高齢者の症状・疾患の特徴
- 複数疾患の合併が多い
- 症状が非定型的で現れ方が教科書通りでない
- 症状が長引き慢性化することが多い
- 寝たきり状態につながることが多い
- 身体機能は個別性が高く、各種の検査成績の個人差が大きい
- 身体疾患に、うつ症状等の精神・神経症状が伴ったり途中から加わったりする
- 薬剤の反応性が若年者と異なり、薬剤の効果が強く出ることがあり、副作用も出やすい
- 疾患の予後が医学・生物学的な面とともに、環境・社会的な面によって支配されやすい
非定型的症状でよく見られるパターン
- 無熱性の肺炎
- 無痛性の心筋梗塞
感覚機能の低下、常にどこかが痛く新しい痛みに鈍感になる、神経障害、熱が出るほど免疫機能が働かない、熱を出す元気がそもそもない、などの理由による
既往歴を把握することで、複数疾患の合併の理解に役立つ。また、今後出てくるかもしれない症状の予測・分析にも役立つ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます