人の天文ファンが書いております。
 誤解の部分もあるかもしれません。ご検討くださいませ。

◎表題を「さまよえる北極星」といたしましたが、さまよっているのは、オイラのアタマ??
 現在、北極星天の北極の直近にあり、これを半径1度以下で周回しているように見えます。
  (目で見ても、その動きはなかなか分かりません)

◎それに、やっぱり、表題がオカシイ! 
 『真北』は、現代も古代も変わらないですから『 現在 』とすべきでしょう。

★わたしが、いま持っているものは、
 ・定規・分度器・コンパス(磁針)・道路地図・パソコン(マップ)
 ・そしてデジカメと三脚・めげた時計。縄と糸と五円玉。
 ・それと、星のガイドブック。星座早見。マックシェイクのストロー。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2、「北」をもとめて。
 イ)太陽。日の出の方向が東。左手側が「北」。
 ロ)昼の南中方向が「南」。影の方向が「北」。
  ◎太陽の方向:中国(南中)=南。日本(日の出)=東。(「魏志倭人伝」の誤解?)
 ハ)木の切り株の年輪。植物の状態。
 ニ)磁石。(偏角のため「北」を示さない。現在は、約7度西偏。)
 ホ)北斗七星・カシオペア。そして「北極星」。

  日常の「北」の認識は、これらで十分でしょう。
  しかし、地図を作る、とか「都」をつくるとなると、・・・

 ◎姫路市内で、街路の方位方角が正方位の場所。順不同。
  ・姫路総社の南北の参道---平成25年3~4月「三ッ山大祭」。
  ・市川台。
  ・広畑地区(新日鉄広畑)。
  ・網干区浜田(姫路木材港)--2度ほどズレる。
  など。(しかし、正方位につくる理由・意義は不明。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

3、さらに精密なる『真北』をもとめて。
  精密なる『真北』を求めようとすると、精密機器無しでは、
  日の影からでは、素人では、精度が悪い(やってみるとわかる)。オモシロいヨ。
 北極星の方向
  北極星は、「天の北極」を中心に半径1度以下(44分)の円を描き回る。
  そして、1日に二回(「天の北極」の真上または真下に来たとき)『真北』を示す。
  ★古代の占星台でも、分かったでしょうね。
  なぜなら、古代にはもっと大きく回っていたから。(東偏・西偏の真中とか)
  そして、基線(占星台からの南北線)が引けたとしても、こんどは、平行線が・・・・

 ◎平行線の引き方。(平行四辺形を作る)
  机上では簡単。グラウンドなど平地なら出来る。
  私は凸凹の林地で約30mの平行四辺形を作ろうとしたが、
  出来たのは不等辺四角形で、平行線はとても無理だった。
          109m幅の条里は?・・?。縄も糸も伸び縮み!
木々や草に引っかかる。

 現在なら、北極星(ポラリス)の位置は、その赤経は( 02h31m48.7s) であると解っている。
 ①その方向(02h30m)、あるいはその反対側(14h30m)にある、ヨク見える周極星と、
 ②天の北極( 見えない!分からない )と
 ③北極星と。
  ①②③が、垂直の関係になった時、『真北』が求められる。---真北の求め方
 そのような都合のよい星は、ないかも。
 #アルクトゥルス(14h15m39,7s)もあるが、北天にではない。
   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4、少々『真北』からズレていても・・・・
 なんらかのメリットがあれば・・・・

 そこで、その近くの星で近似させることはどうであろうか?
 たとえば、北斗七星の、おおくま座のしっぽの星(アルカイド:13h47m32.4s)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   北天の星空

      *  *
      *  * * * ☆  ← 北斗七星
                  (☆が、アルカイド:別名ベネトナシュ)




                + ←天の北極
               ★ ←北極星

                ↓
               真北 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この方法だと、かなりの精度になると思われます。
なお、垂直は糸に五円玉をつるして求め、それと地上との交点が『北』となるでしょう。
真北ではない。アルカイドを使うと、やや西偏します。)

メリットとは何か?
  ・如何なる測定点からでも、同一方向が得られる=平行線が得られる。?
  ・後日でも、時刻はズレるが、一定方向が測定できます。

北斗七星を用いるのは、1月~6月には可能でしょう。

北斗七星よりもコカブ(14h50m42.3s)の方が良いかもしれません。

秋には、カシオペアを用いることも出来るかとも思われます。
  (問題。カシオペアの5つの星のうち、どれがいいでしょうか?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このように、二つの星から、真北を求めるのに、どの星を用いるか。
   は、専門家(占星台)が決めたら、イイじゃん!!
   ★陰陽師さん、出番でしょう! 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ◎ご存知のように、太陽は一日に一回だけ「南中」します。
  ところが、周極星は一日に二回、『北中』いたします。
  なぜか?を考えると、また、きょうも眠れない・・・・

        姫路・素人天文ファン 記。       


参考資料

 ・平安京プロジェクト・ダイジェスト(京都学園大・臼井先生)(ネット)
 ・ピラミッドの東西南北はどうやって決めたのだろう?(同上)(ネット)
 ・星座早見
 ・歳差円(ネット)
 ・歳差運動・地球の歳差運動に関する資料 

  ★スペンスの二つの周極星(スペンスの新説。)







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
揖保郡の条里制の西偏は? (林田川のカッパ)
2011-07-18 18:24:30
市川のカッパさん、こんにちは。

旧揖保郡のたつの市の田んぼの条里の向きや、太子町の太子山から斑鳩寺への道、また、稗田神社の参道などが真北から6度~3度、西偏しています。

このことと関係あるのでしょうか?
返信する
判断困難~西偏7度。 (市川のカッパ)
2011-07-22 19:58:41
昨日、またまた、揖保郡の太子山や斑鳩寺へ行って参りました。方位磁石を持って。

太子山の聖徳太子さまは東7度北を向いています。(磁石の真東。)
太子山から斑鳩寺への道や、斑鳩寺の建物は「磁北」を向いています。(西偏7度。)

『磁北』は、西偏・東偏いろいろ変化したと、言われています。
斑鳩寺が作られた時の、『磁北』はどうだったのでしょうか??まるで、わかりません。
このあたりについて、次回、記載する予定です。
返信する

コメントを投稿