「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#海外の反応】「韓国のコロナ19診断キットは信頼できない」→韓国ネット「アメリカはアジアの能力を認めたくないのだろう」

2020-03-16 19:39:17 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国「米国FDAが韓国の検査キットは信頼性低い!と主張!米国を助けるな」の声
-アメリカ「韓国のコロナ19診断キットは信頼できない」→韓国ネット「アメリカはアジアの能力を認めたくないのだろう」
-米議員「韓国の診断キットは信頼度が低い」…なお、韓国でも非認可の製品だったことが発覚=韓国の反応
-【悲報】韓国政府が大邱の診療所に送った医療用ゴーグルの90%は不良だった‥ 韓国の反応
-韓国の医師「軽症者を病院から出して重症者に病床を割り当てなければ致死率は上昇し続ける」=韓国の反応
-【韓国】コロナ19、国内致死率が1%に迫る【医療崩壊・医療資源不足・病床不足・患者の理解不足】
-韓国「世界が感嘆!韓国はコロナ検査大国になった!←コロナ大国だ!これが国か?」の声!
-日本厚生労働省「韓国のドライブスルー検査は不正確…医師が対面診断しなければならない」韓国の検査方式を批判=韓国の反応
-韓国人「日本は絶対支援してはならない!」安倍が韓国に助けて下さいと物乞い!韓国製「コロナ診断キット&助け」を物乞いする日本 韓国の反応
-韓国人「コロナ検査をしない日本とアメリカは深刻だ‥」米国コロナ感染者数が2885人に!死者60人→「韓国国民である事が誇らしい」 韓国の反応
-韓国人「日本はなんで防疫を諦めたの?最初から韓国式で行っていれば完璧な成功を収めたと思うんだが」
-韓国人「スウェーデンが日本方式に切り替えた理由…へぇ、医療後進国は大変だな」
-スウェーデンはなぜ、新型コロナの検査を事実上放棄したのだろうか?=韓国の反応
-韓国人「結局日本が正しかった」
-韓国人「アビガンの効果に疑問」日本のアビガンを新型コロナ治療薬に使用しない方針 韓国の反応
-アビガン、韓国ではコロナ19に使わない「臨床的根拠不十分」
-韓国人「日本は何でも捏造国」アビガンに深刻な副作用!コロナ治療に効果無し 韓国の反応
-韓国人「日本のアビガン、韓国には来ない模様…」
-『韓国国内の新型コロナウイルス感染者8,086人に』→韓国ネット「テレビでもネットでも毎日コロナコロナ…もう飽きた」
-【入国制限】韓国外交部、日本と時間帯別協議を異例公開 ... "事前通知" 主張に反論
-韓国人「康京和の風刺画wwwwwwwwwwww」
-韓国「最悪の場合、コロナで米国人170万人 死亡と予測。中国は天罰を受ける」の声
-韓国外交長官が英BBC出演「人種差別しないで欲しい」→韓国人「日本人差別してるのはお前だろ…」=韓国の反応
-カン・ギョンファ長官「韓国発入国制限140ヶ国…カナダ、ドイツ、ブラジル、イタリア、オーストラリアよ、過度の制限避けるべき」
-韓国政府「韓国入国制限した国に反撃を開始する!137ヶ国よ、怖いか?」
-韓国人「世界の70%が韓国を阻止へ…一方、韓国は日本以外にはフルオープン」
-【入国制限】韓国外交部、日本と時間帯別協議を異例公開 ... "事前通知" 主張に反論
-海外「日本に見習おう!」米大物司会者が語る日本で感染が広がらい理由に米国人が興味津々
-イタリア人の中国への態度が一転 「差別」から「感謝」へ変わる
-海外「これは辛い…」入店拒否…海外でコロナ差別を受ける日本人の苦悩に海外心痛(海外反応)
-中国人「マスク不足の日本で日本人がとんでもないものでマスクを作り出した」 中国人「アリじゃね?」「日本人の気合を感じた」
-米国人「コロナにはニンニクキムチだ!」韓国人はニンニクを沢山食べるのでコロナ死亡率が低いというニュースが広まり、米国でニンニクが買い占められる 韓国の反応
-新型コロナに効果?福岡の夫婦がマラリア治療薬で症状改善(海外の反応)
-コロナで休校中の日本の小学生たちが「テレ卒業式」をして海外で話題に(海外の反応)
-海外「日本待っとけよ! 時が来たら俺たちが助けに行くから!」新型コロナウイルスの影響で日本の経済に大打撃、消費額が9818億円落ち込む模様
-海外「本当に野生なのか…?」新型コロナで鹿せんべいがもらえず空腹にあえぶ奈良の鹿に海外困惑(海外反応)
-香港の日本食レストランが客のせいで謝罪に追い込まれる(海外の反応)
-コロナウイルスで自宅待機なのにベランダで歌うイタリア人…お前らこれどう思う?
-フィンランド人「コロナ騒動で目撃された奇人変人を貼ってみよう」
-海外「逃げてぇ!」米版クルーズ船、未検査で全員解放して米国人が大騒ぎ
-「第4のプリンセス」に新型コロナ感染者か?NZが乗員乗客の下船拒否(海外の反応)
-韓国「安倍首相が予定通り五輪開催したい!と主張!開催して滅びろ」の声
-日本『東京オリンピック「1年延期」はない』安倍総理とトランプ大統領、50分の通話→韓国ネット「リスクを取ってまでオリンピックをすべきか?」

