「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#海外の反応】【医療崩壊】韓国高校生「熱が41.5度あって肺炎の症状出てて死にそう…」→病院「コロナじゃないなら家に帰れ!検査キットで陽性出せ!」→死亡…

2020-03-19 20:05:57 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-陽性判定+肺炎症状で死亡した17歳の青年、最終的に陰性と判断…検査場汚染の疑い=韓国の反応。 「世界に誇る検査大国ニダ! ホルホルホル」の実態がコレ、という想定内のオチ。そもそも「一人の患者に13回の検査」ってなんだよ!? この時点でおかしいと気付けよ! 検査数の水増しまでやってたという自白か?
-韓国人「大邱17歳の高校生『12回陰性→部分陽性→最終陰性』なぜ?」「変異か?」
-【医療崩壊】韓国高校生「熱が41.5度あって肺炎の症状出てて死にそう…」→病院「コロナじゃないなら家に帰れ!検査キットで陽性出せ!」→死亡…。 日本のバヨクたちが日本国内に呼び込もうとしている「医療崩壊」の実態がこれ。可哀想に。
-【韓国】死亡した17歳少年の両親「熱が41度以上あるのに、病院は家に帰れと言った」
-【速報】韓国人「原因不明の肺炎患者277人全員『陰性』」「検査キットが深刻なようだ…」
-米国「韓国の診断キットは複数抗体の検査ができず、使い物にならない。不適切であり米国は導入しない」=韓国の反応
-韓国人「韓国製検査キットはゴミだったと判明する・・・」
-韓国は世界一安全だ!韓国が羨ましいと言え!トランプ米大統領が韓国のコロナ初期対応には問題があったと述べる 韓国の反応
-韓国人「日本人が韓国を丸パクリ!」散々文句を言いながら結局は「韓国式ドライブスルー」のコロナ検査を採用! 韓国の反応
-『日本の製薬会社が開発した「アビガン」を中国が新型コロナウイルスの治療に使用へ』海外の反応
-中国「日本のアビガンという薬は新型コロナに効果あった、採用を提言する」
-韓国医療界「日本のアビガンは、毒性や死亡事例など深刻な副作用がある薬物」=韓国の反応。 そうそう、危険だから韓国では使わない方が良いよ。
-減少もつかの間…韓国の新規感染者、5日ぶりに再び3桁…152人増の8565人=韓国の反応
-韓国「O型の血液型は新型コロナに強い!と中国研究者が主張!野蛮な統計だ!」の声
-中国研究陣「血液型O型、新型コロナ耐性強い…A型は弱い」=韓国の反応
-イタリアが完全に崩壊中 1日の感染者&犠牲者で過去最高を更新
-韓国人「アメリカ感染者7000人突破!一晩でコロナ感染者が1300人急増!」 韓国の反応
-【速報】韓国「マレーシアの感染者790記録!親中で国が滅びる!」の声
-ついに中国超えた欧州の感染者数…合計9万人=韓国の反応
-日本の納棺師が暴露『肺炎の死亡者はコロナウイルスの診断なしにすぐに火葬』→韓国ネット「隠蔽していることを知っていても日本国民たちの大多数は沈黙。」
-韓国人「結局、コロナ対応は日本が正しかった」=韓国の反応
-日本政府が「不要不急の外出を控えて」と呼びかけた結果!社畜の反論が悲惨すぎる!【台湾人の反応】
-海外「不可解…」「良くやってる」日本政府は何もしてない?日本の新型コロナ対策に疑問を持つ外国人に海外賛否(海外反応)
-海外「日本に逃げたい!」日本で感染が広がららない理由判明に海外が大騒ぎ
-日本の航空会社の「心配り」が凄い!「コロナが収束したら絶対に日本に遊びに行く」とタイ人が応援!【タイ人の反応】
-韓国では無理だから羨ましい!日本は豊かな国だから太っ腹だ!日本 全国民にリーマン危機時より多い現金給付を検討 韓国の反応
-外国人「アメリカ株の下落率が世界恐慌よりヤバいペースなんだが…」
-トランプ「コロナ19ではなく中国ウイルスが正しい」→韓国ネット「中国が地球から無くなったらいいのに」
-トランプ大統領が重大な会見を予告?新型コロナを「中国ウイルス」と表現 韓国ネット「中国から始まったのだから当然そう呼ぶべき!」
-【悲報】韓国人「日本人が日本式挨拶“お辞儀”で自画自賛!」→「倭国が存在する以前から韓国ではお辞儀で挨拶をしていた」 韓国の反応
-日本サッカー協会会長・JOC副会長の田嶋氏が新型コロナ陽性 中国人「これはまずい」「オリンピックはさすがに厳しいか」
-外国人「コロナウイルスで自宅待機?うるせえ外出するわ!」
-納豆が新型コロナに効果?日本で広がったデマに海外びっくり仰天!(海外の反応)
-米警察「トイレットペーパーが切れても通報しないで、トウモロコシの軸でも代用可」(海外の反応)
-イーロン・マスク氏「コロナパニックは愚か。自動車事故にあう可能性の方が高いし」
-海外「日本人は賢い!」日本人が考える東京五輪開催に海外が興味津々
-外国人「日本人の7割が予定通りに東京五輪が開催できると思っていないらしい…」(海外反応)
-韓国人「オリンピックが中止されれば韓国の損害も大きいのに、なぜそれを望んでいるんだ?」=韓国の反応
-「無神経で無責任」東京五輪準備にカナダIOC委員から批判(海外の反応)
-「恥ずべき大会になる」 英紙、オリンピックを強行しようとするIOCと日本を批判 海外の反応
-海外「日本人はオリンピックの強行なんてしないよね??」コロナウイルスが流行する中、オリンピック開催に対する日本の世論調査を知った外国人の反応。 自分だってこのままではマトモに開催出来るとは思ってませんが、日本が自分でギブアップ宣言すると全責任を日本に負わされるのが自明となった以上、日本からは引くに引けないわけで(個人的には2年後に延期出来るのが一番だと思いますが)。今回のコロナ騒動、欧米で爆発的に拡大するまでは「感染拡大防止も出来ない日本に五輪開催の資格はない!」などと好き方放題に報道した欧米のゴミメディアども(特にニューヨークタイムズとブルームバーグ)の報道を日本人は今後決して忘れてはいけない。あいつらは「日本の敵」だ!

【#海外の反応】韓国人「韓国株を買う人がいなくなる…サーキットブレーカー発動も底のない墜落…日本と何が違うの…」

2020-03-19 20:04:45 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国人「韓国株を買う人がいなくなる…サーキットブレーカー発動も底のない墜落…日本と何が違うの…」
-韓国総合株価指数、8%近く下落して時価総額1000兆ウォン崩壊…今年3度目のサーキットブレーカー発動=韓国の反応
-【韓国経済】KOSPI時価総額、1000兆ウォン(約85兆円)を割る
-韓国がなくなる!日本は1%しか落ちてないのになぜ韓国は8%下落なんだ?韓国コスピが8.4%の暴落で1450台まで下落 韓国の反応
-韓国人「なぜか日本の証券市場だけ上がってるんだが・・・」→「通貨スワップが切実だ・・・」
-韓国人「今日の韓国と日本の証券市場を比較した結果・・・」→「なんで韓国だけこんなにひどく落ちているのか・・・」
-[速報]コスピ急落!コスピが金融危機以来初めて1500台を割り込む 韓国の反応
-【悲報】韓国人「ウオン安が止まらない!1ドル1300ウオン目前に‥」 韓国の反応
-【韓国】「ドル、無くなりそう」... 韓国人「アメリカ、日本と通貨スワップ出来なければ我が国は滅びる」
-韓国経済、日本や米国と通貨スワップを結ばない限り実質的なウォン安対策にならない=韓国の反応
-【緊急速報】韓国人「ウォンドル1290突破、今からでも日本に跪いて通貨スワップ要請しろ!間に合わなくなっても知らんぞ!!」
-【速報】韓国人「コスピ、またサーキットブレーカー発動」「とにかく通貨スワップを!日本でも米国でもいいから!」
-韓国人「反日の文在寅&康京和コンビは、日本と通貨スワップを結ぶ事が出来るのだろうか?」 韓国の反応
-【悲報】韓国人「反日反米の文在寅は米国と通貨スワップ出来るのか?」ウォン/ドル相場が暴落!市場の不安解消には韓米通貨スワップ締結が必要 韓国の反応
-第2のIMFだ!年末まで続けば韓国は滅亡だ!韓国当局がコロナが最悪の場合年末まで流行し長丁場になる事を想定 韓国の反応
-【ウオン安】韓国人「最低値でウオン安‥KOSPI指数も1600ポイント台を割り込む」→「経済爆亡だ‥」 韓国の反応
-【速報】韓国「コスピ1600崩壊!IMFが来る!これが国か?」の声
-韓国「文大統領の支持率が47%を記録!世論洗脳だ!信じられない!」の声
-韓国「東京五輪中止の場合、払い戻し不可!詐欺だ!世界迷惑国だ」の声。 (注)組織委員会がデマだと正式に発表しています。
-韓国人「韓国で自転車以外にもたくさんパクられるものをご覧ください・・・」
-韓国人「韓国に詐欺師が多いというのは事実なのか?」
-【悲報】中国人さん、正論で韓国人をボコボコにしてしまう=韓国の反応
-【韓国】アメリカ人死亡、韓国産エノキダケから食中毒菌を検出

【#FNN.jpプライムオンライン】不確実性は無視? 韓国で新型コロナPCR検査が日本の18倍も実施されるワケ

2020-03-19 20:02:45 | コラム
韓国 28万6716人(3月18日0時現在)
日本 1万5655人(3月17日12時現在)

日本と韓国で大きな差が出ているこの数字、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査の実施数だ。日本では検査数が少なすぎるとの批判から政府は検査能力の拡大や簡易検査キットの開発など、対応を急いでいる。

ソウル在住の私の周りでは「韓国の検査は世界一」「韓国の検査体制を世界中が称賛している」との自画自賛の声が大半だ。なぜ韓国では、世界でも類例を見ない程大量のPCR検査が行われているのか、調べてみると両国の検査に対する「認識」の大きな違いが見えてきた。

PCR検査は万能ではない
韓国の検査が多い理由としてよく上げられるのは、2015年にMERS(中東呼吸器症候群)を経験した事が挙げられる。MERSが猛威を振るった事の反省として韓国政府は以前から検査体制を充実させていたのだが、ここでは詳細を割愛する。もう一つ重要な点は、韓国ではPCR検査の判定には間違いが多いという認識が、ほとんどない事だ。

日本の複数の感染症専門医が発信している情報によると、新型コロナウイルスの感染の有無を調べる場合、PCR検査の信頼度はそれほど高くないとの評価が多い。感染している人を正しく「陽性」と判定できる割合を「感度」と呼ぶが、実際に感染者の治療を行った国際医療研究センターの忽那賢志医師は「感度は70%くらいかなと感じています」と発信している。一方、感染していない人を正しく「陰性」と判定する割合は「特異度」と呼ばれる。これは感度に比べて相当高いようだ。はっきりした数値が出せないのは、蔓延して間もないウイルスなので、データが少ないためだろう。

前出の忽那医師や静岡県立静岡がんセンターの伊東直哉医師など感染症のプロの方々が「感度」や「特異度」について分かりやすく解説して発信しているので、詳しくはそちらを参照して欲しいが、ざっくり言えば、PCR検査の結果には不確実性があり、感染していないのに陽性判定される偽陽性や、感染しているのに陰性判定される偽陰性がどうしても出るという事だ。さらに言えば、検査する対象を、感染が疑われる症状のある人に限定すれば偽陽性と偽陰性の絶対数は下がり、軽症者や無症状者を含む多くの対象を検査すればするほど、偽陽性と偽陰性の絶対数が上がるのだ。

一方、WHOのテドロス事務局長は3月16日の会見で「検査、検査、検査だ。疑わしい例は全て検査するんだ」と発言した。検査対象を広げるように呼び掛けたように聞こえるが、実はWHOはすぐさま「感染者と接触した人が症状を示した場合にのみ検査を行う事をWHOは勧めています」と表明し、軌道修正している。軽症者や無症状者を検査せず、熱が4日続くなど感染が強く疑われる人や感染者との接触者に限りPCR検査を行う日本政府の対応は、多くの感染症専門医やWHOの方針からそれほど外れてはいないように見える。

韓国のPCR検査は超優秀?
一方韓国は偽陽性や偽陰性の問題をどう見ているのか?実は、韓国社会では殆どゼロと言っていいくらい議論されていないのだ。韓国の疾病対策本部は、韓国製のリアルタイムPCR検査キットを臨床現場で使うと発表した会見で、「キットの感度と特異度は100%だ」と高らかに宣言した。私は厚生労働省担当記者の経験があるが、感度100%のPCR検査キットが存在するなど初耳だ。韓国メディアはこの発言をそのまま引用している。日本で議論になっているPCR検査の不確実性については、確認した限りほとんど報じられてない。

そこで疾病対策本部に「感度100%のキットが開発できたなら革新的なものだ。一体どういう仕組みなのか」と聞いてみた。しかしその回答は、「実験室で新型コロナウイルスをキットに入れたら100%反応した」というもので、臨床現場で実際に使った際の予測値ではないという事だった。では、現場で使う際の感度と特異度はどのくらいになるとみているのかと聞いたが、質問には直接回答せず、「現在臨床データを集めて検証している。判定の正確性は95%を超えると見ている」との回答だった。95%の根拠は示されなかった。もしこれが事実ならば「PCR検査は不確実」という日本の議論の前提が根底から覆る事になる。ただ、世の中に出てきたばかりの新型ウイルスに対するPCR検査の正確性が95%以上というのは、にわかには信じがたい。

