河童の茶屋

雑音に惑わされず
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第825弾・親父の弁当

2008年12月19日 10時05分29秒 | Weblog



   本日の天気予報・気温は6~11度。天候は

   彼はある日、母の作る弁当を間違えて持っていった。

   親父の弁当は軽く、俺の弁当は重かった。

   親父の弁当箱は、ご飯が半分で、自分の弁当箱には

   一杯入っており

   親父の弁当のおかずは、味噌がご飯の上に載せてあっただけなのに

   自分のには、メザシが入っていたことを

   間違えて初めて知った

   父子の弁当の内容を一番よく知っている両親は

   一切黙して語らず

   肉体労働をしている親が

   子供分量の半分でおかずのない弁当を持っていく

   これを知った瞬間

   子を思う親の真情が分かり

   胸がつまり、涙があふれ、

   その弁当すら食べられなかった


   これは戦前の話だが・・・

   この子はその感動が勉学の決意になったという