「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#海外の反応】韓国人「ソウルでのコロナ集団感染者数が64人に増加!」→「第2の新天地に成ったな‥」 韓国の反応

2020-03-10 19:42:03 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国ソウル、700人規模の施設で集団感染!64人が陽性判定…さらに増える見通し=韓国の反応
-韓国人「ソウルでのコロナ集団感染者数が64人に増加!」→「第2の新天地に成ったな‥」 韓国の反応
-【悲報】韓国ソウルで最大の集団感染が発生!コールセンターで58人がコロナ感染陽性判定! 韓国の反応
-韓国「世界が感嘆!韓国はコロナ検査大国になった!←コロナ大国だ!これが国か?」の声
-長官に続いて大統領まで「韓国、コロナ防疫の模範事例になるだろう」自画自賛…野党「文政府の精神勝利」と批判=韓国の反応
-文大統領「韓国はコロナ防疫の模範事例になる!」←台湾だろ!自画自賛だ!の声
-ムン大統領「このまま感染者減れば韓国は防疫模範国家」→韓国ネット「模範という言葉の意味が変わったのかな?」
-【国をあげて自画自賛】文大統領「感染者がこのまま減少すれば、韓国は防疫模範事例」
-海外「子供か…」日本への対抗措置…新型コロナで日本人の入国ビザ停止措置をした韓国に海外困惑(海外反応)
-韓国政府、日本人のビザなし渡航を停止へ。日本の入国制限への対抗処置 中国人「これが真の礼尚往来」「韓国はいつも受け身」
-韓国人「安倍がまた韓国叩き!」コロナ防疫失敗を隠そうと、またも韓国に食い下がるのか? 韓国の反応
-海外「もっと早くやるべきだった…」ビザ無効!新型コロナで中国と韓国への入国制限を始めた日本に海外賛否(海外反応)
-韓国人「青瓦台は日本にのみ感情的に対応したのではないと言っているが…」
-韓国政府「日本の対応次第で、日本人の入国制限を撤回可能」=韓国の反応
-日本政府「韓国はいつも誇張して発表。見解の相違は輸出管理の時もであり、あったことも無いと発表する」=韓国の反応
-青瓦台「入国制限、一言も協議はなかった!キーッ!」 日本「またかよ…ちゃんと言っただろ」 韓国政府関係者「ごめん、説明あったわ…」 青瓦台「納得してない!」
-【韓国・対応措置】中央日報 日本語版と韓国語版では記事内容に差。意図的? 韓国「入国拒否、事前協議はなかった」、日本「事前通報した」と主張
-準備なく「韓国人は2週間は待機」とした日本→韓国ネット「自国民を保護することに賛辞を送る。」
-総理大臣に「緊急事態宣言」を可能にする法案が成立へ 海外の反応
-サムスン「ベトナムは韓国人を入国制限するな!例外を認めろ!」恩を仇で返すの声
-韓国人がベトナムをディスりまくってベトナム人がブチギレ!タイでも話題に!【タイ人の反応】
-サウジアラビア韓国人入国禁止でカン・ギョンファ怒りの電話「深い遺憾」 韓国人「え…それだけ?」
-韓国発入国制限109カ国に増加→韓国政府「…」→韓国人「は?相互主義による対抗措置はどうした??」=韓国の反応
-韓国人「コロナで南北統一されるかも知れない‥」北朝鮮軍人180人がコロナで死亡報道が出る! 韓国の反応
-新型コロナウイルスでイタリア全土が封鎖 結婚式も葬式も1ヶ月禁止
-イタリアのコロナ感染者数が9000人突破 韓国を抜いて世界2位に
-【悲報】韓国人「イタリアのコロナ感染者数が1万人に迫る!」イタリアのコロナ感染者数が9172に増加、死者は463人 韓国の反応
-今季はこのまま終了?新型コロナの影響でセリエAが約1か月の中断へ(海外の反応)
-[速報]ドイツコロナ感染者数が1000人を越える!→「韓国は逆にこれから減りますね」 韓国の反応
-【速報】韓国「ドイツの感染者が1000人超え!中国は世界に謝罪と賠償しろ!」の声
-韓国人「全世界でもう韓国が安全な方だよな?」
-合成 vs 違う 「北朝鮮の宣伝メディアが公開したマスク写真」
-韓国人「アリババ創業者が日本に送ったマスクが“韓国製”だと判明wwwwwwwwww」
-韓国でマスク強盗事件発生!鎌を手に「マスクを出せ」…薬局従業員を脅した60代の男を逮捕=韓国の反応
-【韓国・マスク強盗】鎌を持って「マスクを出せ」... 薬局を脅迫した60代の男性逮捕
-海外「日本人らしくない!」静岡県議がマスクを大量出品していたことに海外びっくり仰天!(海外の反応)
-【韓国】避けられない巣ごもり生活 ... "尊い身" となった任天堂 【NO JAPAN 不買運動はどこへ???】
-韓国人「こんな事を教えると日本人がキムチを買い溜めするぞ‥」外国人記者が「韓国人はキムチやニンニクをたくさん食べて免疫力が高いのか?」と質問! 
-海外「日本政府が臨時休校などの影響で休みを取った親に1日80ドル支給されるらしいぞ!!」→支給されるのは労働者じゃなくて企業だよ・・・
-海外「勇敢すぎる!」日本人が新型肺炎にまったく動じてないことに海外がびっくり仰天
-『アメリカクルーズ船で21人が新型コロナウイルスに感染』→韓国ネット「アメリカは対処が早いから日本のようにはならないはずだ」
-外国人「助けて、グランドプリンセス号が腐った飯を出してくるの!」(海外の反応)
-海外「尊敬!」世界的有名シェフが米クルーズ船乗客に食事提供へ(海外の反応)
-海外「私がやろう」新型コロナワクチンの治験バイトに海外興味津々!(海外の反応)
-新型コロナに感染させられる人体実験バイトの募集開始! 謝礼金はなんとwwwww
-イタリアの日本料理店が放火されたことに海外も激怒(海外の反応)
-海外「な、なんだってぇ!」自称日本や世界を救った中国の謝罪要求に海外がびっくり仰天
-「日本ウイルス」「イタリアンウイルス」中国のプロパガンダに海外びっくり仰天!(海外の反応)

【#海外の反応】誇らしい韓国は日本にびびるな!堂々と日本を損切りしよう!本日3ヵ月ぶりに日韓輸出管理政策対話 韓国の反応

2020-03-10 19:41:05 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-韓国政府「祝!金正恩様から親書貰った!平和統一か!?」僅か数日でミサイル10連射→韓国政府「…」=韓国の反応
-誇らしい韓国は日本にびびるな!堂々と日本を損切りしよう!本日3ヵ月ぶりに日韓輸出管理政策対話 韓国の反応
-韓国人「韓国には一切関係なかった世界株式市場の好況が終わる」
-韓国人「日経19000崩壊!完全崩壊!」→「あれ?日本政府必死だな」→「えぇ…日経がプラスに…」→「日本は本当にすごい…」→国有化連呼へ…
-韓国経済は大破綻してIMFより苦しい時代になる!コロナで韓国の大型ショッピングモール自営業者が崖っぷち 韓国の反応
-ついに韓国の終末が来た!北朝鮮のようになる!韓国のシンクタンクがコロナで韓国の景気が急速に萎縮していると診断 韓国の反応
-韓国人「韓国航空会社がNO日本ですでに瀕死状態だったのが分かるグラフをご覧ください・・・」
-韓国人「観光客が激減した日本の近況をご覧ください・・・」
-韓国人「今の韓国は経済問題で日本とタイマンを張ることってできるの?」
-海外「美味しそう!」韓国ソウルで食べられる日本のカツカレーに興味津々!(海外の反応)
-韓国人「日本のIT技術のアプローチ。想像を超越する国です」
-韓国人「恥ずかしがり屋の日本人女性をご覧ください」
-韓国人「東京オリンピックが中止になる事を熱望」
-韓国も滅びそうなのに日本が滅ぶとが言うな!コロナで東京五輪中止なら日本のGDP成長率が1.4%下落予想 韓国の反応