韓国のPCR検査は「国家の誇り」となっている
何人かの韓国人の友人に聞いてみたが、PCR検査の結果に対する疑念は皆無で、「陽性=感染している」「陰性=感染していない」と素直に受け止め、検査数を増やすのは当然との認識だった。政府もメディアもそう発信しているので当然だ。だから偽陽性や偽陰性の問題も社会的にほとんど議論されていない。

韓国メディアによると、集団感染が発生した南部の大邱市で、多くの軽症者や無症状者が病院や隔離施設の病床を占めてしまい、重症者が入院できない事態が起きている。自宅や病院の応急処置室で亡くなった人は17人に上るとの報道もある。広範囲なPCR検査で偽陽性者が多く出たり、多数の軽症者を掘り起こす事で限られた医療機関の力が消費され、重症者の治療に手が回らなくなった可能性はあるだろう。

大邱市は人口約250万人の大都市で、日本の大阪市と名古屋市の中間位の規模だ。もし大阪や名古屋で、多数の重症患者が入院できずに死亡したら、日本の世論はどうなるだろう。恐らく政府の失態だと大騒ぎになるのではないか。しかし、多数の検査が当然視されている韓国では、この状況が強い政権批判には繋がっていない。

逆に文在寅大統領や政府与党は、「韓国の検査体制を世界が称賛している」「韓国の検査は世界最高だ」とさかんに宣伝している。ついには大統領府が「新型コロナ診断キット5万1000個をアラブ首長国連邦に緊急輸出した」とPRするに至った。もっともこれは、のちに「検査キット」ではなく検体を採取して運搬する時の「採取キット」だとメディアに指摘され、大統領府があわてて訂正するというオチが付いた。それくらいPCR検査は政権にとってアピールしたい「業績」であり、世界的な感染が拡大するなかで「韓国の誇り」となっているのだ。

韓国では4月、任期後半に入った文大統領の求心力を占う国会議員選挙が行われる。文在寅政権は、中国からの入国者を水際で止めなかった事で批判されており、執拗なまでの「世界最高のPCR検査」PRは、選挙に向けた戦略の1つであるようにも見える。

未知のウイルスとの闘い…各国比較は慎重に
世界各国が新型コロナウイルスと戦っている今、他国がどんな対応策を取っているのか比較検討し、知見を共有しながら良いところは積極的に取り入れる事は大切な事だ。圧倒的に多数のPCR検査を行う韓国を見習うべきという議論も日本で行われているようだ。しかし、上記のように韓国ではPCR検査の能力が日本よりも遥かに高く見積もられていて、不確実性に関しての議論も無いままに検査数が増えている。つまり韓国国内の議論の中で「PCR検査は不確実ではあるが、沢山やった方が有効だ」という判断がなされたわけではないのだ。新型コロナ問題は、現在進行形の未曽有の事態であるため、簡単に「これは正解」「これは失敗」と言い切れない部分は多々ある。だからこそ表面的な数字を見るだけではなく、こうした現状を知った上で議論する必要があるだろう。

【執筆:FNNソウル支局長 渡邊康弘】

【#JBpress】専門家の対策に根拠あり、新型コロナは制圧できる

2020-03-19 19:59:31 | コラム
(矢原 徹一:九州大学大学院理学研究院教授)

 英国のボリス・ジョンソン首相が、流行が収束するまでに人口の60%が感染し、27万人が死亡する予測を発表し、「感染が広がるにつれ、実に多くの家族が身内・親友を失う」という演説を行ったことで、英国だけでなく日本にも大きな不安が広がっています。日本でも多くの人が感染して集団免疫ができるまで流行は収束しないという悲観的な予想を語る識者がいます。しかしその理解は間違っています。

 また、日本は諸外国に比べて検査数を少なくすることで実際の感染者を少なく見せているという批判がマスコミで広く報道されていますが、この理解も間違っています。

 この記事ではこれらの誤解を正したいと思います。いま行われている検査や現場での対策は、正確な科学的理解にもとづくものです。多くの国民がこの点を理解し、感染拡大の阻止に向けて協力することが、国内における新型コロナウイルス制圧というゴールへの王道です。

■ 感染の動態を記述する方程式

 まず、疫学のイロハのイである、「SIRモデル」について説明します。「流行が収束するまでに人口の60%が感染」するという予測はこのモデルにもとづくものです。これを理解せずに感染対策について議論することはできません。現状ではこのモデルについての知識が普及していないため、マスコミやSNS上で不確かな予想が飛び交い、国民の不安を拡大しています。報道関係者、科学者、国会議員、官僚を含むすべての関係者に、このモデルについての基礎知識を持っていただくことが重要と考えます。

 SIRモデルのSとはSusceptible(感受性者:ワクチンがない場合は非感染者とみなしてよい)、IとはInfectious(感染性者:感染力のある感染者)、そしてRとはRemoved(除去者=病院に隔離された人+抗体を獲得して感染しなくなった人+死亡者)です。

 ある日(t)の、それぞれのグループの人数を、S(t), I(t), R(t)と書くことにします。S(t)人の非感染者と I(t)人の感染者が接触して新規感染者が発生します。その際の感染率をbとします。一方で感染者の一部が病院に隔離されます。隔離される割合(除去率)をcとします。この流れを以下の図にまとめました。

 (* 配信先のサイトでこの記事をお読みの方はこちらで本記事の図表をご覧いただけます。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59778)

 この流れ図にもとづいて、「感染者数I(t)の変化率 I’(t)」は以下の式であらわされます。

 I’(t) = bS(t)I(t) - cI(t)

 bS(t)I(t)はその日に新たに感染する人の数、つまり「感染者増加率 S’(t)」です。cI(t)はその日に新たに除去された人の数、つまり「除去者増加率 R’(t)」です。

 I’(t) = S‘(t) - R’(t)

 この式の差し引きがマイナスになれば、感染は収束に向かいます。したがって、感染対策の目標は、S‘(t) < R’(t) という状況(感染者増加率より除去者増加率が大きい状況)をできるだけ早く実現することです。

 下の図は、SIRモデルにもとづくシミュレーションの一例です(西浦博・稲葉寿 2006 感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける定量的課題 統計数理54:461-480より引用)。

 非感染者数S(t)は感染拡大とともに減っていきます(図の右下がりの曲線)。一方で、除去者数R(t)は時間とともに増えていきます(図の右上がりの曲線)。感染者数I(t)は、非感染者数S(t)が多い感染拡大初期には増えますが、やがて非感染者数S(t)が減るため、つまりウイルスが感染する相手が減るために、ピークを境に減り始めます。このため感染者数は釣鐘型の曲線を描き、やがて感染の流行は収束します。

 上記の図のシミュレーションでは、除去者人口は流行が収束した時点で80%を超えています。「流行が収束するまでに人口の60%が感染」するという英国でのシミュレーションはこれよりも控えめです。

