介護保険制度の基本理念
- 高齢者の尊厳の保持
介護が必要になっても、あるいは認知症になっても、一人ひとりの高齢者の尊厳が守られることを大前提とした介護サービスの提供を行う - 要介護状態の軽減・予防の重視
介護が必要になった場合にはその軽減や悪化の防止を図ることを重視する。さらに、介護が必要になることを防ぐような支援策も実施する - 医療との十分な連携
介護サービスの提供にあたっては、医療的な視点も欠かせないことから、介護保険制度と医療の十分な連携を図る - 被保険者の自由な選択による被保険者にふさわしいサービスの提供
心身の状況や環境等に応じて、高齢者等が自分自身で必要なサービスを選択し、高齢者と介護サービス事業者・施設の対等な関係による契約に基づいて利用することを基本とする。また、様々なサービスを一元化した仕組みで総合的・効率的に提供する - 民間活力の活用による多様な事業者・施設によるサービスの提供
民間企業や市民参加の非営利組織などによるサービス提供への参入も促す - 在宅における自立した日常生活の重視
一人ひとりの能力に応じ、可能な限り在宅での生活を営むことができるように、またより自立が可能になるように介護サービスを提供する - 国民の共同連帯
介護を要することは誰にでも起こりうることから、介護の負担を社会全体で担っていく必要があるため、40歳以上の者で保険料を負担し、介護保険制度の財源を支えるものとする
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