【#海外の反応】韓国人「韓国入国制限106ヶ国に増加…カン・ギョンファー!日本にやったように対抗措置頼む!」 カン・ギョンファ「…」

2020-03-10 04:39:38 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-【悲報】韓国人「ベトナム人が韓国人をコリアコロナと侮辱!」現地のベトナム人が韓国人に接する状況をご覧ください 韓国の反応
-韓国「ベトナムで反韓感情勃発!」ベトナム「韓国人はコロナで謝罪しろ!!」の声
-中国「韓国人へのビザ発行を中断します」韓国政府「えっ…?」韓国人「中国への対抗措置は?????」=韓国の反応
-韓国人「韓国入国制限106ヶ国に増加…カン・ギョンファー!日本にやったように対抗措置頼む!」 カン・ギョンファ「…」
-韓国政府「事前協議無しで入国拒否された!」→日本政府「いや、外交ルートで事前通知してたぞ」=韓国の反応
-日本「入国制限措置、韓国に事前に言った」 韓国「聞いてない」
-【悲報】韓国人「カン・ギョンファ長官、日本の茂木外相との電話が繋がらなくなる…」
-イタリアが韓国を超えて世界2位に…新型コロナ感染者数7375人、死亡者わずか1日で133人増加して計366人=韓国の反応
-韓国「安倍首相が国会で2回咳き込んだ!コロナ陽性?マスクを使え!」の声
-韓国人「このままだと日本はコロナ清浄国になってしまいそうなんだが(汗)」
-愛知県で男性が新型コロナ陽性判定後に飲食店を飲み歩く 中国人「最低」「自由と人権の国」「中国だったら報道されない」
-カナダ人「遂に俺達の国でもトイレットペーパー不足が起きている…」
-こいつらどんだけ尻ふきたいんだ?カナダでもトイレットペーパーの買いだめが起こる。海外の反応
-海外「日本とは違う!」米国が発表したクルーズ船隔離大作戦に米国人が興味津々
-海外「日本に行くよぉ!」日本と米国の医療レベルの差に米国人がマジ号泣
-海外「東京オリンピックが開催できなければ日本経済は終わりだ」東京五輪中止なら損失7.8兆円、外国人からのコメントは・・・

【#海外の反応】金与正に怒られて縮こまった韓国大統領府、北ミサイル発射も強く非難できず=韓国の反応

2020-03-10 04:38:26 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-金与正に怒られて縮こまった韓国大統領府、北ミサイル発射も強く非難できず=韓国の反応
-文支持者「日本株暴落w日本経済終わりそうw」←これwwwww
-韓国コスピ大暴落、遂に1,960線も崩壊=韓国の反応
-はい可能です!韓国は日本と経済問題で1対1の対決が可能でしょうか 韓国の反応
-【悲報】日本語が韓国語化‥日本人でも日本語が理解出来ないレベルに‥ 韓国の反応
-元AKBジュリ「日本のアイドルは未熟だが韓国は完璧」「韓国は輝ける場所」「努力をして楽しさを得られる国が韓国」→「ジュリさん応援します!」 韓国の反応

【#JBpress】新型コロナウイルスから身を守る正しい撃退方法

2020-03-10 04:19:35 | 海外の反応
 本稿のポイントはただ一つ、有効なコロナ「ウイルス」対策に向けた考え方の提示にあります。
 アルコール「除菌」ではなく、ヨードうがい薬やオキシドールなどを使った「消毒」を徹底することで、リスクを有意に低減できると思います。
 コロナ「ウイルス」は「菌」ではありません。
 「何をそんなことにこだわっているんだ。こっちはお勉強したいんじゃない。役に立つことだけ教えてくれれば、それでいい!」
 こういったクレームを3.11の直後に言われた経験があるのですが、以下では役に立つことを記しますので、どうか身近でお役立ていただきたいと思います。

■ 「コロナ菌」の生存期間・・・? 
 SNSでふと目にし、反射的に「これはまずい」! と思った勘違いがありました。
 「コロナ菌」という文字列を見たのです。
 現在流行の兆しがみえる新型肺炎、治療法が確立されていませんが、その病原体を「菌」だと誤解しているらしい。
 いま「コロナ菌」で検索してみると「コロナ菌の寿命」「コロナ菌の生存期間」など、頭が痛くなるような鍵語がつぎつぎと登場しています。
 驚くべきは厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html)にすら、
 問15 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどんなことに注意すればよいでしょうか? 
 (中略)
 (6)手で触れる共有部分を消毒しましょう。物に付着したウイルスはしばらく生存します。
 といった表記がありました。 国民の混乱を増幅していることが認識されます。

 ここでの私たちの目的は、適切に感染を予防することです。そのために、基礎の基礎から確認していきましょう。

 Point 1:ウイルスという病原体は「生物」ではない
 DNAやRNAなど遺伝情報だけを持つ「分子」「物質」で、餌をやったりする必要はなく、結晶化したりすることも可能な「非生物」であること。
 まずこの1の1を押さえておきましょう。
 そもそも生きていないのだから、ウイルスを殺すことなどできません。生存期間もへったくれもありません。
 ウイルスは、ほかの生物の体内に入り込み、自分の遺伝情報を与えて「他人のフンドシ」で「自己複製」するという、タチの悪い寄生の仕方をします。
 そういう、悪い働きをする「物質」だと、まずはっきり認識する必要があります。
 ウイルスを「殺せない」なら、私たちは対抗する手立てがないのか? 
 いえいえ、ウイルスは悪い働きをする「物質」ですが、そういう働きができないように

 Point 2:ウイルスを「壊してしまえ」ばいい
 一般には「不活性化」と表記される場合が多いようです。
 細菌、バクテリアは生きています。多くの場合、彼らは乾燥に弱い。生きていくのに水が必要だからです。
 しかしウイルスは独立した生命体ではなく、単に遺伝情報が書かれた物質(遺伝子のかけら)にすぎません。細菌よりも徹底して「破壊」し尽くす発想で、対処することが重要と思います。
 つまり、コロナウイルス対策は生き物であるバクテリア「殺菌」しようと思うのではなく、遺伝情報物質としての病原体を「破壊」するのだという認識をもって「消毒」するのが、有効な対策の1の1であるといえます。