 このように、多くの人が感染することで感染が収束する効果を「集団免疫」と呼んでいます。では、新型コロナウイルスによる感染は、集団免疫ができるまで収束しないのでしょうか?  実は、集団免疫ができる前に感染を収束させる方法があります。感染拡大初期に S‘(t) < R’(t)、つまり、bS(t)I(t) < cI(t) という状況を実現できれば、多くの人が感染する前に(上記の図の感染者数のピークが来る前に)感染を制圧することができます。ここでカギを握るのが、感染率bです。これを低く抑え込めば、感染者増加率 bS(t)I(t) が除去者増加率 cI(t) を下回り、感染者は減り始めます。日本での感染対策は、このようにして感染拡大初期に感染を抑え込む戦略をとってきました。そして感染抑止成功の可能性が開かれつつあります。

■ 感染者増加率を減らせる展望は出てきている

 下の図は、3月に入ってからの新規感染確認者数の推移です。

 3月6日以後は、増減を繰り返していますが、増加している状況にはありません。この結果は、感染者増加率がほぼ一定であることを意味します。感染者増加率が減り始めれば、感染は収束に向かいます。現状はその段階には至っていませんが、感染者増加率を減らせる展望は出てきています。

 第1に、感染確認者間の接触の有無のデータから、感染確認者の8割は誰にも感染させていないことがわかっています。このため、感染者ひとりが新たに感染させている2次感染者の平均値は1を下回っていると考えられます。この状況が続けば、感染は収束に向かいます。

 第2に、感染者を増やしている大きな要因は、閉鎖的な狭い場所での集団感染であることが確認されています(全国クラスターマップ)。感染者がもっとも多い北海道ではライブバーと展示会、感染者数2位の愛知県では福祉施設とスポーツクラブ、感染者数3位の大阪府ではライブハウスでの集団感染が、感染者数を押し上げています。また、感染者が急増した兵庫県では、医療施設、介護施設、こども園で集団感染が起きています。このような集団感染を防げれば、感染は収束に向かいます。

 第3に、手洗いやマスク、パーティなどの自粛、病院への安易な通院を控える、などの市民による予防行動が功を奏して、感染率bはかなり低く抑えられていると考えられます。新型コロナウイルスについての直接的な証拠はありませんが、インフルエンザウイルスの感染者数が激減しています。東京都の定点観測データによれば、2019年ピーク時の感染者に比べ、今年(2020年)の1月ピーク時の感染者は23%にすぎません。例年は12月から1月にかけて感染者数が急増しますが、今年は4割程度減少しました。

 以上のような結果から考えて、今実施している対策を徹底し、市民がさらに予防行動に協力すれば、感染は抑え込めると考えられます。

 専門家会議が2月24日に「ここ1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を示したとき、「ここ1、2週間」の間に新規感染確認者数が減少に転じるだろうという予想があったのではないかと思います。私もそのように予想していました。この予想が実現せず、新規感染確認者数が図のように横ばい状態である主要な理由は、各地での集団感染が続いたことです。兵庫県の例のように、これまで感染確認者数が少なかった県でも集団感染が起きて、感染者が大きく増えてしまいました。今後は、このような集団感染を起こさないことが、流行の収束を実現するうえでの鍵です。

 この点で、医療施設での集団感染が続いている事態を重く受け止める必要があります。病院は集団感染のホットスポットなのです。「風邪で発熱しても3日間はできるだけ自宅で安静に」という方針に批判はありますが、病院が感染地点になっている現状を考えれば、これは正しい方針です。ただし、風邪以外の病気が疑われる場合や高齢者・基礎疾患を持つ人が発熱された場合には、すみやかに病院に行ってください。

■ 日本でのPCR検査は不足しているとはいえない

 「日本ではPCR検査が十分に行われていない、本当は感染者がもっといるはずだ」という指摘があります。検査は本当に不足しているのでしょうか? 

 私は、ほぼ必要十分な検査が行われていると判断しています。PCR検査体制を強化して、より短期間に検査結果が出るようにする対策は必要です。とくに兵庫県のように集団感染が多発して感染者が急増しているところでは、PCR検査体制を強化する必要があります。しかし、感染者を隠すために検査をしていないという陰謀論には根拠がありません。韓国などに比べて検査数が少ないのは、本当に発症者が少ないからです。

 この点を理解していただくために、SIRモデルを拡張した「SEIRモデル」について説明します。このモデルでは、E(Exposed:感染力を持たない未発症感染者)を考慮に入れています。一方で、Iは感染力を持った発症者数です。

 「未発症感染者数E(t)の変化率 E’(t)」と「発症者数I(t)の変化率 I’(t)」は以下の式であらわされます。aは発症率で、潜伏期間中の感染者が発症する割合を意味します。

 E’(t) = bS(t)I(t) - aE(t)

 I’(t) = aE(t) - cI(t)

 SIRモデルと同じく、bS(t)I(t)はある日(t)における新たな感染者の数(1日あたりの感染者増加率)です。このうちaE(t)、つまり発症する人を除いた人たちが未発症感染者の増加率 E’(t) ということになります。1日あたりの発症者純増加率 I’(t)は、新たな発症者数(発症者増加率)aE(t)と、新たな除去者数(除去者増加率)cI(t)の差です(下の図)

 検査拡大を主張されている方の中に、未発症感染者数E(t)がどれくらいかを把握すべきだ、あるいは発症者数I(t)に対する未発症感染者数E(t)の比率を知るために検査が必要だ、と考えられている方がいらっしゃいます。

 しかし、感染拡大を抑止するうえでは

 I’(t) = aE(t) - cI(t) < 0

 の状態を実現すること(=発症者数I(t)の変化率を0以下にすること)が肝心であり、この対策としては新たな発症者数(発症者増加率)aE(t)を正確にモニタリングすれば十分です。そして、日本での検査は発症者数をおおむね正確に把握できています。医師が鑑別診断を保健所に求めて拒否された事例が一部にありましたが、そのような不適切な対応への改善がはかられていますので、把握できていない発症者の数は少数のはずです。

 武漢での感染拡大が深刻化した1月~2月上旬には、検査の対象者を中国湖北省・浙江省からの帰国者やその濃厚接触者で感染が疑われる者に検査対象を限定していました。しかし2月13日に尾身茂・地域医療機能推進機構理事長が日本記者クラブで行った講演において、「肺炎サーベイランスへ移行する必要がある。具体的には、渡航歴・接触歴を定義から外し、肺炎発症例を早期に診断・隔離・治療する」という提案がなされ、その後、検査方針がこの提案どおりに変更されました。

 新方針への移行初期には「帰国者・接触者相談センター」での対応の足並みがそろわず、必要な検査が行われないケースが発生しました。これに対しては、医師会が動いて、改善が図られました。現在は、PCR検査機関に医師が直接検査を依頼できるようになり、民間の検査機関による検査も導入され、発症者数を正確に把握するうえでは十分な検査体制ができています。

 ただし、病院ではなく帰国者・接触者相談センターに相談して検査を断られ、憤慨されている方がかなりいらっしゃるようです。新型コロナウイルス感染を疑い、PCR検査を希望される方は、病院で診察を受けてください。