【#海外の反応】【速報】韓国人「コスピが下がるのは空売りのせい!経済は悪くない!」→空売り禁止初日の結果がコチラ

2020-03-16 19:37:30 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-【速報】韓国人「コスピが下がるのは空売りのせい!経済は悪くない!」→空売り禁止初日の結果がコチラ
-韓国は滅びましたか?墜落する韓国経済!韓国コスピ また3.2%の急落 外国人8日連続売り越し 1710台まで下落 韓国の反応
-韓国「サムスンとSKの時価総額が33兆ウォン蒸発!IMFが来る!」の声
-韓国経済は焦土と化す!コロナで今年の韓国のGDPが日本を上回る最大1.02%の減少予想!中国に次ぐ2番目の減少幅 韓国の反応
-コロナで韓国自営業者は餓死寸前だ!火病で死にそうだ!韓国の内需市場 コロナで直撃弾 予想よりはるかに深刻 韓国の反応
-韓国の内需は崩壊だ!韓国の主力産業コロナパンデミックでグラグラ 第1四半期の業績に赤信号 韓国の反応
-韓国人「韓国人は日本を殆ど未開国扱いをしています。その理由とは‥」 韓国の反応
-韓国人「日本を死んでも信じられないという韓国人を見てると、残念に見える…」=韓国の反応
-韓国人「武道の世界では反韓感情って普通のことなの?」(海外反応)
-韓国人「純粋に観光だけで見れば日本ってすごく良いところじゃないか?」
-韓国人「コロナ事態が終わったら日本旅行不買はどうなるんだろうか」→「オリンピックが終わったらたくさん行くつもり」