■ ウイルス増殖メカニズム
 すでにマスコミにも顕微鏡写真が出回っているように、「コロナウイルス」は生物ではなく、ボールのような形をしており、その周りにボツボツがついています。いわば「ボツボツカプセル」です。
 このボツボツが、太陽の周りに観測される「コロナ(花冠)」と似ているというので「コロナウイルス」と名づけられている。ボールの中身はRNA、遺伝情報そのものです。
 ボツボツは一種のセンサーの役割を担っており、これが「標的細胞」を見つけて結合することで、ウイルスの中身である<泥棒の遺伝情報>RNAが私たちの細胞の中に入り込んできます。
 そして、ウイルスの遺伝設計図を私たちの細胞内のたんぱく質合成システムに与えて、いわば工場機能を乗っ取り、「ボツボツカプセル」の材料である「ウイルスたんぱく質」を合成します。
 この新しい「ボツボツカプセル」に、複製された遺伝情報であるRNAを封入して、細胞の外に排出すれば、ワンサイクルが完了。
 私たちの細胞としては、本来の働きが停止して、関係ない「ウイルスたんぱく質の合成」という別の生体工場としての役割に「乗っ取られて」しまいますから、健常な代謝が失われ、またウイルスが作り出す異物たんぱく質が有毒だったりする場合もあり、いずれにしても非常事態に陥ります。
 これが「コロナウイルス」増殖の基本的なメカニズムで、ウイルスに「感染」している人は、一部の細胞をこんなふうにウイルスに乗っ取られているわけです。
 しかし、それほどの大事に至っていなければ「発症」以前の状態にとどまります。
 私たちの身体には免疫の機構がありますから、若くて元気な個体であればコロナウイルスを自前でやっつけてしまうことも可能です。
 今回のコロナウイルス感染で、高齢者に犠牲が多く出ているのは、持病があるなどを含め、免疫機能が落ちている場合、乱入者であるウイルスの反乱増殖を抑えることができず、本来の生体機能にも支障が出て、最終的には生命にもかかわるリスクが懸念されることになる。
 というのが「コロナ菌」ではなく、ウイルスである「新型コロナ」の感染や増殖、発症の大まかなメカニズムということになります。
 これを阻むには、どうすればいいのでしょうか? 

■ 宇宙船を破壊せよ!  コロナウイルスの「壊し方」
 先ほど記したように、コロナウイルスは「ボツボツカプセル」に入っています。一番分かりやすい壊し方は、このカプセルを破壊してしまうことです。
 たとえていうなら、宇宙船に乗って私たちが飛行しているようなもので、もし宇宙船が壊れてしまったら、私たちは宇宙空間に放り出されて、月にも火星にも到着できなくなってしまいます。
 だからまず、このカプセル、一般にはウイルス表面の「エンベロープ」構造などと呼ばれますが、これを壊してしまえばいい、ということになります。
 宇宙飛行ならずとも、飛沫感染などの形で飛来してくるRNA連中が、私たちの身体まで「無事着陸」できないようにしてしまうこと、これに尽きます。
 アルコールが「除菌」ではなくウイルスの「消毒」に有効、というのは、この「エンベロープ」つまり「ボツボツ」センサーのついた危ないカプセルを、有機溶媒で溶かしてしまうから、それ以上感染できない、という動作原理によるものです。
 つまり、膜さえ破壊できれば、どんな消毒剤でも有効ということになる。
 世の中では消毒用アルコールが売り切れたり、1人1本に販売制限したりしているようですが、私の見る限り、コンビニエンスストアでは2リットルくらい入った焼酎のペットボトルが普通に売れ残っていました。あれで私は十分と思います。

 私の両親は大正生まれで、戦時中は兵隊として最前線で、あるいは一市民として焼夷弾に直撃されたりして、いずれも数年単位で寝たきりの生活を送りました。
 もちろんそんな時代ですから十分な衛生設備などありません。
 お酒や焼酎を使って最低限の滅菌消毒を行って命を繋ぎましたから、私が子供の頃も、その延長で、日常生活で身の回りにあるもので、保険衛生を保つのが当たり前でした。
 父の場合は特にシベリアの強制収容所で結核「菌」に罹患し、ほとんど死にかけました。幸い、国際赤十字の視察で見つけてもらい、病院船で復員、10年近く寝たきりでしたが、何とか生き返りました。
 理由は「抗生物質」の発見、ストレプトマイシンがなければ、いまここにこうして私が存在することもありません。
 「コロナ」が「菌」だったら、抗生物質で対処できるのでよほど楽、というのは次回のコラムに記しましょう。

 テレビ・バラエティで「アルコールが効く」などというと、薬局薬店に殺到してアルコールが売り切れになる。
 でもうがい薬やオキシドールなど、より強力な効果を発揮する消毒剤は山のように売れ残っている。
 科学リテラシーの欠如が危機を招くとは、こういう状態を指すように思います。
 ウイルスの「ボツボツカプセル」を破壊するのには、ヨード製剤のうがい薬も、オキシドールなどの過酸化水素水も、当然ながら非常に有効です。
 ただ、どのような部位にどう用いるか、といったことは逐次の検討が必要、これはアルコールも同じことです。
 ヨードうがい薬に関しては、おかしな絡み方をしてくる人も見かけますので、慎重に記すこととして、そうした各論については、続稿でと思います。
 本稿準備にあたってアドバイスをいただいた医師の友人知己の皆さんに、心からお礼を申し上げます。

【#WIRED.jp】いまこそ知っておくべき「コロナウイルス」に関する4つの基礎知識

2020-03-10 04:16:10 | 海外の反応
新型コロナウイルスは、ヒトに感染する7種のコロナウイルスのうちのひとつだ。この新型ウイルスは、いったいどれだけ恐ろしいものなのだろうか。コロナウイルスの基本について、基本的な質問に答えていこう。

Q:コロナウイルスとは、いったいどんなもの?
コロナウイルスとは何百というウイルスの仲間のひとつで、発熱や呼吸疾患、そしてときには胃腸の症状も引き起こす。2019年に発見された新型コロナウイルスは、ヒトに感染することがわかっているコロナウイルスの仲間の7種のうちのひとつだ。

新型コロナウイルスは、今世紀に入ってから動物からヒトに感染したことがわかっている3番目のコロナウイルスである。19年12月に中国で報告されてから世界的な緊急事態を引き起こしており、これまでに多数の感染者と死者を出している。

Q:どうやって感染が広がるのか?
研究者たちは、「SARS-CoV-2」がヒトの間でどのように広がっていくのかを解明している最中だ(SARS-CoV-2は新型コロナウイルスの正式名称。このウイルスから感染する感染症の正式名称が『COVID-19』である)。せきやくしゃみで飛沫感染する可能性が高く、潜伏期間は2日から14日とされている[編註:接触感染する可能性も考えられている]。つまり、発熱やせき、息苦しさなどの症状が現れる前でも、しばらくの間ほかの人たちに感染させる状態にあることになる。

Q:主な症状は?
これまでに確認された症例では、ほとんどの人がからせき(たんのないせき)と発熱を訴えていた。なかには息苦しさ、のどの痛み、頭痛などを経験する人もいる。

Q:感染を予防するには?
とにかく手を洗うこと。そして手を洗い、手を洗う。それに尽きるだろう。そしてデヴァイス類はすべて除菌したほうがいい。手と同様に、スマートフォンやパソコンのキーボード、ヘッドフォンなどにもウイルスは付着する。

医療従事者でなければ、マスクを買うのはやめよう。それを必要とする職業の人々に行き届かなくなる。同じことは手袋にも言える(とにかく手を洗おう)。

もしあなたが高リスク群(高齢者か、糖尿病、心不全、呼吸器疾患などの基礎疾患を有する人)に属している場合、せきが肺炎に重症化する恐れがある。体調が悪くなったら、早めに治療を受けたほうがいい[編註:厚生労働省が発表した「相談・受診の目安」および相談先はこちら]。

Q:「COVID-19」はインフルエンザより怖い?
それはいまのところ、何とも言えない。CDCの事前推定によれば、19~20年シーズンのインフルエンザの患者数は1,900万人から2,500万人、死者数は最大で25,000人だった。一方、コロナウイルスの患者数、死者数を推定するのは難しい。感染している人の数が、はっきりわかっていないからだ。

CDCの推定によれば、「COVID-19」の死亡率は約2パーセントで、インフルエンザより高い。だが、症状があまり重くない患者の数が報告に含まれていない可能性もある。症状の軽い患者は病院に行かない場合もあるし、患者によってはインフルエンザや普通の肺炎と間違えられている場合もあるかもしれない。

疫病学者がかなり重症のケースしか計算に入れていないとすれば、死亡率は実際より高く計算されてしまう。報告されている患者数のうち、死亡する患者数の割合が高めになってしまい、現実を正確に反映した数字にならないからだ。

「COVID-19」とインフルエンザの最も大きな違いは、インフルエンザの場合は医療制度の備えができているという点だろう。インフルエンザは毎年流行する。ほかの年よりも重症を引き起こすウイルスが流行する年もあるが、それでも医師たちは治療の方法、予防の方法を知っている。

これに対して「COVID-19」は未知の分野だ。どのように広がるのかなど、わからないことがまだまだある。それに治療用のワクチンがまだない。世界各国の政府が中国への渡航をやめるようにすぐ勧告を出したのも、新型コロナウイルスに接触した可能性のある人々を隔離しているのも、それが理由だ。

「COVID-19」は、まだパンデミック(世界的流行)であるとは認定されていない。ただし、中国以外の国での市中感染の状況によっては、それも視野に入り始めているかもしれない。すでにイランやイタリア、韓国などでは感染が拡大している。

Q:新型コロナウイルスの公式名称は、どうやって決まった?
ウイルスの分類を正式に託された国際委員会は、新しいコロナウイルスを「SARS-CoV-2」と名づけた。SARSのコロナウイルスに遺伝子的に近いからという理由である。

ところが、SARS-CoV-2が引き起こす病気(せき、発熱、呼吸困難などの症状で、いま中国などで大混乱を引き起こしている病気)の名称は、「COVID-19」だ。この名称が、世界保健機関(WHO)に定められた正式名称である。WHOは、特定の場所や動物、個人、グループに言及せずに、発音しやすい名称を探していた。発音は読んで字のごとく、「コーヴィッド・ナインティーン」である。

もし混乱してしまったようであれば、「HIV/AIDS」のことを考えてみてほしい。ヒト免疫不全ウイルス(human-immunodeficiency virus/HIV)がヒトに感染したとする。治療を受けなければ、HIVは後天性免疫不全症候群(acquired immune deficiency syndrome)、つまりAIDSを引き起こす。

「SARS-CoV-2」に感染しても、発病しない人たちもいる。だが、この病気の症状である「COVID-19」を発症する人たちもいるのだ。

Q:「SARS-CoV-2」はどこからきて、どのように広がったのか?
初期の症例は19年の年末、中国・湖北省の省都である武漢で確認された。武漢の病院が重症の肺炎の患者の治療にあたった際に、これまでとは異なる症状であることが認識された。

MERSやSARSを引き起こしたコロナウイルスと同様に、新型コロナウイルスもコウモリが由来ではないかと考えられている。しかし、コウモリからどのようにヒトに感染したのか、そして最初の感染がいつだったのかは、はっきりわかっていない。

病原体は、仲介となる「病原体保有動物」を介して感染することが多い。コウモリから別の動物に感染し、その動物からつくられる生成物にヒトが接触する流れだ。その生成物はミルクのこともあれば、調理が不十分な肉のこともある。ときには、粘液や糞尿の場合もある。MERSの場合はラクダからヒトに感染したし、SARSは中国・広州市の生きた動物の市場で売られていたハクビシンから感染した。

コロナウイルスのなかには、このように動物からほかの動物へと感染するものもあるが、しないものもある。その理由は科学者たちにもわかっていない。

もしかすると、それらのウイルスはヒトが接触する動物に到達していないのかもしれない。ヒトの細胞にとりつく最適なスパイクたんぱく質をもっていないのかもしれない。あるいは、このような動物からヒトへのジャンプは、わたしたちが気づいているより頻繁に起きているのだが、深刻な反応を引き起こさないので、誰も気づいていないのかもしれない。

Q:コロナウイルスの仕組みは?
コロナウイルスは、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)の4つのグループに分類される。γとδは主に鳥類に感染するコロナウイルスで、αとβは主に哺乳類に感染する。

ヒトに感染するコロナウイルスは1960年代に初めて分離されたが、これらのコロナウイルスが引き起こす症状は軽度のものであると長らく考えられていた。たいていの場合、コロナウイルスに感染しても風邪をひく程度だと考えられていたのだ。ちなみに最も有名なコロナウイルスは、ほかの動物からヒトへと感染するコロナウイルスである。

コロナウイルスは、1本のRNA(リボ核酸)からできており、その遺伝物質は小さなスパイクたんぱく質(とげ状のたんぱく質)が突き出した薄膜に囲まれている。顕微鏡で見ると、それらのたんぱく質はウイルスの上を取り巻く輪からトゲのように突き出ている。この外観により、「王冠」を意味するラテン語の「コロナ」(corona)から名前づけられた。

コロナウイルスが体内に入ると、それらのスパイクたんぱく質が宿主の細胞にくっつき、細胞の核にRNAを注入する。そして複製機構を乗っ取り、さらにウイルスを増やす。こうして、感染が起きる。

感染の重症度は、ふたつの要因に左右される。ひとつは、人体のどの部分にそのウイルスが付着しやすいかだ。普通の風邪を引き起こすコロナウイルスのように、症状が比較的重症ではないコロナウイルスは、鼻やのどなどの気道の上部に付く傾向がある。

これに対して、もっと悪質なコロナウイルスの一種は、肺や気管支にとりつき、さらに重い感染を引き起こす。例えばMERSウイルスは、気道のもっと下の部分や消化管のたんぱく質にとりつくので、呼吸障害だけでなく腎機能障害も引き起こすことがある。

感染の重症度を左右するもうひとつの要因は、コロナウイルスがつくりだすたんぱく質だ。遺伝子が異なれば、たんぱく質も異なる。悪性のコロナウイルスは、ヒトの細胞によってうまく付着できるスパイクたんぱく質をもっているのかもしれない。

コロナウイルスのなかには、免疫システムを回避できるたんぱく質をつくりだすものもある。この場合、患者の免疫反応が大きくなればなるほど、症状は深刻化してしまう。

SARA HARRISON

【#デイリー新潮】「安倍が新型肺炎に罹ればいい」 文在寅“医学参謀”の品性なき発言のウラ

2020-03-10 04:12:34 | 海外の反応
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の医療分野の参謀が「安倍晋三首相が新型肺炎に罹ればよい」と述べた。弾劾の危機に直面する左派政権のあがきだ。発言を韓国観察者の鈴置高史氏が読み解く。

