綿矢りさ著「蹴りたい背中」
原田マハ著「本日はお日柄もよく」
綿矢りささんを、テレビでよく見かけるので読んでみました。
「寂しさは鳴る。耳が痛くなるほど澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締め付けるから」の書き始めから心を持っていかれました。
「本日はお日柄もよく」はスピーチライターの話で、選挙演説の部分で思わず涙腺が崩壊してしまいました。加齢により緩くなりました。
☆彡関係ないけど 村上春樹
➣スプートニックの恋
・一匹のやせた黒い犬がどこかからやってきて、ぼくの足の匂いをクンクンと
嗅ぎ、それから一切の興味を失ったようにどこかに行ってしまった。人々は
それぞれの場所で気怠い夏の午後をやり過ごしていた。少しでもまともに動
いていると言えそうなのはカフェのウェイターと犬くらいだったが、それも
いつまで続くかあやしいものだった。