 一方で、PCR検査によって未発症感染者数E(t)を推定することはきわめて困難です。PCR検査の結果は、未発症感染者数E(t)を推定するための証拠として、それほど信頼できる水準ではないからです。PCR検査は、死んだ(不活性化された)RNAでも検出しますので、陽性だからといってEだとは判断できません(偽陽性の可能性がある)。一方で、のどからウイルスを確実にサンプルできるわけではなく、サンプルされたとしてもPCRでRNAが増えないことがあるので、陰性だからといって未発症感染者でないとは判断できません(偽陰性の可能性がある)。

 さらに困ったことに、どの程度の割合で偽陰性、偽陽性の結果が出るかがわかっていません。基礎研究を行って、偽陰性、偽陽性の割合を決めない限り、PCR検査の結果による未発症感染者数の推定値の誤差が評価できません。偽陰性、偽陽性の割合を決める基礎研究は必要ですが、感染拡大への対策上は緊急性がありません。基礎研究は、対策とは切り離して実施すべきだと思います。

 もちろん、未発症感染者数E(t)がどの程度いるのかを見積もる努力は必要です。この見積もりができる資料は、武漢からチャーター便で帰国した乗客のデータです。乗客全員についての検査の結果、未発症感染者は4名、発症感染者は9名でした(Nishiura et al. 2020)。未発症感染者の割合は30.8%です。

 検査はあくまでも手段であり、感染拡大の抑止、発症者の治療が目的です。これらの目的を達成するうえで、PCR検査は新型コロナウイルスへの感染の疑いがある患者への確定診断には有用です。症状のうえで疑いがある患者から陽性の結果が得られた場合、感染していると判断して治療に入ることになります。ただし、陰性の結果が得られても、症状の疑いがある場合には感染していないという判断をすることは難しく、経過観察が必要です。

 3月6日からPCR検査に保険が適用されるようになり、保健所を介さずに、医師が直接検査を依頼できるようになりました。このため、検査が必要と医師が判断した患者に対して検査が行われないという状況は制度上は生じないはずです。ただし、現場では制度の運用が適切に行われていない事例が少数ですがあるようです。制度をしっかり運用することが重要です。また、医師の判断ミスがゼロではありません。あらゆるリスクについて言えることですが、リスクをゼロにすることはできません。一方で、ミスが起きると大きく報道され、あたかもミスがそこら中で起きているかのような誤解が広がります。このような人間の認知傾向は、「利用可能性ヒューリスティック」と呼ばれています。利用可能性ヒューリスティックが招く社会不安を避けるためには、社会全体が医師を信頼し、医師の判断ミスはめったに起きないという理解を広げることが重要です。

■ 内科医はどのように診察するのか

 医師の判断について理解を深めるために、もし私が内科医の場合、新型コロナウイルスに感染したことを心配される患者さんをどのように診察するかについて説明します。私は医師ではありませんが、生物学者としてハリソン著『内科学』という国際標準の教科書を参照しながら書いていますので、ポイントは外していないはずです。

 まずインフルエンザを疑います。その可能性のほうがずっと大きいので、インフルエンザが疑われる症状があればインフルエンザの抗体検査をします。インフルエンザでない場合には、症状の原因が細菌性かウイルス性かの判断が必要です。そのために血液検査をします。白血球値が増えていれば、ウイルスではなく細菌感染による何らかの疾患が疑われます。咽頭炎、肺炎などいろいろな可能性があるので、症状を見ながら判断し、必要に応じて細菌検査やX線検査・CT検査をします(CT検査は新型コロナウイルスによる肺炎の診断に有効であり、確定診断のためにはPCR検査とともに実施が必要です)。また、X線検査・CT検査で肺炎の症状が見られた場合、その原因鑑別のためにPCR検査を依頼します。

 これらの疑いがすべてシロの場合には、ウイルス感染による風邪と思われます。もし新型コロナウイルス感染に特徴的な倦怠感などがあれば、発熱3日以内でもPCR検査にまわします。倦怠感などの特徴的症状がない場合、3日間は様子をみましょう、という診断をします。なぜなら、人間の免疫系が抗体をつくってウイルスを抑え込む過程で、近代医学ができることはほとんどないからです。4日目になっても熱が下がらない場合には、抗体で抑え込めていない状態なので、 新型コロナウイルスのPCR検査を依頼すると同時に、症状の変化をよく診断して、他の可能性についても検討します。

 このように、風邪的な症状の患者を医師が診断する場合、他のさまざまな原因を考えて検査法を選びます。風邪的な症状の原因はたくさんあり、新型コロナウイルス感染である可能性は、感染者との接触履歴がなければ、かなり低いと考えられます。まず他の可能性を考えて検査をするのが妥当です。ただし、医師も人間ですから、微妙なケースについての判断の違いは生じます。もし、4日目になっても熱が下がらないのに検査をしてくれず、その理由が納得いかないという場合には、都道府県か厚労省のコールセンターに電話で相談するのが良いでしょう。また、他の医師の診療を受けるのもひとつの考えですが、病院は感染のリスクが高い場所なので、感染予防対策に十分注意してください。

■ モデルを現実に近づける

 上記のSEIRモデルは、あまりにも現実を単純化しすぎていると考えられる方もいらっしゃるでしょう。その通りです。SEIRモデルのようなベーシックな数理モデルの役割は、時間変化をともなう複雑なプロセスの要点を把握することです。

 現実のプロセスをよりよく理解するには、モデルの仮定を少しずつ現実に近づけて、より予測力の高い改良モデルを開発する必要があります。たとえば、上記のSEIRモデルでは、潜伏期間中の感染者には感染力がないと仮定しています。実際には、感染後に感染力を獲得するまでの待ち時間と、医学的な症状があらわれるまでの潜伏期間とは、しばしば一致しません。つまり、潜伏期間の後期には、症状がないのに感染力がある人もいます。また、潜伏期間には大きなばらつきがあり、このばらつきも感染の動態を複雑なものにします。さらに、1人の感染者が生み出す2次感染者の数にも大きなばらつきがあります。新型コロナウイルスの場合には、特定の場所での集団感染が起きているので、たくさんの2次感染者を生み出す感染者(スーパースプレッダー)がいる可能性が高いです。

 実際の感染対策においては、これらの複雑な要因がからみあった感染動態を、疫学の研究者がより高度なモデルを用い、データを常時モニタリングしながら、判断をしています。とくに、日本では感染ネットワーク(誰が誰を感染させたかの関係)を把握する調査を徹底して行っています。PCR検査を拡大して信頼性が低いデータを増やすより、感染ルートをしっかり把握して対策をとるほうが有効という判断です。私はこの判断は正しいと考えます。

 この判断についてさらに知りたい方は、「西浦博・稲葉寿 2006 感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける定量的課題 統計数理54:461-480」をご参照ください。SIRモデル・SEIRモデルのより詳細な解説に加え、日本の感染対策において活用されている感染ネットワークからどのような情報が得られるかについても解説されています。この論文の第一著者である西浦博北大教授は、中国や日本での新型コロナウイルス感染について日々報告されるデータを精力的に解析し、感染対策に有益・有効な分析結果を公表されています。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためのわが国の対策は、西浦さんのような専門家による正確な判断に依拠しています。