日本が隠ぺい工作
鈴置:韓国の国民健康保険公団の金容益(キム・ヨンイク)理事長が3月3日、左派の政治家が主宰するYouTubeチャネルに出演し、「今日の日本の国会で安倍が答弁しながら咳をかなりしていたらしい」と振られ、以下のように答えました。

・それもいいですね。その方(かた)がちょっと(新型肺炎に)罹れば(日本の患者数の隠ぺい工作が)変わるのではないか。

 聯合ニュースの「金容益『日本が五輪控え新型肺炎を隠ぺい…あまりに政治的な判断』」(3月3日、韓国語版)や、中央日報の「『日本、新型肺炎を隠蔽…韓国よりもより感染者数多い可能性』 韓国の国民健康保険公団理事長が発言」(3月4日、日本語版)が報じています。

 金容益理事長はソウル大学で予防医学の博士号を取得し、韓国の保険行政学会会長を務めるなど、医療行政の専門家です。

 ソウル大学・医療管理学研究所の所長を歴任後には、左派政党の国会議員も務めました。文在寅大統領の医療に関する参謀陣の大御所と報じられています。

安倍は東京五輪に配慮
――医学者がなぜ、隣国の首相の病気を望むのでしょうか。

鈴置:韓国では、特に政権側の人々は「日本政府は新型肺炎の感染者数数を抑えるために、敢えて積極的に検査をしないのだ」と言い出しています。金容益理事長の「安倍は病気に罹れ」発言も、その文脈の中で語られたのです。

 聯合ニュースの「金容益『日本が五輪控え新型肺炎を隠ぺい…あまりに政治的な判断』」(3月3日、韓国語版)の発言部分を翻訳します。

・(日本の感染者数は)韓国よりも格段に多い可能性が高いが、極めて政治的判断を下している。夏に(東京)五輪があるので診断しようとはしないのだ。
・平素なら日本も(感染症を)積極的に管理する国だが、今回は捕捉しようと考えない。五輪という政治的な動員があるためだし、新型肺炎は我が国の人が考えるよりも相当に弱い病気だからだ。
・診断しなければただの風邪で終わる。重症になれば肺炎の治療をすれば済む。日本も老人が多いので死ぬ人は死ぬ――という態度なのであろう。これが本当に良い政治なのであろうか。
・安倍晋三総理の作戦が成功し、隠ぺいが成功すればよいが、(感染が)爆発すればどうするのか、と考えるのだが。暴発しても診断しなければ捕捉できないわけで……。

 以上のような発言の後に、「安倍が新型肺炎に罹ればよい」――つまり、病気に罹って死ぬか退陣すれば、隠ぺい工作が止んで日本もまともになる、との趣旨の発言が展開されたのです。

医療崩壊に陥った韓国
――何を根拠に隠ぺい工作と決めつけるのでしょうか? 

鈴置:根拠は何もありません。韓国では議論は事実に基づかなくてもいいのです。自分に有利になるよう、適当に事実をねつ造するのが常道です。

――「自分が有利」になるのですか? 

鈴置:文在寅政権は新型肺炎で窮地に立ちました。保守派は「中国全土からの入国を禁止しなかったため感染が韓国で拡大した」と主張、大統領の弾劾に動いています(「新型肺炎で『文在寅』弾劾 “習近平に忖度するな、中国からの入国を全面禁止せよ”と保守」参照)。

 文在寅政権は国内の防疫戦術の選択にも失敗しました。軽症者も陰圧室の完備した病院に入院させた。その結果、病院が軽症者で埋まってしまい、重症の患者が自宅で待機するうちに死亡するケースが急増したのです。一種の医療崩壊です。

 朝鮮日報の医学専門記者であるキム・チョルチュン氏らが「患者は20倍多いというのに…MERS規定に縛られた政府の対応」(3月2日、韓国語版)で以下のように指摘しています。

・(こうした失敗は)2015年に発生し186人が感染したMERS(中東呼吸器症候群)の規定にこだわった政府の防疫対策が原因だとの指摘が出ている。
・致死率は高いが感染力は弱いMERSへの対処方法を、MERSとは正反対の致死率は低いが感染力が強く、患者数が(3月1日時点で)4000人近い武漢肺炎(新型肺炎)への対処に機械的に適用したのだ。

 韓国政府は3月1日に方針変更を表明、生活治療センターを設置し、軽症患者を病院から移し始めました。

 ただ、死亡者は増え続け、3月9日0時時点で51人にのぼります。日本の7人と比べれば明らかに多い。後に検証した際「方針転換が遅かった」との批判が起きると思われます。

検査数で日本に勝った! 
――韓国の失敗は分かりました。なぜ、それが「安倍よ、肺炎に罹れ」発言になるのですか? 

鈴置:韓国人は何事につけ「日本よりも上手くやっているか」を気にします。2月半ばまでは、韓国の感染者数が頭打ちになるかに見える一方、日本はクルーズ船の処理にあたふたとしていました。

 当時、韓国紙や韓国人のSNSは、日本の無能を見下し韓国人の優秀さを誇る言説であふれました(「韓国で新型肺炎の患者が急増 保守派は『文在寅政権の「無能、無策」と総攻撃』」参照)。

 しかし、2月下旬に入ると韓国で患者数が急増し、たちまち中国に次ぐ世界2位に躍り出てしまった。心の拠り所が崩れた韓国人は「検査件数が多いから感染者も多いのだ」「日本には検査能力で勝っている!」と言い始めました。

 感染者が増えるにつれ、韓国からの入国禁止・制限を宣言する国が増えました。3月9日現在、入国禁止・制限国は100カ国を超えています。

「世界から除け者にされた」とショックを受けた韓国人は、今度は「入国制限国数で日本に負けたのは、日本がインチキをしているためだ」と言い出したのです。

 感染者数は本当は日本のほうが多い。しかし敢えて検査をせずにそれを隠ぺいしている。それは東京五輪を守るためだ――というロジックです。

 ことに、弾劾の対象となった文在寅政権としては「日本に負けた」と認めるわけにはいきません。そこで大統領の医学参謀が「日本は感染者を隠している」とYouTubeで叫んだのです。

反日VS従中の戦い
――日本を貶めて、効果はあるのですか? 

