健康楽園。

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ラブオールプレー。

2011-12-16 | 読んでみた。finding.
ラブオールプレー (ポプラ文庫ピュアフル)
小瀬木 麻美
ポプラ社
ラブオール、愛がすべて。
なにごとをするにも 好きッて それだけで楽しいことなんだ!!!と いうことが再確認できる、おそろしく爽やかで前向きな小説。
バトミントン競技が舞台です。
先週の日曜日 バトミントン全日本総合選手権女子シングルスでは史上最年少16歳の奥原希望さんが優勝しました。
とてつもない粘り抜く試合運びは感動ものでしたね。

「ラブオールプレー」とは、バトミントンの試合が始まる時、どちらもラブ「ゼロ」から始まるんだという試合開始の合図だそうです。
「目標は、高く 険しく 美しくよ!」とか とにかく上昇機運の強い文章ばかりが続きます。
「もっと見晴らしのいい場所につれていってくれるよ。あんたも高みを目指す勇気が出るかもね。」41ページ。
「君たちを今の一秒の大切さを知る人間に育てたい。そのためならば労を惜しまない。」115ページ。
「僕らの見ていないもの 見ていても気がついていないことを見る能力だと僕は思っています。」227ページ。
「強くなるっていうのは こんなふうに気持ちも成長していくっていうことなんだな。」323ページ。
読んだら、バトミントンの試合を細かく見ることができるようにもなりました。
とにかく 教育愛に満ちた爽やかで素敵な小説。
きわめて読後感がいいです。
コメント (2)
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