河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
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第178弾・幸せ足し算

2006年11月05日 09時19分19秒 | Weblog



   薄晴れ

   『加減』という妙味
   手加減、さじ加減・・・という考えというか発想
   この日本的妙手が・・・感覚として失われた。

   愛の鞭と称して
   手加減のない・・・愛の鞭が
   虐待になったり、殺人になる。

   苛めだって・・・
   手加減、さじ加減がないばかりに
   悪ふざけのつもりが・・・
   自殺に追い込むことになる。

   ところが
   この・・・手加減、さじ加減・・・の感覚が
   分からなくなっている。

   ゼロイチ発想、○×思考・・・の教育が
   根底をなしている。
   日本には、『曖昧さ』の美徳があった。
   
   いわゆる・・・『障子・ふすま』哲学である。
   日本の家屋は
   部屋と部屋の仕切りは・・・障子かふすまであった。

   障子・ふすまの仕切りの
   部屋の内外で
   話し声が聞こえないわけがない。

   ところが
   聞こえても聞こえなかった・・・
   その所作があった。

   そこには・・・
   絶妙な『加減』がある。

   『察し』の心
   これが日本人のユニークな心意気
   美徳だった。

   そういう美徳が失われて
   殺伐とした社会・家庭・学校になった
   私は・・・そう思う。

   愛している・・・といわなくても
   目と目が合うだけで
   愛の心が通じあった。

   『加減』のセンス、『察しの哲学』・・・の美徳に覚醒せよ!!