鈴置:政権支持者の間ではあると思われます。でも、アンチ文在寅の人々には逆効果でしょう。先ほど引用した中央日報の韓国語版の記事。掲載130時間後の読者の書き込み欄を見ると、24本中22本が発言に批判的でした。

 ほとんどが「我々が大変な時に、日本の感染者数が本当はもっと多いと言いだして、それにどんな意味があるのか」「人の国よりもまず、自分の国の心配をしろ」といった、政権の論点ずらしを攻撃するものでした。

 韓国では政権が「反日」という「パンとサーカス」を投げてやれば大衆はそれに飛びつきます。でも今は新型肺炎を抑えきれるかどうかに自分の命がかかっている時です。「パンとサーカス」どころではない。さすがに韓国人も踊らされません。

 そもそも、4月15日の総選挙を前に、政権は反日を武器に票稼ぎに出るぞ、との警戒感が保守の間では広がっていたのです。

 選挙直前に日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄を再び宣言。この賛否を立候補者に問い、米韓関係の悪化を恐れて破棄に逡巡する保守系を「親日派」と決めつける作戦です。

 これに対し、保守派が繰り出したのが「文在寅政権は習近平主席に忖度して中国からの入国を完全に止めず、国民の生命を危険にさらしている」との従中キャンペーンです。

 朝鮮日報の「総選挙は『韓日戦』か『韓中戦』か、フレーム戦争」(2月23日、韓国語版)は保守と左派が「親日」「従中」と決めつけ合いながら総選挙を戦う構図だ、と評していました。

畳の上で死ねない歴代大統領
――それにしても、医学界の大物が「あいつは病気になればいい」と堂々と語るとは……。

鈴置:韓国はそんなものです。発言を報じた中央日報の書き込みでは、90%以上の読者がこの発言に批判的でした。が、「他人が病気になることを望む品性の低さ」を指摘する読者は皆無でした。「軽率な発言だ」との批判は1本ありましたが。

「どんな下品な言葉を使おうが、感情がすっとすればいい」「嘘だろうと相手を罵倒し、言い負かせばいい」というのがこの国の風土なのです。

 それに、政権側も必死なのです。何が何でも4月15日の総選挙に勝たなくてはいけない。もし、保守が3分の2の議席を獲得すれば、文在寅弾劾訴追案が国会を通過します。

 それを憲法裁判所が認めれば罷免が成立。次の大統領選挙で保守が勝てば文在寅氏はもちろん、現政権の中核人物は牢屋に送られる可能性が極めて高い。

 図表「韓国の歴代大統領の末路」をご覧ください。実質的な権力を持たなかった第2代と第4代の大統領は別にして、他のすべてが亡命するか、暗殺されるか、監獄に送られるか、子供が逮捕されるか、捜査の手が伸びて自殺するか――という悲惨な最期を遂げてきたのです。

 畳の上で――韓国には畳はありませんから――オンドルの上で死んだ大統領はいないのです。それに今回は人の命がかかった問題です。収賄罪で起訴された大統領でも懲役10数年の宣告が出ます。それ以上の重い判決が出ることでしょう。

「師団長」に極刑を
――くどいようですが、医者が「あいつが病気になればいい」と言う神経が分かりません。

鈴置:左派政権が倒れたら、この医者――金容益理事長こそが主犯として訴えられる可能性が高いからと思われます。

 発言が報じられた日の中央日報に興味深い記事が載りました。新型肺炎まん延の医学界の責任者は誰か、を追及した「医療社会主義の金容益師団、この中で新型肺炎の実力者は青瓦台のイ・ジンソク」(3月3日、韓国語版)です。こんな1文があります。

・匿名を要求した医療系の消息筋は「ソウル大学教授出身の金容益・国民健康保険公団理事長を頂点とする『医療社会主義者』らが大統領周辺に布陣し、新型肺炎への対応過程でも巨大な影響力を行使した」と語った。

 見出しの「師団」。韓国では強力な派閥を例えるときにも使います。金容益理事長こそは、文在寅大統領の防疫政策に最も影響力を持つ派閥のボス、と名指ししたわけです。

 この記事が本当かどうかは別として、これだけ明確に非難された以上、保守政権が成立したら世論は「新型肺炎の流行を助長した師団長」の極刑を要求することでしょう。

 それを防ぐには、安倍政権の防疫政策が間違ったと決めつけ、我々のやり方が正しかった、と主張しておくしかないのです。

ウイルスではなく国民同士が戦う
――結局、韓国が内輪もめする中から「日本が劣っている」「安倍は病気になれ」との発言が飛び出しているのですね。

鈴置:その通りです。世界中の国が新型肺炎と戦っている時に、韓国だけは国民同士が戦っているのです。感染者と死亡者数が増えるほどに、政権側の旗色はどんどん悪くなっているのですが。

 追い詰められた文在寅政権は、キリスト教系新興宗教の新天地イエス教会が諸悪の根源だ、とキャンペーンを張る作戦に出ました。

 どこまで本当かは分かりませんが、政府は「新天地イエス教会の信者が中国・武漢でウイルスに感染して帰国、狭い空間に密集して座ってミサを行ったため感染が一気に広まった。政府が感染の拡大を防ぐために信者のリストを要求したが、新天地イエス教会は応じていない」との情報をメディアに流し続けています。

 これは一定程度、効果があると思います。新天地イエス教会は正統派のキリスト教――カトリックともプロテスタントとも激しく対立し、もともと強い警戒感を持たれていたからです。

 それに新天地イエス教会の指導者はキャラ立ちした人で、3月2日に実施したお詫びの会見で傲慢な態度も見せました。メディアは国民の反感を掻き立てる方向で報じました。

 ただ、保守系紙は同時に「政府の責任転嫁」も指摘しています。最大手紙、朝鮮日報は3月3日、社説「国民は新天地の責任、政府の責任すべてを知っている 防疫に集中せよ」(韓国語版)の結論部分で「国民は馬鹿ではない」と書きました。「つまらぬ世論操作などするな」とクギを刺したのです。

中国には報復しない韓国
――では、やはり「反日」でごまかすしかない……。

鈴置:ええ、そうなるかもしれません。ことに安倍政権が文在寅政権をさらなる窮地に追いやったからです。「票稼ぎの反日」ではなく、「本気の反日」となるでしょう。

 3月5日夜、日本政府は3月9日以降の中国と韓国からの入国者に、2週間の自己隔離を求める方針を発表しました。ビザ発給も制限しますから、中国人と韓国人に対する事実上の入国禁止措置です。

「発表前、日本は中国には知らせたが、韓国には何の事前通告もしなかった」と韓国では報じられました。日本に軽く見られたと感じた韓国人の怒りは文在寅政権に向かいました。

 この政権がもっと困惑したことは、日本が中国人も同時に事実上の入国禁止にしたことです。韓国政府は日本に対しては直ちに6日夜、報復措置として日本人の事実上の入国禁止を打ち出しました。

 しかし、中国人に対してはそうはできない。その結果、「中国の顔色ばかり見る文在寅」とのイメージがより鮮明になってしまった。

 韓国経済新聞は社説「相次ぐ奇襲入国制限…どうして韓国はこんな国になったのか」(3月6日、韓国語版)で、そこを突きました。翻訳します。

・(日本の入国規制に対し)即刻、青瓦台(大統領府)は「相互主義に立脚して日本に対応する」としたが、相互主義というなら(先に韓国からの入国規制を敷いていた)中国にまず、適応すべきだ。

 朝鮮日報の社説「日本は遅ればせの中国遮断、世界から孤立した我が国は日本にだけ憤怒」(3月7日、韓国語版)の最後の段落の書き出しが以下でした。

・中国経由の外国人を防げない国は今や、世界の重要国の中で韓国だけとなったと言って過言ではない。

日本の仕掛けた「落とし穴」にはまった
――韓国も中国人の入国を阻止すればいいだけでは……。

鈴置:今になって中国人を阻止すると、「やるんだったらもっと早くすべきだった」との厳しい批判が巻き起こるのは確実です。朝鮮日報の社説は先回りしてそれを指摘しています。末尾を翻訳します。

・すでに感染者が6000人を超え、防いでも意味はない、との声も出る。いったいどうなっているのか。

 中国への門を開け続けても、今になってあわてて閉めても、文在寅政権に対する怒りは燃え上がります。この政権は「日本が掘った落とし穴にはめられた」と感じているでしょう。