【#海外の反応】韓国人「国内コロナ検査しまくりが間違ってるどころか、検査キットそのものが間違っていた…?」「これが事実であれば本当に国が滅びますね…」

2020-03-16 03:12:12 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国人「国内コロナ検査しまくりが間違ってるどころか、検査キットそのものが間違っていた…?」「これが事実であれば本当に国が滅びますね…」
-米FDA「「韓国診断キット、信頼度低い」→韓国疾病管理本部「RT-PCR診断キットは正確」と反論! 韓国の反応
-韓国人「コロナ事態が終われば、嫌韓のベトナムに見せしめとして報復するべきだろうか?」 韓国の反応
-【悲報】韓国人「ベトナムは韓国より日本が好きな様です‥」ベトナムは韓国を敵国と認識し、後頭部打撃をする国 韓国の反応
-韓国「韓国は模範対象!コロナ防疫で米議員が韓国を賞賛!市民意識が誇らしい」の声
-カン・ギョンファ長官「ノルウェーよ、韓国の防疫は完璧だ」 ノルウェー外相「評価する!」→通話終了直後に韓国入国禁止へ
-韓国「イラン人が韓国のコロナ防疫を羨ましいと称賛!大韓民国ファイティン!」の声
-韓国人「なぜか全世界が日本式で行くようなんだが(汗)」
-韓国人「日本がコロナを隠蔽しているという説は話にならない」=韓国の反応
-【速報】韓国「最悪の場合、米国のコロナ感染者1億人以上!と米紙予測!世界経済崩壊だ」の声
-コロナウィルス感染者のグラフを公開 (中国以外) 海外の反応
-新型コロナ対策でインドのヒンズー教団体が「牛の飲尿パーティー」開催(海外の反応)
-これは酷い!コロナウイルスに感染した男性が意図的にウイルスを拡散し、接触した日本人女性が陽性に・・ 海外が日本人の行動に絶句
-海外「最高だ」「ガセだ」Cロナウド、自身所有のホテルを病院として無償提供!?フェイクニュースの疑いも..【海外の反応】
-外国人「日本は東京オリンピック中止を一切考えてないらしい…」
-中止は狂気の沙汰だ!1年延期が賢明で安全だ!東京五輪の中止・延期についてどう思う?海外の反応
-海外「逃げてぇ!」日本の調査結果を無視した英コロナ対策に英国人がパニック状態
-日本と真逆の英の新型コロナ対策に海外びっくり仰天!(海外の反応)

【#海外の反応】【言った言ってない論争】韓国人「日本が韓国政府の反論に再び反論」「礼儀がない国だ

2020-03-16 03:11:09 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-【言った言ってない論争】韓国人「日本が韓国政府の反論に再び反論」「礼儀がない国だ」
-韓国人「韓国人って日本を未開扱いするけどさぁ…」=韓国の反応
-韓国人「日本、アニメの影響で剣道を習う子供が増加・・・歴史は繰り返される」
-【火病】韓国人「火病を起こしたミニカンギョンファが発見される」 韓国の反応
-韓国人「JYPから今年デビュー予定の日本の女子2人を見てみよう」。 二人目は苗字からも顔の造作からも在日の方のような。
-韓国人「これでまだ18歳というのが衝撃…日本の有望株、久保建英の競技力をご覧ください」

【#CREA WEB】新型コロナ感染者がなぜ急増? 今、イタリアで起きていること

2020-03-16 02:25:38 | コラム
新型コロナ感染者がなぜ急増?今、イタリアで起きていること
 世界中に感染拡大している新型コロナウイルス。
 2020年3月12日(木)にはWHO(世界保健機関)がパンデミックを表明しました。

 日本国内で確かな状況が見えないなか、感染が拡大している世界の実情も多くが不明……。
 そこでイタリアに住むライター・岩田デノーラ砂和子さんが “移動制限区域の内側”からレポート。現地報道から読みとれること、感じたことを届けてくれました。

イタリア全土で移動が制限されました
 2020年2月下旬から爆発的な感染者数を記録しているイタリア。

 収束の気配が見えない3月9日(月)に新型コロナウイルス対策における3つめの法令を発布。イタリア全土で移動や行動を制限しましたが、3月11日(水)にはさらに内容を強化。それは、バールやレストランなど店舗を終日閉めるというドラスティックなものでした。

かつては感染者ゼロに 抑え込まれていた
 まず、イタリアでの新型コロナウイルス感染拡大の経緯をおさらいします。
 初めて感染が確認されたのは、1月下旬のこと。ローマを旅行中の中国人2名が陽性であることが判明しました。
 2名はすぐに感染専門病院で隔離入院。同行グループ全員にも検査が行われ、すべて陰性でしたが検疫隔離となりました。
 次の騒動は1月30日(木)で、ローマ・チヴィタベッキア港に入港したクルーズ船内で、マカオ出身の女性が発熱。
 2回の検査で陰性、かつ別のインフルエンザ感染が確認され、乗客乗員約7,000名のうち下船予定だった約1,000名が下船となりました。 
 このことからイタリア政府は即日にイタリアと中国を結ぶ路線をブロック。
 2月上旬には、日本同様に武漢からイタリア人を引き揚げ、検疫隔離。春節が終わってイタリアに帰国する在住中国人には、2週間の自宅隔離を要請しました。
 水際対策が功を奏したのか、中旬には陽性者は見当たらず(先の中国人旅行者2名のほか、陽性だったイタリア人1名も回復)、イタリアは見かけ上“感染者ゼロ”だったのです。


