この週末「どうする?どうなる!?日本映画最前線」
と題されたパネルディスカッションが、ある大学祭で開催されました。
阿部秀司・ROBOT社長、俳優・大沢たかお氏、映画監督・小泉徳宏氏の三氏が出席。
主に学生を対象にしたパネルディスカッションですが、
それだけに飾りの無いナマの考えを聞くことができましたので、ご紹介します。
まず、昨今の映画は「原作あり」が主流。
その原作がヒット小説であれ、マンガであれ、高視聴率の連ドラであれ、
原作として”しっかり核”を成したものだけが、映画化される。
連ドラから映画化されて大ヒットした「踊る~」はその典型的な例で、
しかも、ROBOTが先駆的役割を務めた。。
でしたよねぇ~~~と..
その話題の間、ROBOT作品として、「死神の精度」のポスターが映っていました
現役プロデューサーとしての顔も持つ阿部社長、
話が佳境に入ると、どうしても「リーマンショック以降の資金難」のグチが多くなります。
いえいえ、それだけ困難に直面されているのでしょう。
次に、テレビ局とタッグを組むことによって、
洪水のような宣伝活動を行う事が可能になる、
この手法は、すでに映画をヒットさせる法則として確立されている、と。
あらまあ、昨日のピーター・チャン監督よりは上品な言い
回しでしたが、意見は同じです。
公開前からの告知、テレビをつければ流れる予告CM、果ては当日の番組ジャックに乗せられて、
見ないと話題についていけない気がして、つい映画館へ行ってしまうヒトが多い。
ここで、大沢氏から、きつい一言。
「逆に言うと大量の宣伝さえすれば、そういうルートに乗りさえすれば、
見る価値の無いくだらない映画がヒットすることもある」
「こんな事がつづけば、映画館に足を運ぶ人が少なくなる」 とも。
ですよね~~
映画好きの学生諸君は、メディアジャックにはいささか辟易とした風でしたが、
制作会社としてはこの手法は効果あるんだよ~と阿部氏は評価されてました。
金城くん~~中国、日本、どうやらどっちも大変そうですよ。
続く....かも...
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