――安倍政権はそこまで考えて「中韓からの入国制限」に動いたのでしょうか。

鈴置:そんな深い意図はないと思います。韓国で感染者が急増しているから韓国との門を閉めた。習近平国賓訪問が延期となったから中国との門を閉めた――に過ぎないでしょう。

 ただ、韓国人の受け止め方は異なります。思い出してください。今、この国では保守と左派が死闘を繰り広げているのです。窮地に追い詰められた左派政権の目には、日本が文在寅攻撃の材料を保守に送ったと映ります。

手負いの文在寅は何をするか分からない
「日本の入国禁止」を受け、3月6日朝に韓国外交部が記者クラブの記者にSNSで送ったコメントには「日本の措置には防疫以外の意図があると疑わざるをえない」とありました。

 聯合ニュースの「政府、日本の『入国拒否』に『底意』と疑う…日本人の訪韓を制限するか」(3月6日、韓国語版)などは、それを「日本の底意」と表現しました。

 韓国人が考える「日本の底意」にはいろいろな意味があるのでしょうが、「保守派と手を組んでの文在寅政権打倒」も含まれると思います。

 反日だけではありません。韓国の保守の間では、手負いの文在寅政権が何をしだすか分からない、との危惧が広がっています。それはいずれお話しますが、とにかく今、韓国から目を離してはいけないのです。

鈴置高史(すずおき・たかぶみ)
韓国観察者。1954年(昭和29年)愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。日本経済新聞社でソウル、香港特派員、経済解説部長などを歴任。95~96年にハーバード大学国際問題研究所で研究員、2006年にイースト・ウエスト・センター(ハワイ)でジェファーソン・プログラム・フェローを務める。18年3月に退社。著書に『米韓同盟消滅』(新潮新書)、近未来小説『朝鮮半島201Z年』(日本経済新聞出版社)など。2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年3月9日 掲載

【#NEWS ポストセブン】「コロナは26~27度で死ぬ」このデマの情報源を突き止めた

2020-03-10 04:06:29 | 海外の反応
 新型コロナウイルスに関するデマが“感染爆発”を起こしている。SNSやメールを通じて嘘の「予防法」などを信じさせられているシニア層がどんどん増えているのだ。
 デマには流行があり、1月末頃には「致死率15%。人類史上最凶のウイルス」というガセ情報が広がったが、いま、ネットで感染のピークを迎えているのが、「〇〇病院(実名)の看護婦さんからのアドバイスを提供いたします」ではじまる次のような内容だ。

〈武漢研究所に派遣されるクァク・グヨンの米国友人の文です。必ずたくさん伝達してください。

 彼は無限肺炎ウイルスの研究を行っています。たった今電話をかけてきて、風邪を引いたときは鼻水と痰があり、コロナウイルス肺炎は鼻水のない乾いた咳なのでこれが最も簡単な識別方法だ。このような医療知識についてもっと知れば、予防に役立ちます〉

──と風邪と新型肺炎の症状の違いが書かれ、次に“予防法”が続く。

〈今回の武漢ウイルスは耐熱性がなく、26―27度の温度で死にます。そのため、お湯をたくさん飲む。親戚にお湯を飲ませれば予防できる。陽射しの下に行ってください。冷たい水、特に氷水を飲まないでください。お湯を飲むことはすべてのウイルスに効果的です〉

 ウイルスを殺菌できる温度は「26~27度」という記述が多いが、「36~37度」「56~57度」など複数のバージョンがあった。人から人へと伝わるうちに少しずつ変化するところはウイルスそっくりだ。

 こうした情報が「友人から、貴重な情報が入りました」「医療機関に勤めているドクターから情報が入ったので」とシェアされ、拡散されている。

 文末に「医師の助言」として、〈コロナウイルスは大きさが非常に大きく(直径は約400-500nm)、すべての一般マスクでこれをフィルタリングすることができます。しかし、感染した人があなたの前でくしゃみをすれば3メートル離れ、気をつけてください〉など、8項目の丁寧で不正確なアドバイスが付いているパターンもある。

 もちろん、根拠がないデマだ。お湯を飲んでも新型コロナウイルスの予防にはならないし、同ウイルスの直径は100~200nm(ナノメートル)で、ウイルス自体の侵入をマスクで防ぐことはできない。

◆デマの発生源も「中国」

 いったい、どこでこのデマが生まれたのか。経済ジャーナリストで中国語の翻訳者でもある浦上早苗氏は、この怪しい内容のメールが多くの人から繰り返し届いたことに疑問を感じ、送信者を遡っていくことで情報源を突き止めた。

 元ネタは2月中旬に中国のネットで流れ、「これまでのデマをミックスしたスーパー混合デマバージョン」と紹介された文章だった。中国の医師グループが開設した「新型肺炎情報特設サイト」で内容が検証されて完全に否定されている。浦上氏の日本語訳である。

〈同級生の甥で、修士課程を卒業し、深セン病院で仕事をしている人が、新型肺炎の研究のために武漢に行っています。彼が今電話をかけてきて、友達に伝えるように言いました。ウイルスは26~27度の環境で生きられないので、お湯をたくさん飲むように。体を温めて、生姜をたくさん食べて運動もたくさんすると感染しません。生姜、にんにく、唐辛子もいいです。寒いところにはいかないように。ウイルスは太陽にさらすと消滅します〉

 たしかに共通点が多く、“原典”らしいとわかる。中国で「デマ」と断定された情報だったのだ。

 それがどのように日本に伝わり、多くの人に信じられていったのか。追跡した浦上氏が語る。

「この日本語版を見た人を辿っていくと、私が確認した中で一番早かったのは2月20日、佐賀県の男性が機械翻訳されてどうにか意味がわかる文面をLINEで受け取っていたことがわかった。それ以降のものは、日本語が少しずつブラッシュアップされていくつものバージョンに分かれていた」

 拙い日本語が混ざっていることも、もとが機械翻訳されたものであれば腑に落ちる。デマの“スーパー・スプレッダー”もいた。

「著名なブロガーなど発信力のあるインフルエンサーがSNSやブログにあげて急速に広がっていた。情報を受け取って自分でも拡散した人に取材すると、病院の院長の奥さんやPTAの会長夫人、薬剤師など、社会的地位のある人から送られてきたから信用してグループLINEなどで他にも伝えたというケースが多かった」(浦上氏)

 この偽情報を信じた1人に世界を相手にビジネスをしてきた経済人がいた。彼は知人や家族に情報を回してお湯を持ち歩くように呼びかけた。国際人で情報リテラシーが高く、一般人が知ることができない高度な情報に接してきた人物までが善意で偽情報の中継者になっていることが、今回のデマの怖いところである。

 新型コロナウイルスの感染力は「1人から2~3人に感染」と推定されているが、SNSを通じたデマの感染力ははるかに強力だ。とくにグループLINEの場合、1人が情報をアップすると、10人や20人のグループメンバー全員に瞬時に共有され、「他の人にも知らせておこう」と考えたメンバーたちからそれぞれが参加する別グループへと爆発的に拡散していく。