北イタリアで 経路不明の感染者が発覚
 そして、2月20日(木)。ミラノから約60キロの街、ロンバルディア州コドーニョで、38歳の男性に感染が確認。
 男性には中国渡航歴がなく、唯一考えられたのは、1月中旬に中国から戻ったイタリア人の友人と夕食をとったこと。
 でも、この友人は検査の結果、陰性および罹患歴もないことがわかりました。
 感染経路不明の陽性者が出現。イタリアに激震が走りました。
 ただちに濃厚接触者が追跡され、全員検査をしていくと、地域内での感染の広がりが見えてきました。
 男性が発熱時に診察した医師や看護師、同時期に病院を訪れていた患者なども感染……。

※感染経路は現在、調査研究中。1月中旬に中国とコンタクトがあったドイツ人男性がおり、この男性が勤める会社でも陽性者が数人発覚。コドーニョとの接点もあることなどから、彼が“感染者No.0”の疑いがあると報じられています。

 感染が抑えられていた時期でもあり、病院では有効な防疫対策がとられていませんでした。
 当時も今も、対策の前線に立ち続けるイタリア国家市民保護局長アンジェロ・ボレッリ氏は「責めても仕方がない」と、ジュゼッペ・コンテ首相とともに、必死の防疫対策を開始します。


マスクと一緒に、パスタや小麦が消えた
 まず、イタリア国内で感染者の接触者を追跡し、“感染の可能性がある”全員を検査。そして、アウトブレイクしている地域を特定。同時に、陽性者の約半数に無症状の感染者がいることがわかりました。
 対象地域で多くの検査を行うことで、無症状な感染者が多数いることも判明。
 そこで2月23日(日)には対象地域の移動制限、休校、イベント中止などが盛り込まれた緊急法令を発令。
 いわゆる移動が制限される「レッドゾーン」が誕生したのです。
 突然の封鎖を警戒したミラノや周辺都市では、買い占めパニックも発生。
 パスタや小麦、トイレットペーパー、マスクなどが一時期、店頭から消えました。

遠い南イタリアでも感染! しかし対応は早かった
 レッドゾーンの出現から間もなく、各地でも感染報告が届くようになりますが、経路をたどれば、北イタリアの感染地域もしくは付近との接触があった人がほとんど。
 たとえば、私の住むイタリア最南端のシチリア州パレルモでも、2月25日(火)にベルガモ(ミラノ近郊)からの旅行者1名に陽性が判明。
 感染者は即座に隔離入院。また感染者が滞在していたホテルでは、濃厚接触が疑われる同行者29名とスタッフ合わせて約40名をホテル内で検疫隔離させたのです。
 感染発覚の翌朝には、防護服の検査員が全員検査に訪れるなど、それはそれはあっという間の出来事でした。
 2週間の検疫隔離期間中、繰り返された検査で無症状感染者が2名、見つかっています。
 全検査と厳格な隔離措置により、感染発覚時も検疫中もホテル周辺で混乱が起きることもなく、平穏に日々は過ぎていきました。
 もし、この無症状感染者が旅行を続けていたら? 疑心暗鬼になり、パニックも起きていたかもしれません。
 ほかにも、陽性者が確認された街の3,000人全員に検査が実施されたり (無症状感染者含む陽性者数名を発見)、感染の可能性があるエリアをしらみつぶしに検査して状況を可視化したり。
 そのため感染のない地域では、ほとんど不安を感じないまま過ごせていました。
 しかし、それは一方で油断を促すことにもなったのです。
※ちなみにイタリアはホームドクター制。検査をしたい誰もが病院には駆け込めません。まずホームドクターおよび専用番号に連絡し、症状が認められた場合に病院の外に設置されたテントで検査、もしくは検査員が訪問します。

