前日 桜は特別な人と。。。と書きました。
「特別な人」いこーる義父。
そう、今は亡き義父です。
17年前のバレンタインデーに他界した義父なのです。
私は 義父を自分の父親と同じように 「おとうさん」と呼んでいました。
余命3ヶ月と診断された おとうさんを 前の年の10月に
病院から外出許可をいただいて 車椅子で家の近所をお散歩に連れて行きました。
当時 上の子が通う小学校までの通学路を 車椅子でお散歩するには
レンガ造りの歩道のデコボコ道が 痩せた身体には さぞかし苦痛だっただろうと思います。
10月といえば もうお花も盛りを過ぎて
車椅子目線のおとうさんからは 枯れたひまわりやマリーゴールドくらいしか
見ることができず・・・でも、晴れた暖かい日の午後
おとうさんは気持ち良さそうに 外の空気を楽しんでいるように見えました。
「おとうさん、春になったら 桜を観に行こうね~」と話しかけました。
すると、おとうさんは
「そうだね、北海道の桜は○○さん(私)が連れて行ってくれたから
今度は青森とか・・あ、角館辺りの八重桜を観てみたいね~」と言いました。
函館の五稜郭公園の桜などは 連れて行ってあげていたのですが
海を越えて・・・は私も未経験でした・・・。
翌年の1月、寒桜が咲いたことをニュースで見た頃には
おとうさんの体力はどんどん落ちていき
桜の便りが角館に届くずっと前の 雪が降る札幌の2月14日。
おとうさんは 深い呼吸を残して・・・二度と息をすることはありませんでした。
無口なおとうさんは 私には直接話してはくれませんでしたが
亡くなる前に 夫に「○○さんは 本当にいいお嫁さんだ」と言ってくれたそうです。
(ホントは 邪悪な嫁(爆)かもしれないのにね)
桜を見るといつも
車椅子を押しながらおとうさんと話したことを思い出し
写真でしか見た事が無い角館の桜に想いを馳せています。
(↑ 弘前公園の桜)
今年の春は 自分でもどうなるか・・予測がつかなくなりました。
いろいろな展開があるかもしれません。
ぼちぼちやっていきますが。
日曜日から出た熱は 今日は声を奪い
買い物をして ポイントカードをお持ちですか?と聞かれて
全く声が出なくて 店員さんに反対に謝られたのでした。
親切な店員さん、すみませんでした(; ̄ー ̄A アセアセ・・・単なる風邪ですので。
皆様も 季節の変わり目ですので
どうかお体を 大切にされますようにね・・・。