daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり

2014年09月24日 | 俳人 - 鑑賞
Google検索のイの一番に出てきた句がコレ。
「じょや」で変換したら「女や」と出た、オイオイ \(◎o◎)/!
除夜と云えば「去年今年貫く棒の如きもの」が条件反射の私だが
今年の年末には私も新たな転換点を迎えることになるのだろうか
それは兎も角‥

除夜の妻‥現実にはテレビを流れくる電子音で、どなたも同じか
それで再確認、森澄雄、大正8年生まれ、だがどこか明治の匂い
明治の女性に惹かれて幸せな人だったのか!?

白鳥のごと湯浴みをり‥ぅ~ん、いつの作品か、それは置くべし
おそらく再晩年まで惹かれ続けたと信じたい私がいる
若妻も若者には似合うが、古女房の深~い味にはどうしても劣る

大正の男は恐らく除夜の鐘を聴きながら年越しソバを食べたろう
その前に湯浴みでスッキリ気分、つまり生まれ変って新妻になる
その大事なだいじな行事の湯浴みなら御神体を浄める式典なんだ

男・森澄雄はこのような気持ちで愛妻の湯浴みを観たのだろう
但し現実は別なんだ、つまり普段からの夫婦関係次第だってこと
祭笛吹くとき男よがりける‥独りよがりの男はぜったいに駄目だ

ともあれ森澄雄は白鳥を観る資格を得ていたと思いたい私であり
だから大いに忍耐強さor鈍感さを兼ね備えていたのかも知れない
そのようなことまで想像すると、俺もと続く男が増える気もする

いやいや、堪能させていただきました。合掌。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。