イタリア人の習慣と危機感のなさが 原因のひとつ!?
Navigli di sabato al 50%, a occhio (sono tutti dal lato al sole, di là è più vuoto). pic.twitter.com/gAoXnM2PWW
― Luca Sofri (@lucasofri) 2020年3月7日コロナ感染拡大が報道されたにもかかわらずナヴィリオで楽しむミラノの人々。
 当時イタリアでは、コロナを怖がり過ぎて経済を停滞させる方が恐ろしい!  と、できるだけいつも通りの暮らしが続けられていました。
 挨拶の握手や抱擁、両頬へのキス。おしゃべりなイタリア人たちが顔を突き合わせて楽しむアペリティーボ。感染地域は特定されているから、それ以外は大丈夫、という感覚で。

この投稿をInstagramで見る

Un aperitivo a Milano, ho raccolto l’appello lanciato dal sindaco @beppesala dal Pd Milano. Non perdiamo le nostre abitudini, non possiamo fermare Milano e l’Italia. La nostra economia è più forte della paura: usciamo a bere un aperitivo, un caffè o per mangiare una pizza. Coraggio, reagiamo e uniti ce la faremo!  🇮🇹

Nicola Zingaretti(@nicolazingaretti)がシェアした投稿 - 2020年 2月月27日午前11時45分PST

ジンガレッティ書記長本人のインスタグラムより。

 元ラツィオ州知事でイタリアの連立与党、民主党のジンガレッティ書記長も、わざわざミラノのナヴィリオで、アペリティーボを楽しむ様子をSNSにアップ。
 でも数日後、見事に感染……。
 そのほか、なんとレッドゾーンにもかかわらずコドーニョからトレンティーノ州にスキーバカンスに出かけた老齢カップルや、わざわざ南イタリアから北へスキーに出かける人も! 
 彼らものちに陽性が確認されました。

全土に感染を運ぶ!? ミラノから大脱走
 そんな危機感のなさが危惧されていたころ、ミラノを含むロンバルディア州全体と北イタリア14県(報道時は11県)が封鎖されると3月7日(土)の夜にスクープとして報じられました。
 すると今度は、慌てて詰めたであろうスーツケースを引いた大群が、ミラノ中央駅に集結。ひとまず乗れる列車やバス、車で、トスカーナやローマ、ナポリ、そしてシチリアへ……。
 しかし、翌朝の正式発表で伝えられたのは、封鎖というより行動抑制がコンセプトの法令でした。
 休校、イベントの中止、ショッピングセンターの休日およびその前日の休業、飲食店の営業時間制限(6:00~18:00)、ミサや結婚式、お葬式の中止。
 持病のある高齢者の外出自粛、指定エリアの出入り禁止(仕事や健康上の理由を除く。ただし許可証が必要)などなど。
 イタリア人の老若男女は、集まるのが好きな人が多く、しかも人と人との距離が近いときでもマスクは一般的につけないし、咳エチケットも浸透していない。
 日本と比べても感染対策の意識が低いうえ、危機感もないから、行動に対する遠回しの“注意勧告”といった趣だったのです。
 逃亡した人々が到着するであろう中部や南部の駅、空港では検疫を強化。
 各州知事が北イタリアから到着した人に、ホームドクターへの通達および14日間の自主隔離も通告しました。
 しかし、時すでに遅し……。
 煽る報道と常軌を逸した非常識な人々によって、ウイルス感染の可能性濃厚な人々がイタリア各地へ散ってしまったのです。
 その数、なんと数万人! 
「一人で自宅隔離になったら困る!  実家に帰る!」。そんな気持ちはわからないでもないし、家族を地元に残してきたビジネスマンもいたでしょう。
 でも、各地では怒りの声が爆発しました。頼りの実家に到着するも家に入れてもらえず、車で自主隔離を迫られた男性もいたようです。

イタリアでは今、何が起きているのか?
温厚なコンテ首相が優しく語りかける。

 この大勢の逃亡劇から2日後、3月9日(月)の夜に再びコンテ首相が会見。

 ロンバルディア州を中心とした北部に課せられた法令を3月10日(火)から全国に適用するといった旨を、今度はスクープ前に首相自ら予告したのでした。

「ひとり一人が責任ある行動をし、私たち自身、そして私たちの家族、私たちの両親、そして私たちの祖父母たちを守りましょう。習慣を変えるのは難しいことです。でも、猶予はありません。外出を控えるときです。私は家にいます」