 政府や行政の対応への批判の中で、「検査不足」がしばしば主張されていますが、日本における検査方針はイデオロギーや政治的判断ではなく、科学者の専門的な判断に依拠して実施されています。その判断について議論するうえでは、上記の論文などの基礎文献をある程度読んで、基礎知識を学んだうえで行うほうが良いと思います。

■ 適応学習の重要性

 新型コロナウイルスに関しては、まだわからないことがたくさんあり、専門家の判断が常に正しいわけではありません。しかし、新しいデータによって判断を改善するサイクルは確実にまわっています。社会的問題解決の現場では、限られたデータや判断材料の中で、対策についての意思決定(決断)を行う必要に迫られます。

 このような場合の意思決定の王道は、順応管理(adaptive management)あるいは適応学習(adaptive learning)です。これは、対策を実験としてとらえ、適切な実験計画の下で対策を実施することで、有意義な情報を増やし、より良い対策へと改善をはかるプロセスのことです。「九州大学 持続可能な社会を拓く決断科学センター」のメンバーで執筆中の論文では、このプロセスを発案(Idea generation)、設計(Design)、実験としての実行(Experimental execution)、評価(Assessment)の4段階に整理し、IDEAサイクルと名付けています。

 PDCAサイクルに似ていますが、実行計画を仮説検証型の実験計画としてデザインし、実行を通じてできるだけ有意義な証拠が得られるようにすること、そして得られた結果を分析・評価して、新たな仮説を発案することを重視しています。

 新型コロナウイルス感染拡大という困難な事態に対して、日本の対策チームは上記の西浦・稲葉論文に書かれているような高度な専門的知識を活用し、主要な感染拡大がクラスターによって起きているという仮説を、感染ネットワーク分析法などで検証しながら、新たな知識を増やし、感染拡大の抑止という目標達成に向けて着実な成果をあげています。

 私は、対策にあたる専門家集団への信頼が、社会不安をやわらげ、感染拡大の抑止を早期に成功させるうえで、とても重要だと考えます。科学者は常識や定説を批判し、新奇性や独創性のある発見をすることが仕事なので、しばしば常識や定説、専門家集団における合意に対して批判的です。しかし、社会的問題解決に対する対策を考えるうえでは、新奇性や独創性よりも専門家の間での常識や合意が重要です。今回の新型コロナウイルス感染拡大への対策を議論するうえでは、まず疫学研究の専門家の判断をリスペクトし、専門家の判断の根拠について正確な知識を持ったうえで、建設的な批判をすることが重要だと思います。報道関係者にも同様な姿勢を持っていただきたいと思います。

 まだわからないことがたくさんありますから、分野外からの建設的な批判は有用だと思います。外部者が批判を行う場合、どのような仮説が対策(実験的実行)において採用されているかを理解し、その予測は何か、実際に得られているデータは予測を支持しているか、予測からずれた点があるとすればどのような代替仮説とどのような実験計画が考えられるか、などについて検討するのが良いと思います。このような批判的検討は、IDEAサイクルをまわすうえで役立ちます。

 しかし、いたずらに検査を拡大せよという主張は、建設的ではありません。どのような検査をどのように拡大することで、目標達成に向けてより有用な知識や効果が得られるか、という具体的な検討が必要です。

 検査拡大についていえば、高齢者については発熱後すぐに検査を奨励する、という方針を採用することは考えて良いのではないかと思います。現状では、非高齢者に対する「風邪の症状や37.5度以上の熱が4日以上続く」場合という受診の目安に対して、「高齢者や糖尿病、心不全、呼吸疾患などの基礎疾患のある方や透析、免疫抑制剤や抗がん剤等を服用されている方は上記症状が2日以上続く場合」という目安が設定されています。4日という目安は、「かぜなどの熱は、丸々3日以内に解熱するのがふつうなので4日以上熱が続くときには肺炎を疑う」という医師の間で共有されている経験則「発熱の4日ルール」にもとづいており、免疫系が抗体を作ってウイルスを抑え込む期間にほぼ相当するので、科学的根拠があります。しかし、私が調べた限り、「2日以上」に科学的根拠はありません。少なくとも、集団感染のリスクが顕在化している福祉施設の高齢者には、発熱後すぐに検査するルールを適用するほうが良いと思います。

 このような具体的な提案を行うためには、ある程度の医学的な知識が必要になります。新型コロナウイルス感染の拡大は、国民の間で健康管理についての基礎知識を広げる好機だと思います。どのような症状のときに医師の診察を受けるべきか、どのような症状のときにどのような検査や治療が有効か、などについて国民全体の知識水準が向上すれば、より健康な生活を送ることに役立つし、医療費も削減できるでしょう。知識を学び、冷静な判断力を身に着けることは、不安をやわらげるうえでも有効です。このような考えにもとづいて、「新型コロナウイルス感染予防の科学 入門編」というスライド教材を公表していますのでご活用ください。

 新型コロナウイルス感染の拡大は、日本が初めて直面する国難であり、また世界が初めて直面するグローバルな危機です。この危機を乗りこえるうえでは、何よりも正確な知識と冷静な判断が必要だと考えます。この記事がその一助となることを願います。