※週刊ポスト2020年3月20日号

【#朝鮮日報】【コラム】韓国政府が触れない外信報道

2020-03-10 04:01:20 | 海外の反応
「韓国の先制的防疫対応、大規模な検診実施、透明な情報公開などは今後の感染病対策のための良い先導的モデルだ」

 新型コロナウイルスによる感染症の確定患者数が世界2位の韓国の洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相は4日、国際通貨金融委員会の会議でそう発言した。これまで政府・与党がオンライン、オフラインで国民に訴えてきた宣伝論理を外国高官にそのまま押し付けたものだ。彼の自画自賛を27カ国の代表が聞いた。

 韓国政府の「コロナ自画自賛」の主な根拠は海外メディアだ。企画財政部は3日、海外メディアの肯定的な反応を集めた広報資料をインターネット上に掲載した。最初のページにドイツ、英国の有力メディアによる記事を掲載した。英エコノミストが「医療分野の正直さが希望よりも大きな価値」と書き、ドイツのシュピーゲルが「韓国政府の戦略は断固とした透明性だ」と評したなどと、それぞれ韓国政府を称賛したかのように表現した。

 まず、エコノミストの記事原文には韓国に対する肯定的な評価はなかった。韓国に対する言及も「韓国とイタリアのように、疾病が広がったならば、中国人の入国禁止は効果がないだろう」という一文が全てだった。この記事が評価した唯一の国は米国(「適切な疎通の好例」)だった。

 韓国政府はまた、シュピーゲルの「Radikalen」という単語を「断固な」と翻訳したが、本文を読めば、それはむしろ「過激な」「急進的な」という意味に近い。本文は「(韓国政府が)監視カメラ、クレジットカードなどを分析し、確定患者の移動経路を公表した」と紹介し、「大衆がそれをどれほど受け入れることができるかを考慮すべきだ」と指摘した。「懸念」が「賛辞」に変わってしまった。

与党共に民主党は同日、公式ツイッターに「米保健省長官がFOXニュースで、『イタリアと韓国には非常に先進化された公衆保健、医療システムと透明なリーダーシップがある』と発言した」と書き込んだ。発言自体は事実だった。しかし、インタビューの重点は両国に対する「旅行制限」の是非だった。問題のインタビューで米保健長官は「(両国に対する)ビザ制限も可能だ」「あらゆるオプションをテーブルに置いている」と発言した。そうした部分を無視し、友好国に対する旅行制限決定を論じるのに先立ち、体面を保つために発言した部分だけを引用し、それを称賛だと紹介した。

 海外の主要メディアの中には韓国政府を批判的に扱ったところが多い。ニューヨーク・タイムズは「韓国大統領の『コロナ終息』発言は代償が大きいミス」という見出しを掲げ、ワシントン・ポストは新型コロナウイルスとアジア経済に関する記事で、「新型コロナウイルス問題にしっかり対処できなかったことは、文在寅(ムン・ジェイン)政権の失敗になり得る」と評した。ABCニュースもマスク不足を取り上げた。

 全世界が韓国に投げ掛ける懸念の視線を韓国政府はまるで諸外国による関心かのように楽しんでいる。その間に韓国の新型コロナウイルスの累計感染者数は7000人、死者は50人を超えた。

ウォン・ウシク社会部記者

【#朝鮮日報】大邱を泣かせる妄言、一体なぜそんなことなさるのですか

2020-03-10 04:00:21 | 海外の反応
与党関係者がまたも「ぼうっとしている大邱市民は韓国党に関心、あまりにも無能」

大邱市長「けなしや臆測はやめてほしい」

野党「総選挙に目を奪われ大邱市民にあいくちを刺した」

 韓国与党から武漢コロナ感染症が最も広がっている大邱・慶尚北道(TK)を狙った「妄言」が相次いでいる。

 与党・共に民主党釜山市党に所属するイ某氏は7日、フェイスブックに「新天地とコロナ19の脅威は全国にあるが、大邱・慶北だけが非常に際立って深刻な理由は、韓国党(未来統合党)とそいつらを狂信する地域住民の甚だしい無能も大きな役割を果たしている」と書き込んだ。そして「4・15総選挙の投票をしっかりとやりましょう。無能な政府を審判すると言ってもっと無能な未統党(未来統合党)に投票したら、さらに大変なことになる」とも主張した。今月5日にも同氏は「大邱新天地と同じ側のヨンジン(大邱市長)の側に立ち、逆に政府の悪口を言いふらす魂が抜けた68%の大邱市民たち」と書き込んでいた。

 親文性向のインターネットコミュニティーでは、文在寅(ムン・ジェイン)大統領による先月25日の大邱市庁訪問当時、感染者との接触があった大邱市行政副市長が会議に同席したことについて「大邱市が故意に文大統領の会議のとき、感染者を投入した」「大邱市と新天地の李万熙(イ・マンヒ)総会長は秘密のコネクションがある」との書き込みがアップされた。

 これに先立ち、共に民主党全国青年委員会政策委員も今月1日、インターネットコミュニティーに「今、文大統領のおかげで他の地域は安全なので、大邱は損切りしてもよい」と書き込んで問題になった。共に民主党の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員は「大邱封鎖」発言で首席スポークスマン職を辞任した。インターネット放送「ナヌン・コムスダ(私は小ざかしいの意、通称ナッコムス)」出身の金於俊(キム・オジュン)氏は今月6日、自らが司会を務めるTBSラジオの番組で「コロナ事態は大邱事態であり、新天地事態」と発言した。この発言を受けTBSのホームページには「特定の地域と集団をいけにえにし、政権与党の責任回避を後押しするかのような発言は到底容認できない」としてキム氏の降板を要求する書き込みが掲載された。

 一連の問題についてクォン・ヨンジン大邱市長は8日の定例ブリーフィングで「事態の解決に力を結集できるよう、根拠のない疑惑の提起や臆測は中断してほしい」と公式に呼び掛けた。クォン市長は「大邱では連日数百人のコロナ19感染者が相次ぐ未曽有の状況で、医療陣と警察、消防公務員、市・郡・区の公務員など多くの人たちが戦場のような現場で死闘を繰り広げている」「一部で根拠のない疑惑を提起し、臆測が飛び交うことで大邱市の防疫対策を難しくしている」と指摘した。

 野党は「共に民主党と与党関係者たちが武漢コロナ防疫失敗の責任論のため、総選挙で不利な状況が展開されるのを懸念し、新天地に続いて大邱・慶北までいけにえにしている」と主張した。未来統合党の沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表は「大邱市民にあいくちを突き刺した」「ただ総選挙を前に他人のせいと支持層の結集にばかり目を奪われている」と指摘した。未来統合党大邱市党は「ここまで来たら共に民主党の計画的な加担が疑われるほどだ」として「共に民主党は大邱市民に土下座して謝罪せよ」と要求した。

 大邱選挙区選出の共に民主党・金富謙(キム・ブギョム)議員(当選4回)も本紙の電話取材に「われわれの地域住民の心を傷つける行為はやめよ」「与党勢力は一言一言に注意すべきとき」と述べた。しかし共に民主党の執行部は党内外での度が過ぎた発言について特別な制裁措置は取っていない。

■特別取材チーム

大邱特別取材チームチーム長=チョ・ジュンシク副局長兼社会部長、朴円秀(パク・ウォンス)、オ・ジョンチャン、クォン・グァンスン、ピョ・テジュン、リュ・ジェミン、イ・スンギュ記者