 この直後の真夜中には、それでも各地のスーパーマーケットに行列ができてしまいました。が、棚が空っぽになるほどの騒ぎではなく、ほんの一部の“真に身勝手な人々”の間で起きただけ。イタリア人にも“緊急事態”がやっと浸透し始めました。

 そして3月11日(水)の夜。さらに対策を強化する法令が発表されました。冒頭でご紹介したように、全国で飲食店や店舗を終日クローズするというものです。

 このときのコンテ首相の会見は、より多くの国民の心を打つものでした。

「経済より今、優先すべきは国民の命です。今は人との距離が離れますが、それは再び熱く抱き合うため。国民がひとつになり、一緒に戦い抜きましょう」

 思い切りのよい決断に、さすがのイタリア人も「それぐらいしないとダメだね」と覚悟を決めたようで、現地はとても落ち着いています。 

 首相の会見での言葉「私は家にいます #iorestoacasa」はハッシュタグになり、SNSで料理や家で過ごす様子がアップされるようになりました。また、#andratuttobene(きっと全てうまくいくよ)が虹とともに描かれた旗をバルコニーや窓に掲げるプロジェクトが始まり、日夜問わず戦う病院スタッフや不安な人々の気持ちをホッコリさせてくれています。

 感染者数が多い分、高齢化社会のイタリアでは持病を持つ高齢者の死亡も増加しています(死因が別でも感染していたら感染者数にカウント)。心配は続きますが、医療崩壊を回避するために、必死に対策が進められています。中国から医師団も応援派遣されました。

※「年齢で命の選別をする、高齢者に挿管しない」とあちこちのニュースメディアで取りあげられたようですが、フェイクニュースであると判明。該当の病院が警察に被害を提出済み。

 今、ひとり一人ができることは、もうこれ以上、不用意な感染を招かないこと。高齢者にうつさないこと。それが医療機関に負担をかけず重症者を救う助けになる。

 対策本部の明確な方針や現状、透明性のある検査数も毎日、ライブな記者会見で伝えらえているため、疑心暗鬼になったり余計な詮索でストレスを感じることもなく、シンプルに(珍しく)国全体が一丸となり戦っています。

 だから、#私は家にいます。そして #きっと全てうまくいく、と願って。

※掲載の内容は2020年3月13日(金)時点のものです。

岩田デノーラ砂和子

【#ニュースイッチ】新型コロナ「パンデミック」を乗り越えろ!治療薬・ワクチン開発最前線

2020-03-16 02:17:28 | コラム
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、治療薬やワクチンの開発が相次いで始まっている。ウイルスが確認された当初は感染の広がりは限定的との見方が大勢を占めていたが、欧州で患者が急増するなど早期の収束は見通せない状況だ。世界保健機関(WHO)もついに新型コロナの「パンデミック(世界的大流行)」を表明した。有効な治療薬やワクチンを求める声は日々高まっており、開発の進展が注目される。

新型コロナが猛威を振るう中、知見を持つ世界の製薬会社が治療薬やワクチンの開発を相次いで表明しており、政府や医療関係者が高い関心を寄せている。治療薬やワクチンが開発されれば、これまでの防疫による感染拡大防止策とともに、ウイルスに対する有効な対応策が打ち出せるからだ。

治療薬の開発で活発なのは、既存の薬剤が新型コロナウイルス感染症(COVID―19)に対して有効かどうかを確かめる取り組みだ。当局の承認を受けた既存薬は人に対する安全性が過去の臨床試験で確認されており、開発期間を大幅に短縮できることが利点だ。抗ウイルス薬を中心に各国で臨床試験が既に始まっており、早期に結果が得られる見込みだ。