矢原 徹一

【#海外の反応】韓国人「我が国の検査キットは完璧なのに8回陰性、死亡寸前に陽性だった…珍しいケースとして残るだろう」

2020-03-19 04:27:57 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国人「我が国の検査キットは完璧なのに8回陰性、死亡寸前に陽性だった…珍しいケースとして残るだろう」。 昨日の続報に愕然。何をどう考えてもこれは後からウイルスが増加したからとかいう理由ではなく、根本的に検査キットがイかれてるだろう。なお死体で再検査しているようですが、これは陽性が出ても陰性だったと隠蔽するコース。でないと「我が国は検査大国ニダ。ホルホルホル」という唯一の自尊心がズタズタになるからね。
-韓国人「もう滅茶苦茶…大邸で死亡した偽陰性17歳青年、1-2回陽性出てたのに未決定にされていた…」
-韓国人「日本は地球上で唯一の奴隷民主主義国家」日本国民が本当に狂った理由とは‥ 韓国の反応
-韓国人「対象的な両首相、安倍は非科学、ジョンソンは無条件科学」。 韓国の毎日新聞ではなく日本の変態新聞の方の記事から引用している模様。なおジョンソン首相は先程白旗上げて方針撤回しましたよ。
-東京大の研究チームが新発見!膵炎治療薬が新型コロナに効果か?!(海外の反応)
-海外「日本が救ってくれる!」中国がアビガンの新型コロナへの有効性確認(海外の反応)
-トランプの中国ウイルス発言に中国激怒…「すぐに正せ」=韓国の反応
-【韓国記事】米教授「我々はまだ韓国になることが出来る」【コロナ】
-文大統領「韓国のコロナ防疫は世界が認めた!」恥知らずの自画自賛!の声!
-海外「バイオテロだ!」新型コロナ検査を拒否してクラスター感染を引き起こした韓国新興宗教に海外困惑(海外反応)
-スペイン強豪クラブの選手&スタッフの35%が新型コロナに感染(海外の反応)
-なぜ韓国では欧米の国のようにスーパーマーケットで混乱や買い溜めが起こらないの?海外の反応
-韓国人「アメリカ人も絶賛!これはコロナ感染予防だ!日本の辞儀の挨拶にアメリカ人も感動!」 韓国の反応
-日本が欧州など38カ国からの入国制限を決定したことに海外びっくり仰天!(海外の反応)
-日本国内のPCR検査件数が実施可能数の2割であることに海外びっくり仰天!(海外の反応)
-韓国「日本がWHOに危険国扱いするな!と圧迫!五輪ボイコットだ」の声
-外国人「日本のコロナウイルスばらまき男、死亡してしまう…」
-海外「ありがとう日本!」日本の治療で外国人が続々回復して海外が感動
-海外「日本はどうなってんだ」 日本の病院で緊急治療を受けた米国人の医療費に驚愕の声。 一応厚労省の「正式な見解」を付け加えておくと、無保険の外国人旅行者に対しては「日本の標準の治療費+通訳費雑費諸々」を各病院で設定出来ることになっているので病院によって価格は異なります。大体日本人の無保険の人の1.5倍くらいが平均みたいですね(但し日本人と全く同じ扱いの病院の方が多い筈。正確には「特に決めていない」からですが)。それでも諸外国に較べれば極端に安いわけですが。なおポケトーク等翻訳機で対応出来ない患者向けに本物の通訳などを頼むと、簡単にその価格は突破してしまうのですが。うちの病院も先日、広東語←北京語←日本語で通訳しないと対応出来ない患者さん(の遺族)がいて真っ赤っか。ただ即金で入院費(日本人と同額)を払って貰えただけ有り難かったですが。なお間違っても旅行保険なしでアメリカで手術なんて受けないように。「盲腸の手術で200万」とか誇張でも何でもない上に、術後2日前後で病院を追い出されて途方に暮れます。

【#海外の反応】【緊急】ウォンのドル相場が完全崩落、紙屑目前に=韓国の反応

2020-03-19 04:25:48 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]

-韓国人「韓国に第2のIMF危機が来れば克服できない3つの理由」。 「前回のIMFは主犯アメリカと従犯日本(と極一部の韓国人による偽装会計)のせい」って映画が昨年韓国で公開されて絶賛されていた筈なので、今度こそ日本は絶対に関わってはいけない。
-【緊急】ウォンのドル相場が完全崩落、紙屑目前に=韓国の反応
-【速報】韓国コスピ、逝く=韓国の反応
-韓国人「今日本と通貨スワップ締結できなければ確実に通貨危機が来る状態になってる件」
-【画像多数】韓国人「カンギョンファ、セクシー過ぎた‥各国要人がメロメロに・・」 韓国の反応
-韓国人「日本の人気テレビ番組があまりにも衝撃的だった…」=韓国の反応。 電波少年なら、こっちよりもプロ野球ネタの方が酷かった。

【#朝鮮日報】米大使公邸の塀を乗り越えた4人、総選挙出馬者のみ保釈許可=ソウル中央地裁

2020-03-19 03:13:45 | 海外の反応
 昨年10月に駐韓米国大使公邸へ集団で乱入し、逮捕・起訴された親北朝鮮団体のメンバー4人が保釈を申請した。申請の結果、1人だけ保釈されたことが確認された。唯一釈放されたメンバーは来月、民衆党比例代表候補として総選挙に出馬する予定だ。ソウル中央地裁刑事18単独の梁銀祥(ヤン・ウンサン)判事は、業務妨害などで逮捕された韓国大学生進歩連合(大進連)所属の22歳の被告など4人の保釈申請に対し、キム・ユジン被告(29)の保釈のみ許可したことが明らかになった。残る3人の保釈は、逃走の恐れを理由に棄却したという。

 この日の裁判所の決定により、キム被告は在宅状態で裁判を受けると同時に選挙を戦うことができるようになった。キム被告は、解散した統合進歩党の後身である民衆党の青年比例候補の予備選に出馬して2位になり、今月5日に民衆党比例代表国会議員候補7番を割り当てられた。当時、キム被告は獄中出馬宣言文を通して「大韓民国は米国の属国ではない」として「外勢の干渉を排除し、わが民族同士力を合わせて統一を実現するため先頭に立って闘争したい」と主張した。キム被告は保釈翌日の17日、韓国国会の「正論館」で開かれた韓米防衛費分担金関連の民衆党記者会見に国会議員候補の資格で出席し、「韓米防衛費交渉中止」を要求した。

 キム被告らを含む大進連の男女メンバー計17人は昨年10月18日、ソウル市中区にある米国大使公邸の塀を乗り越えて無断侵入した。ハリー・ハリス駐韓米国大使一家が生活している公邸の玄関前を占拠するなど、1時間以上にわたって反米デモを繰り広げた。このうち主導者4人が、「犯罪容疑は疎明され、証拠隠滅および逃走の恐れがある」という理由で身柄拘束・収監のまま裁判にかけられた。

ソ・ユグン記者

【#朝鮮日報】症状なしから4日後に白くなった肺…「韓半島で見たことがない肺炎」

2020-03-19 03:08:25 | 海外の反応
 新型コロナウイルスによる感染症が中国だけでなく、北米、欧州など全世界に広がる中、学界からは新型コロナウイルスの臨床結果に関する報告が上がり始めている。新型コロナウイルスは従来の肺炎とは非常に異なる病理学的な特性を持っており、感染者自身も知らない間に肺全体に広がったケースも少なくなかった。

 蔚山医大ソウル峨山病院によると、新型コロナウイルスは平均的にウイルスへの感染から4-7日後に呼吸器を通じ、両側の肺に浸透し、広範囲に広がっていた。CTスキャンでは主に肺の右下葉に白い陰影が見られるという。

 同病院のト・ギョンヒョン教授は「これまでのところ、新型コロナウイルスの臨床結果を見ると、患者全体の20-30%が集中治療室での管理を要するとみられる」と指摘した。一部の無症状患者は軽症に分類されているが、その中には既に肺浸潤がかなり進んでいるケースもあったという。

 ト教授は「通常新型コロナウイルスの感染者は4日から7日で急速に肺にウイルスが浸透し、特に右下葉のCT画像で白い陰影として表れる」とし、「肺浸潤は当初無症状段階では見えないが、5日から8日後には患者の53%で肺の陰影が非常に濃くなり、13日後に好転するか、反対に重症へと発展する。特に肺の線維化は高齢者や男性に多く見られる」と説明した。

