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香港版と国際版(日本公開版)では、
ラストシーンが違います、
香港版とはテーマまで違ったようです。

具体的にラストーシーンでのウーヤンの独白が違います。

これが両者で異なるとしたら、
やはり”映画そのもののテーマが違う”という印象を与えたい
そういう意図を感じます。
その意図を持ったヌシは
この映画のプロデューサーであるモーガン氏のようです。


*香港版のラスト
「その瞬間、投名状を交わした時の契りの言葉だけが脳裏に響いていた
     生不同生 死必同死」
     誓いの冒頭シーンへカットバックして
     犯人(ウーヤン)は逮捕され処刑された
     の説明文あり、エンドロール

*国際版のラスト
「その瞬間、俺の脳裏に浮かんだは言葉は
         この時代死ぬことは容易だ 
             生きぬくことこそ難しい」
     そのまま エンドロール

香港版では、
  義兄弟の契りを足場に自分の理想を実現しようとするパン、
  義兄弟の契りを頼りに
  救いようの無い生活に活路をみつけようとしたアルフ、
  義兄弟の契りその物こそ自分の全てだと信ずるウーヤン、

三者三様、自分の理想の実現に力を尽くしていくうちに、
引き起こしてしまう悲劇を描くことに焦点をあて、
あくまでも個人中心の視点。

国際版では義兄弟の契りをベースにしているものの、
国家権力によって翻弄される三人の生き様のむなしさや
国家権力の非常さに焦点を合てて、
義兄弟という純中国的な文化を
理解しない人たちへのメッセージとしている。

とはいうものの、
ピーター監督が本当に自分の作品だ、
と言っているのは香港版なのです。


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