エイズ・インフル・エボラ熱…抗ウイルス薬検証
候補の一つである米アッヴィの抗エイズウイルス薬「カレトラ(ロピナビルとリトナビルの配合剤)」は、ウイルス増殖に関与する「プロテアーゼ」という酵素を阻害する薬剤だ。研究機関の観察下で、日本や中国などで患者への投与が始まっており、有効性の確認が進む。

富士フイルム富山化学(東京都中央区)の抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」も検証対象だ。アビガンはウイルスの「複製」を助ける「RNAポリメラーゼ酵素」を阻害する薬剤で、COVID―19に対する有効性も期待される。アビガンは一般には流通しない備蓄薬で、国が新型や再興型インフルエンザの流行に備え、200万人分を確保している。効果が示されればすぐに広範囲に供給できることが利点だ。富士フイルムは政府要請を受けて増産を検討しており、収束が長引いた場合でも安定供給が揺らぐ可能性は低い。

米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」は、WHOが治療効果の可能性を強調したことで世界中の関心を集めた薬剤だ。かねてエボラ出血熱の治療を目的に開発してきたが、2月下旬にCOVID―19を対象とする二つの第3相臨床試験を実施すると発表した。

試験は重症患者400人、中度患者600人が対象で、アジアを中心に診断例の多い国の医療機関が参加。4月には中国の結果が出る見通しだ。しかし、レムデシビルは開発段階で、いずれの国でも承認は得ていない。試験が終了しても承認審査が必要で、本格的な供給には一定の時間が必要だ。

早期の新薬開発に挑む
既存品に頼らずに新規の開発を目指す動きもある。武田薬品工業はCOVID―19の治療薬として、新たな血漿(けっしょう)分画製剤を開発する。独自技術を活用することで早期に臨床試験に入れる見通しで、9―18カ月で供給を目指す。

武田薬品が開発に取り組むのは「TAK888」。COVID―19から回復した人の血漿を利用してつくる薬剤で、原因ウイルスに対する免疫機能を高める効果があるという。この血液由来の医薬品技術は武田薬品が19年に買収したアイルランド製薬大手シャイアーが強みとして抱えていたもので、長年のノウハウが集約されている。TAK888の製造もシャイアーが先端の整備を進めていた米ジョージア州工場を活用する計画で、関係者の期待は高い。

ワクチン開発も活発に、オールジャパンでも動き
新型コロナのワクチン開発も活発だ。ワクチンは感染症の予防に用いられる医薬品。体内に無毒化や弱毒化した抗原を投与することで病原体に対する抗体生産を促し、免疫を得る仕組みだ。有効なワクチンが開発されれば感染拡大の強力な抑止力になる。市民だけではなく、前線に立つ医療関係者や防疫関係者を感染から守れることも有益だ。

現在、メガファーマと呼ばれる米ジョンソン・エンド・ジョンソンや仏サノフィ、英グラクソ・スミスクラインなどが開発に乗り出しており、知見を持つ各国のバイオベンチャーもこれに続く。

海外企業が先行する中で、オールジャパンによる新型コロナのワクチンの共同開発が公表され、大きな話題となった。主導するのは、大阪大学発のバイオベンチャー「アンジェス」だ。研究には阪大が参画し、ワクチン製造はタカラバイオが担う。

共同開発が関心を引いたのは、ワクチンの形態にある。一般的なワクチンはウイルスを鶏卵で培養するが、3者が取り組む「デオキシリボ核酸(DNA)ワクチン」はウイルスを製造に用いないことが特徴だ。アンジェスの山田英社長は「危険な病原体を一切使わないため安全で、短期間に大量生産できる」と自信を見せる。

DNAワクチンは、「プラスミド」と呼ばれる環状DNAを利用する。新型コロナの表面には突起状の「スパイクたんぱく質」が発現している。このたんぱく質の遺伝子をコードしたプラスミドを接種することで、体が同たんぱく質を抗原として認識する。その結果、体内に抗体がつくられ、感染や重症化を抑制できるという。

鶏卵法は、ウイルス分離からワクチン製造まで5―8カ月程度。今回の手法では、これを6―8週間に短縮できると見込む。既にワクチンの設計を終えており、早ければ6カ月で、人で安全性や有効性を確認する臨床試験に移れるという。