 当初はCT画像で異常所見がなくても、その後急速に肺浸潤が起き、重症に至る例もある。ト教授によると、73歳の女性患者の場合、最初の診断確定時にはCT画像で肺浸潤が観察されず、正常との所見が下されたが、わずか3日後から肺浸潤が始まり、7日後には肺全体に広がったという。その後は容体が悪化し、現在は体外式膜型人工肺(ECMO)を使用しているとのことだ。

 学界は新型コロナウイルスが従来の肺炎とは全く異なる経過をたどることに注目している。ソウル大病院のオ・ミョンドン教授は「この分野で30年以上患者を見ているが、この肺炎は従来の肺炎とは非常に異なる独特の特性を持っている。その一つが患者が肺炎にかかっているにもかかわらず、重い症状を感じない点だ」と指摘した。

 新型コロナウイルスは発病初期には風邪やインフルエンザのウイルス、肺炎ウイルスとしばしば比較された。これらはいずれも初期症状が似ており、混同されやすいが、肺炎の場合は黄色いたんを伴い、風邪やインフルエンザよりも症状が長引く特徴がある。一方、新型コロナウイルスの場合は、肺浸潤が急速に起き、肺だけでなく、他の臓器にも転移する破壊的特性が強い。

 一方、新型コロナウイルスによる死者の大半は高齢で既往症があるが、まれに健康な人が死亡するケースもあり、懸念が示されている。疾病管理本部によると、60代以上が89.3%を占め、大半に既往症があった。ただ、海外では既往症がない30-40代が死亡した例もある。中国の眼科医、李文亮氏が代表的なケースだ。

 オ教授は「この病気は新型ウイルスによるものだ。高齢や既往症がある人の死亡率が高いことが把握されているが、30代で特に既往症がない患者も死亡する。健康な人が死亡する確率は確定患者全体の0.1%程度と判明している」と説明した。

ファン・ミンギュ記者

【#朝鮮日報】国境貿易や地域移動を40日間ストップ、北朝鮮で餓死する住民が続出

2020-03-19 03:05:30 | 海外の反応
両江道では国境でも内陸でも食料が手に入らず幹部らからトウモロコシ5キロを強制徴収

「コロナよりも餓死者の方ががもっと多いだろう」

 北朝鮮が武漢コロナ遮断のため中朝貿易および密輸まで遮断したのに続き、内部では封鎖レベルの移動禁止令を下したことで、一部地域では食料が手に入らず、飢え死にする住民が発生していることが17日までに分かった。制裁の長期化に伴う「基底疾患」(経済難)に疫病まで流行していることで、北朝鮮経済の耐久力が限界の状況に達したのではないかとの観測も出ている。

 北朝鮮内部の状況に詳しい消息筋はこの日「北朝鮮は公式な貿易と密貿易のいずれも遮断している上に、地域間の移動もストップさせ市場まで統制したことで、食料など生活必需品が不足している地域が少なくない」「両江道恵山などの国境地域はもちろん、内陸でも食料がないため飢え死にする事例が続出している」と伝えた。

 最近、北朝鮮では食用油、米、小麦粉、砂糖といった食料やペンキなどの生活必需品を中国から輸入できず、価格が大きく高騰しているという。武漢コロナの流入を防ぐため北朝鮮による国境封鎖が40日以上続いたことが影響しているようだ。北朝鮮の市場の物価を定期的に追跡してきた北朝鮮専門メディア・デイリーNKによると、米1キロの価格は2月27日の時点で平壌で5300ウォン、新義州5310ウォン、恵山5540ウォンで、国境封鎖(1月)前と比べて20%ほど上がっていることが分かった。

 上記の消息筋は「中国はコロナ事態でしばらく中断していた中国国内の脱北者北送を最近になってまた再開したが、公式の貿易と密輸は今なおストップしている」と伝えた。今年1月の国境封鎖は北朝鮮が行ったが、今はコロナの感染拡大を押さえ込んだ中国の方がより積極的に北朝鮮との貿易や密輸を遮断しているようだ。

 北朝鮮内部では封鎖レベルの移動禁止措置が行われていることで、市場などでの経済活動が大きく萎縮しているという。一部農村地域では昨年分配された食料が底を突き、食事ができない家庭が続出し、農民たちは農繁期にもかかわらず仕事ができず、農作業に支障が出ているようだ。

 上記の消息筋は「焦りだした北朝鮮当局が各機関や団体の幹部らから1人当たりトウモロコシ5キログラムを強制的に徴収し、緊急の救済に乗り出すしかないほど食糧事情が大変だ」と説明した。北朝鮮は幹部らから徴収したトウモロコシを人民班(20-40世帯)ごとに10キロずつ分け与えているが、分配を受けた住民らは「人間をもてあそんでいる」として当局を非難しているという。北朝鮮内部では「コロナ事態が長期化した場合、コロナで死ぬ住民よりも飢え死にする住民の方が多くなるだろう」といった言葉も出る状況だ。

 最近、北朝鮮当局が高位層の不正や腐敗の清算運動を行っていることも、動揺する民心収拾策の一環と分析されている。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党中央委員会第1副部長が中心となってこの作業を行っているという。

キム・ミョンソン記者

【#朝鮮日報】ソウル大のコンピューターで自動入力プログラムを利用、マスク数千枚買い占め

2020-03-19 03:04:36 | 海外の反応
研究生が知人に頼まれ外部アクセス可能にし摘発

 コンピューターの自動入力を繰り返すプログラム「マクロ」を利用してインターネット・ショッピング・サイトでマスクを買い占めた個人購入者が多数、警察に摘発された。この中には、高性能コンピューターを利用してマクロが使えるように手助けしたソウル大学大学院の研究生も含まれている。

 ソウル・松坡警察署は、マクロ・プログラムを個人に販売した男(32)を業務妨害ほう助容疑で立件したと17日、明らかにした。同署は今月3日、ソーシャル・コマース・サイト「Coupang」(クーパン)でマクロを使用した疑いのあるIPアドレスを約100件入手し、捜査に着手した。分析したIPアドレスをもとに立件されたのは同日現在で18人で、これらの人物が購入したマスクは約10万枚に達する。

 立件された人物の中には、ソウル大学融合科学技術大学院所属の研究生もいることが分かった。ソウル大などによると、この研究生は先月末、研究室の高性能コンピューターを使わせてほしいと知人に頼まれ、遠隔接続プログラムによって外部からアクセスできるように手助けした。この知人はアクセスした研究室のコンピューターでマクロ・プログラムを2回使い、マスク数千枚を購入していたことが分かった。同署は「研究生は知人がマスクを購入しようとしていることを知りながら、ソウル大学のコンピューターを使えるようにほう助したと見て立件した」と説明した。同署は、研究生には業務妨害ほう助容疑を、知人には業務妨害容疑を適用して立件した。

 今回、マクロ・プログラムを販売した容疑で警察に捕まった男は、ページを自動更新して購入までできるプログラムを不特定多数の人々に販売していた。価格は20万ウォン(約1万7000円)だった。この男自身も同プログラムを利用してマスクを数千枚購入した後、高値で転売していた。

チェ・アリ記者